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OLさん。だいたい23時台に更新。あなたのおやすみ前のひとときに1本読んでいただければ…

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OLさん。だいたい23時台に更新。あなたのおやすみ前のひとときに1本読んでいただければ幸い。ポエムとコラムとエッセイの間を行ったり来たり。フィクションとノンフィクションの間。感性の解放地区。偶には好きな事合わせてよ。夜行性。日曜日は定休日です。

マガジン

  • おやすみnote

    しずかな夜にひっそり読みたくなる記事を集めました。勝手ながら夜の出来事や夜の空気を感じる記事を選ばせていただきました。

  • 『夏休みの宿題』

    毎週金曜日は小説の日

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23時のnote

こんばんは。はじめまして。 luceです。 もともとnoteを読むのが好きでしたが、やっぱり書く方もやりたいと思ってはじめました。文章を書くのは割と好きで、作文とかも苦じゃなかったタイプです。 わたしの書いた言葉が誰かに届けばうれしいな。 このnoteでは、おやすみ前のちょっとリラックスする時間に読んでもらえるような投稿をしていこうと考えています。見知らぬ誰かのライフスタイルに寄り添えたら素敵だな、そんな気持ちです。1日の終わりにホッとするような気持ちになってもらえるよう

    • 山中湖に眠る「綺麗な思い出」

      先輩と過ごす最後の夏があと一晩で終わる。 この夏合宿が終われば、先輩たちは引退。もう一緒に稽古することもない。 大好きなあの先輩はたぶん、引退したらもう部活には顔を出さないだろう。 なんとなく分かる。先輩はそういう人だ。 だからゆっくり話せるのも、じゃれ合えるのも、冗談言って笑えるのも最後なんだとうっすら覚悟していた。 夏の合宿は毎年山中湖で行われていた。大学だったが体育会系の部活に入っていた。稽古は相当きつかった。最終日。先輩たちの引退前の儀式みたいなものを一通り終え、最

      • 笑顔の無表情ウーマン

        ときどき 笑っているのに凄く疲れを感じることがある 顔は笑っているのに心は全然弾んでいない 笑顔って楽しい時にする表情なのに いつも同じ笑顔を貼りつけて 愛想笑いの最上級で今日も対応 どうでもいい話にも真剣に頷き 頭の中で耳はシャットダウン 疲れているの? 怒っているの? 話聞いてる? 何か不満なの? そうやって聞かれることすら煩わしい だからいつも笑顔を貼り付けている 気が付けば感情もないのに笑ってる とりあえず笑顔でいれば余計な事は起こらない どうしてそんなことす

        • 飛び込め、新世界

          (この記事は3年前に書いた下書きより) 過去が私を縛り付ける 私は未来を掴み取ろうとする 過去に大きな思い残しがあり、後悔があり それに対して気持ちの区切り、整理が付かない いつも前に進もうとすると その過去の記憶が蘇り、フラッシュバック そしてまた前に進めずにいる 新しい未来へ進みたいと思うのに なかなか掴み取れない 新しい世界へ入りたいと思うのに 結局過去に纏わり付かれて 前に進めなくなってしまう 過去をとにかく振り払おうとしても 首根っこを捕まれて 振り出しに戻さ

        • 固定された記事

        23時のnote

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        • おやすみnote
          10本
        • 『夏休みの宿題』
          3本

        記事

          願いの成長

          七夕は毎年どこかの笹に短冊を付けて 願っている 読者の皆様は何を願われるだろうか 別にどこと毎年決めているわけでは無いが スーパーだったり駅だったりショッピングモールだったり 見つけると何が書いて下げている 去年は湯島の駅前で笹が設置してあって願い事を書いた たしか仕事で今のラインが新体制になり上手くいくようにと 結果上手く行ったわけではないのだが 自分でも思い返すと自分事以外を願いに書いているのだ 意外だ 早く結婚したいとか 早く転職したいとか オリンピックの開会式当

          願いの成長

          夏の魔法

          「ひと夏の恋」と 「ひと冬の恋」 同じワンシーズンしか恋愛していないのに 何故こんなにイメージに差があるんだろう あなたはこの2つの恋を聞いて どんなイメージをする? 「ひと夏の恋」という言葉には 特有のやっちまった感を孕んでいる と感じる 甘酸っぱい青春の味もあるだろうけど あたしくらいの歳だと 刹那的で イケナイ関係で ノリで楽しんで燃え上がって 冷めるのも急降下 一気に終わる ひと夏というより 一晩で終わる可能性もある(笑) 相手を見誤って 気が付けば好きになってた

          夏の魔法

          唯一無二

          気が付けば同じことを考えている どの道を選ぶかも分かる 知らない間に同じ癖 会話のテンポが心地良い お互いスキなことを知っている 嫌いなことだって知ってる 2人だけが知っている間合い ふざけ合って戯れあって 嫌味もたまに言い合って 通じ合ってる感覚が気持ち良い キュンとする気持ちとか ときめくとかそういうことじゃなくて 通じる 通じ合っている感覚 自分の分身みたいな セッションしている様な感覚 世界が2人で成り立っている 2人だけ隔離されているような そんな関係 恋人だとか

