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廃れないでお買い物文化

(遅くなりましたけれど土曜日分)

今日は久しぶりに用事があり都内へ。
せっかく都心に来たから原宿のずっと気になっていたアパレルへ行った。

店内はとっても素敵だった。気になっていたけど都内に出かけられなかったし来れなくてオンラインで買っていた。だから初めて店舗に行けてうれしかった。店舗はそのブランドのお洋服がたくさん囲まれてファニチャーもその世界観に合うようなデザインで内装も照明もお店の雰囲気に合ってて、、、、
この空間でお買い物をしていると「幸せだな~♡」って気持ちになれた。
ブランドの世界観に浸りながら、ゆっくり時間をかけて色々試着をさせてもらって、店員さんとお洋服のことをお話しながらまた別のものを試着する。

なんて豊かな時間なんだろう。

そういえば最後にこんなふうに買い物をしたのはいつだっけ??

忘れかけていた。コロナ以降外出自粛・不要不急の買い物はネット通販で済ませてばっかりで、ゆっくり買い物することを忘れてしまっていた。そして、店舗で試着しながら買うということがあたしの生活の中で大切であることを思い出した。
正直お店に買いに行って試着する時間なんて、いらないといえばいらない。ワンクリックで欲しいものを買えば良い。無駄と言えば無駄。でも時間と無駄を省いて買う買い物は楽しいのだろうか。お店の雰囲気も分からない。店員さんとのおしゃべりも無し。試着も無し。そいういう買い物は果たして人として楽しいのだろうか?

あたし、買い物好きだったよね?

たしかにストレス発散で散財してしまうこともあったけど買い物がなんで好きなのか、忘れていた。お店で過ごす時間が好きなんだ、と。そして気持ちよくなって、ついつい買っちゃう。

最後にお会計の時にお姉さんが
「袋が80円かかるんですよ」という。あいにく小さい鞄で来ていたから買わざる負えなかったけど
2人で「ショッパーにお金がかかるなんて、寂しいですよね」と話していた。
店員さんもあたしも
「よくショッパー集めてましたよね、何に使うわけでもないんですけど」と。
本当によくショッパーは集めている。なぜならショッパーも買い物の楽しみの一つだと思っているから。小さい頃からあたしはずっとショッパーを楽しみに買い物していた。小学生の頃はエンジェルブルーやメゾピアノ、ポンポネットでさんざん服を買ってもらったが、たまにショッパー欲しさに買うこともあった。中学・高校生の頃なんか109が全盛だったからマルキューブランドのショッパーを制服のサブバック的に使うのが流行り、ステータスみたいなものだった。もっと言うとショッパーだけもう一枚くださいとか言って付けてもらったこともあった。そうやってオトナになったものだから、ショッパーはエコのためだからいらないよね!って言われても、「うん」とは言っても受入るのに時間が掛かりそうなのだ。
もちろん環境のため、ということは重々承知している。7月1日からレジ袋義務化ももちろん必要なことだ。けれどその波がアパレルまで来ていて、実はショッパー楽しみだったんだけどな……と思うと寂しい気持ちになるのだ。

コロナのこと。
環境のこと。
便利。
効率化。
時間短縮。

課題が多い今、少しずつ改善はしないといけないけれど、
目に見えなかったり、数字に顕れない楽しみや豊かさまで廃れないようにしたいと思う今日この頃。

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