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益子 春の陶器市2024/収穫②

はるか宇宙の彼方からやってきたオモチャ。

山口由次さんの作品です

益子、共販センターシリーズ第二弾。
なんでしょうか、この器。
特に説明はいらないかもしれません。
もう見たまんま、トゲトゲにトガっています。
好き嫌いが大きく分かれるかもしれませんが、
私は大好きです、大好物です!
見つけた瞬間、しばらく見入ってしまいました。

高度に洗練された、とか、
無作為の作為、とかじゃなく。
子どもが夢想するような空想上のデザインを
そのまんまカタチにしたような器。
ストレートな、ある意味外連味のない、
ものすごく上質なオモチャ。
私にはそんなオーラが伝わってきました。

当の本人の山口さんがお留守だったので、
そんな感想を奥様と散々話していると、
途中でひょっこり戻ってこられて。
全然こんな器作ってる感じじゃないんですよ、
という奥様の言葉通り、
全然イメージと違う山口さんが現れました。
でもね、そこがまたいいんですよ、奥様。

同じサイズ、形に並べられたスタッズ風意匠。

高さは約85mm。
金銀のスタッズを打ち込んだような外観には、
同じく金銀の小さな星のようなドットが。
そこに透明ブルーのガラス釉がたらーり。
しかもこのガラス釉、内側に何度も
重ね付けることで、底には南国の海のように
何層もの深いブルーのグラデーションが。
想像以上に手の込んだ作品です。
いやいや、ご本人にお会いした際に、
手抜きを感じていたわけではないのですが。

それにしてもいずれの作品も独創的なので、
どれを買うか相当悩みました。
もっと小さなスタッズが縦に並んでいる小品と
最後まで迷いましたが、
結局第一印象に従うことに。
私のいつものお財布感覚からすれば
ちょっと気合の入るお値段でしたが、
せっかくの出会いですから、こういうのって。

また出会うのが怖い、貧乏愛好家の悩み。

聞けばいつもは百貨店などに出品していて、
今度私の地元、関西の百貨店にも
出品するんだとか。
寡作ゆえのちょい高額設定。
だからこその百貨店出品、なーるほど。
あの作者ご本人はともかく、
しっかりとした奥様がいればこそ、
の戦略でしょうか。

すみません、値段の話なんてして。
でもね、市井の愛好家にとっては、
そこも結構大切なポイント。
特に私みたいにあっちこっちに行って
いっぱい買う人にとっては。w
そう言いつつ、ついまた買ってしまいそう
ですけどね、山口さんの作品は。

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