「陶と暮らし2023」での収穫③
以前出会った器もご紹介します。
こっちはいつ買ったのかなー?
東京にあるので5年以内、だとは思いますけど。
実はタイトルバックの画像は自宅所蔵の作品群で、
東京にはまた別に収蔵品がありまして。
妻が知るとシバかれるかもしれませんけれど。w
さておきGenya Kikuchiさんの作品、だと思います。
技法としてなんて言うのか詳しくないですが、
貫入のように釉薬ではなく、土そのものの表面が
細かくヒビ割れているのが最大の特徴。
もちろんそう見えるだけでお茶が漏れたりはしません。w
生乾きの土を無造作にムニュッと円筒状に丸めたような、
もしくはリング状の穴から土を絞り出したような、
そんな肌質。おもしろくないですか?
少なくとも何年も陶器市を見てきた私にとっても
かなり印象的でした。で、迷わず買いました。
ひと目見て買おうと思ってしまった。
鉄のように無機質で粗い黒色の生地、
その内側と呑み口のあたりに生を感じさせる
緑色の釉薬がたらーり。良い感じですねー。
内側の底の縁にはガラス状に溜まっていたり。
この絶妙なコントラストがたまりません。
高さ約65mm、やや厚口、手を添えるあたりを
少し凹ませている以外、形はいたってシンプル
ですが、なんとも言えず力強くナマナマしい。
外側の下の部分をキュッと3箇所削って
あったりする小技も効いています。
こいつで朝宮茶や政所茶あたりを飲むと
実に美味そうだなーと感じ、即買いしました。
Genya Kikuchiさん、いい仕事しますね。
また笠間の「陶と暮らし」でお会いしましょう。
工房は笠間ではないようですが。w
ものすごーく期待してます!
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