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【コンメンタールこども六法】刑法編③これってもしかして…故意?(第38条)
はじめに 前回は、正当防衛はなぜ処罰されないのか?
犯罪って「悪いこと」だけど、「悪い」って何なのか?
という点についてご説明しました。
今回は、「故意」についてのお話です。
犯罪には「故意」が必要 刑法では、次のように定められています。
(故意)
第38条 罪を犯そうという意思がなかった場合は、罰しません。ただし、法律に特別な決まりが書いてある場合は除きます。
(『こども六法』16頁
【コンメンタールこども六法】刑法編②正当防衛と「悪い」の本質(第36条)
はじめに
前回は、刑法の序盤に出てくる「刑罰」についてご説明しました。
こども六法では、刑罰についての法律が載っている次のページに、「執行猶予」についてのページがあります(『こども六法』14頁・15頁)
「執行猶予」も、皆さんは聞かれたことがある言葉だと思います。
この「執行猶予」って何?なんのためにあるの?という点については、私の過去のnote記事「情状と量刑」シリーズをお読みになってく
【コンメンタールこども六法】刑法編①刑罰(第9条~第19条)
刑罰にはどんな種類があるの? さあ始まりました。「コンメンタールこども六法」!
「こども六法」には、全部で7つの法律が掲載されているのですが、最初に掲載されているのは「刑法」です。
「刑法」という法律それ自体は、みなさんにも馴染みの深い法律ではないでしょうか。「刑法」と言われれば、なんとなく「ああ、犯罪について定めてる法律ですよね」とイメージしていただけると思います。
その通り、刑法は、「
【コンメンタールこども六法】予告編
ご無沙汰しております。めしだです。
noteの更新をすっかりさぼってしまっておりました。
さて、実は私、「こども六法」の著者・山崎聡一郎さんの活動を色々とお手伝いさせて頂いております。
たとえば、山崎さんがYoutubeで公開されている「法律って何だろう?講座」の監修などです。
「こども六法」は、法教育の普及のために出版されたものですが、法律の条文を平易な言葉になおしたものにとどめら
「必要性」と「許容性」
こんにちは。めしだです。
今日、twitterで、こんなツイートをしました。
法的な物の見方・考え方 前回の投稿で、「法教育ってなに?」という問いについて、次のような定義をご紹介しました。
法教育とは、このように、法律専門家ではない一般の人々が、法や司法制度についての知識を身に付けるだけではなく、これらの基礎になっている価値(原理や原則)を理解したり、法的な「ものの考え方」を身につけたり