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「陶と暮らし2023」での収穫⑥【最終回】

得意ジャンルじゃないのに惹かれた器。

実は私、あんまりこういう景色の器、
買わないんですけどね。
白釉?雪釉?の、モリモリバキバキした器。
※間違っていたらすみません
お菓子の「雪の宿」みたいな仕上がりのやつ。w
今までの印象では総じてどれもデカくゴツく、
「ド派手に盛っときました!」みたいな
印象が強く。「それはいいけど、ほかは?」と
いつも心のなかで突っ込んでいる感じでした。
むかーし一度九州で、これでもか!というほど
モリバキした器を買った覚えがあるぐらい。
なんかもう、見た目がジャミラでしたけど。w
ここまでいくとオモシロイよね、ということで。
そのうちご紹介しますのでお楽しみに。
そんな中で珍しく私の心を射止めたのが
今日ご紹介する藤田光広さんの作品です。
(竹原陶房 https://www.instagram.com/takeharatoubou/

手のひらの中で何かが生まれそうな存在感。

まず高さ約75mmとこじんまりしていて、
威圧的?じゃないところが私の好み。
ギュンと小さなフォルムは手に馴染みやすく、
手のひらの中のタマゴがパリパリと割れて
小さなひなが孵化しそうな存在感。
白釉は均一ではなくランダムにかかっていて、
あちこちひび割れていたり泡立っていたり。
静かに動的なニュアンスを表現しています。
白釉ってこんなサイズ感で、そしてこんな
かかり具合が良いのでは?なんてね。
それでなくても主張強めになるので。
料理で言えば味濃く感じるんですよね、なんか。
と個人的には思ってしまいます。

余白の妙、程よい加減、そのバランス。

白釉は外側上部だけにかけられているので、
外側下部と内側はベースの黒色のまま。
暗い内側から何かがモリモリと生まれそうな、
ちょっとしたワクワク感も魅力的です。
※なんか今日は鶴瓶よろしく擬音多めw
やっぱこれぐらいの塩梅が良いですよね。
絵付けにしろ釉薬にしろサイズ感にしろ、
やりすぎてしまうとちょっと…。
カレーだってご飯とルーのバランスがあるし、
トッピングの妙、なんてのもありますし。
どこを食べても一本調子で同じ味、というのは
面白みに欠けるというか飽きるので。
余白の妙、というのも大切じゃないかと。
うちら広告屋にも通じるお話ですけれど。w

次回から益子の陶器市やります!

と、このあたりで昨年の陶と暮らし2023に
関するお話はおしまい!みなさんまた笠間で!
で、次からは同時期開催されていた
益子の陶器市のお話と器のご紹介を。
こちらは昨年の会場の様子がわかる画像が
少しあったので、合わせてご紹介します。
期待してもらうほどのもんじゃないけれど。w
ちょっと巻きで進めないと、そろそろ
今年の春のシーズンが始まりそうだしね。

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