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笠間 陶炎祭2024/収穫④【最終話】

なんだか楽しそうだったのでついついと。

仲本律子さんの作品です

最初に断っておきますが、
この作家さんのこと、あまり良く知りません。
なんだか大変人気で忙しそうで、
お話している暇もないぐらいだったので。
ですがなんとなく気になって、
もちろん器のことがね。

なんだかね、センスよくないですか?
この方の作品。
さして手が込んでいる風でもないのに(失礼!)
ちゃんと美味しいところを押さえている。
重すぎず、それでいて軽すぎず、
普段遣いの食卓にもぴったり。
基本は和なんですが洋の場でも似合う。
お茶でもお酒でもコーヒーでも、
どんな飲み物でも似合いそう。
こういうのって簡単そうで
なかなかできない芸当。
さすが、人気のほどがうかがえますね。

飲み物をやさしく包み込む関東風の桜餅。

作家さんのご紹介を忘れていました。
仲本律子さんという女性陶芸家です。
器の高さは約105mm。
一枚の外皮をくるりと巻き込んで、
一直線にピッと貼り合わせたような。
そう、関東風の桜餅のように。
※関西風は蒸したもち米で全包囲
そうして止め口の一番上に青い印をペタリ。
どうです、ニクイばかりのセンスでしょ。

全面に大ぶりに描かれたシンプルな模様に、
釉薬がこれまたラフにたっぷりと。
地肌の色とのコントラストを表しつつ、
見えるようでよくは見えない、
見せていないようでちらりと覗かせる。
やはりこの人はタダモノではないようです。

簡単に言えば、自分とセンスが合う作家さん。

ま、なんだかんだと
長い前置きをしてきましたが、
簡単に言えば波長が合うんでしょう。
もっと言えば、誰かこんなの作らねーかなー、
※オレはよー作らんけれど
と思っていたものが目の前にあるやん!
という感じ。

それはあたかも太宰の小説を読んで
コレコレ!なんでわかるの?
と共感してしまうようなもんで、
直感的かつ既視感的な出会いを
感じてしまったんでしょう。
何言ってるかわかんなくなってきましたが。w

ホレホレー、
そんなに難しくひねって考えなくても
良い器なんてカンタンにできちゃうのよ♪
そんな軽やかさと思い切りの良さ。
そしてやりすぎない寸止め感。
いつかお時間ができれば、
いや人気がありすぎてないかもしれんが、
じっくりお話を聞いてみたい作家さんでした。

と、これで春のカサマシコのご紹介は終了。
次はどうしましょうかね?
ちょーっと考えときます!

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