          唯一無二

          『夏休みの宿題』第三夜

          【5年前】 理(さとし)と友里の結婚式の日。新婦の友里の準備を控え室前の廊下で待っていた。 そこに理の大学の大学の同期の公太がやってきた。 小声で理に話しかける。 「よっ!久しぶり」 「なんだよ」 「いや、なんでもない、ていうか今日はキマッてるじゃん」 「はあ?まあ今日はな。あいつは?」 「来るわけないっしょ」 「そうか。」 「あいつはそういう奴だよ。とういか何?やっぱ気にしてんの?」 「別に」 控え室からスタッフが出てきて 「新婦様のご準備が整いましたので新郎様お嬢様こち

          『夏休みの宿題』第三夜

          仕事人

          ギリギリまで戦って 自分の限界を超えてゆく 昨日の自分より今日の私 今日の自分より明日の私 毎日あたしが進化する もう漫然とした仕事はやらない 答えはいつもベストを出したい 最高速度で頂点を通過して 常に勝負時は本気を出していたい ちゃんと全力の出し方をあたしは知っている やるべき時に最高のパフォーマンスを 出すべき時に最大の結果を これがあたしのプロ根性

          仕事人

          初夏模様

          蒸し暑い マスクの中が 亜熱帯 汗による 顔中雨雲 できてるの? クーラーが 消せない毎日 おつかれさん 今年もさ 職場で起こる 暑い寒い戦争 曇り空 今日も来たよ 頭いたい 大雨で だいたいはじまる 日本の夏

          初夏模様

          折返し

          今年も半分が終わった そんな自覚はないのだが 今年の半分が終わった 早い人だともう今年も終わったなと思う人もいるとかいないとか 振り返れば「コロナ」で 色々2020年の予定は狂った やりたいこと 新しく挑戦したかったこと 新しく始めたかったこと もっと深掘りしたかったこと もっと前に進めたいと思っていたこと 年の初めに色々考えていたことのうちどれだけのことが今実現できているのか 正直、この半年手にしたモノは 多くはない それでもこの半年 私たちは新しい世界を見た 新しい

          折返し

          あたしのやる気スイッチ

          ハイ、やる気スイッチ入りました〜 いつもどうやってやる気スイッチを入れているのか分からないのだが、やる気スイッチが入ったときには、 「人間、なんでもできる」 と思いがちだ。根拠はない。が、「24時間働けますか〜♪」と聞かれたら思わず「ハイ」と答えてしまう。そんなモードなんだ。頭がいわゆる無双状態で「やりたいことは全部やってやんよ」とつい喧嘩腰に言いたくなるくらいやる気に満ちる瞬間がある。1年に数回?いや、数年に数回。(もうそれ分からないね) しかし、やる気スイッチって

          あたしのやる気スイッチ

          廃れないでお買い物文化

          (遅くなりましたけれど土曜日分) 今日は久しぶりに用事があり都内へ。 せっかく都心に来たから原宿のずっと気になっていたアパレルへ行った。 店内はとっても素敵だった。気になっていたけど都内に出かけられなかったし来れなくてオンラインで買っていた。だから初めて店舗に行けてうれしかった。店舗はそのブランドのお洋服がたくさん囲まれてファニチャーもその世界観に合うようなデザインで内装も照明もお店の雰囲気に合ってて、、、、 この空間でお買い物をしていると「幸せだな~♡」って気持ちになれ

          廃れないでお買い物文化

          『夏休みの宿題』第二夜

          ひとまず沙也子は鈴奈を家に入れた。鈴奈は沙也子の家のソファーに座りの体育座りのまま固まる。沙也子が部屋の色々なものを片付ける。 「なんかごめんね、色々服とか…すごく散らかっちゃって、女子とはいえ一人暮らしだからさ…どうしてもね、なかなか片付かなくて。」 「……」 鈴奈は黙ったままだ。 「そういえばすずちゃん、晩御飯はまだ食べてないじゃない?お腹すいたでしょ?」 鈴奈は頭を横に振る。 「すいてないの?どこかでご飯食べたの?」 鈴奈はまた頭を横に振る。沙也子はため息をつき困った表

          『夏休みの宿題』第二夜

          厚みのある女になりなさい

          あたしの目は知っている 男の目は騙せても 貴女の本性をあたしは知っている 悪い女?いやいや あたしは軽い女にはならない なんとなく男と一緒に居て イケメンにかまって欲しくて ちやほやされたくて ありったけの愛想を振りまいて 猫なで声で甘えたって それは全部幻で、 作り物だってこと 分かる人には見えてるよ 魔法を掛けるのは上手くても すぐに解ける呪文じゃ役立たず 貴女はいつも最上級の作り物で勝負掛けるけど 作り物しか出せないんでしょ? 本物、出してこいよって 貴女はお金

          厚みのある女になりなさい

          夜風にふかれながら

          夜の散歩は良い 静かで誰も居ない静寂 月・星を眺めて 1日で嫌なだったこと、もやもやすること、悲しいこと 心が負ったすり傷が 夜風に当たっていると 自然と少し治る感覚 夜風がストレスを洗い流す ヒヤッとした夜風が 肌に当たると 怒りや憤りで燃えたぎっていた頭も 少し冷めて ホッとしてくる 夜の散歩は 1人でも良いけど 2人だとなお良い ちょっと近くのコンビニまで歩く時間 ちょっと近くのレンタルビデオまで行く時間 駅まで送っていく時間 意外とこういうときの方が 大切なこと

          夜風にふかれながら