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2023年5月の記事一覧

「お洒落番長は目がラインストーンのアニマルTシャツでさえ御方(みかた)につける。」

「お洒落番長は目がラインストーンのアニマルTシャツでさえ御方(みかた)につける。」

〜あたし、
お洒落な女に憧れてる53歳小太りです。

「そのうちデザイナーになってパリコレ出るから〜」

そんなことを言っては
いつかその日のために作ったサインを

友達のノートやら何やらに
許可もなく書き散らかしていたあの頃、

ティーンエイジャーはそんな夢が
ほんとに叶うと信じて疑わなかったの。

あたし、お洒落だと思ってた。

学校の中では15番目くらいにね。

微妙だなんて誰が言った?

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「虹のカナタのアナタ。」

「虹のカナタのアナタ。」

不安に押しつぶされそうになったら、

とりあえず

夜ご飯のことを考えます。

何作ろうかしら。

何食べたい?

玉ねぎがあるから

それ使いたいな。 

バランス考えて

彩りよく....

頭の中を

夜ご飯でいっぱいにします。

しっかりご飯を食べて

ぐっすり眠ります。

朝になれば

全身で光を浴びて

家中のゴミ箱からゴミを集めて捨てにゆこう。

不安に押しつぶされそうになったら

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「桃栗三年 何すんねん!」

「桃栗三年 何すんねん!」

ええ、あたし、柿、好きよ。

他のフルーツも好き。

いつから果物をフルーツなんて呼ぶようになったのかしら....

あたしは関西生まれだから
果物のことを「くだもん」と呼んでいたわ。

勿論、お漬け物は「おつけもん」よ。

洗い物は「あらいもん」
洗濯物は「せんたくもん」と呼ぶに決まってるわ。

くだもん
おつけもん
あらいもん
せんたくもん

爽やかブルーのまんまるネコ型ロボットは
なんて言う

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「いつもは勝つけど たまに負けるのは悪くない。」〜最終章〜

「いつもは勝つけど たまに負けるのは悪くない。」〜最終章〜

あれから約ひと月が過ぎ、
あたしの身体も心も戻ってきた。

高熱でぶっ壊れたものと修繕されたもの、

どちらも必要だったのだわ、今のあたしには。

結局思うのは、

人によって傷つけらても
それを治してくれるのも
また人なんだと、

人によって傷つけられたものは
人にしか治せないのだということなのよね。

アンパンマンがみんなを守れるのは、
ジャム&バタ子のお陰なのだものね。

あたしは今日も人に

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「幸せはラッサッサーヤンゲ♪」

「幸せはラッサッサーヤンゲ♪」

あの人が不幸だって?

あんた、大きなお世話よ。

殴り合いの喧嘩をする夫婦が居たのよ。

あんまり喧嘩するもんだから聞いてみたくなったのよ....幸せかって。

二人とも「幸せ」だと答えたの。

愚問だったわ。

二人の幸せは二人にしかわからない。
二人が決めることなのよ。

優しい娘婿さんに
同居しようと言われていたお婆さんは、
頑なにそれを拒んでいたの。

寂しくないの?
不安でしょ?と人は

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「動物界・セキツイ動物門・哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト属・ヒト である。」

「動物界・セキツイ動物門・哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト属・ヒト である。」

図鑑が好きなのよ。

子どものころの愛読書は図鑑だったわ。

日本昔ばなしもグリムもアンデルセンも好きだけど、

図鑑が一番好きだった。
側に図鑑が無いと不安なほどにね。

大人しい子だったの。
ねぇ、あんた信じられる?

一日中、誰ともお喋りしない日もあるくらいだったのよ。

外で元氣に遊ぶタイプでも無かったしね。

いつも空想の中に居たのよ。

あたしの世界の中は最強よ。
何にだってなれるのだ

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「いつもは勝つけど たまに負けるのは悪くない。」その6.

「いつもは勝つけど たまに負けるのは悪くない。」その6.

〜心が死んだ。

そう書いたの、あたし。

みんなに心配させちまって....良くないわね。
本当に申し訳ない氣餅でいっぱいです。

確かに一度、心がしんだの。

出口の無いトンネルも
明けない夜も
存在するのじゃないかしらと思うほど
感情が戻ってこなかったのよ。

風邪のせい?

違うと思う。

それはきっかけに過ぎない。

何かが入ってきたのよね。

ぶっ壊れていく あの感覚は忘れないだろうな。

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「喫茶店のホットケーキを啄ばむ君の名は?」

「喫茶店のホットケーキを啄ばむ君の名は?」

ホットケーキが食べたいのよ、あたし。

ううん、パンケーキじゃないわよ。
ホットケーキよ。

今流行りのフワフワ系は
どうも苦手な女よ、あたし。

いいの、いいの。
何も乗っかってなくていいの。

フルーツだの何だの
ぜんぜん乗っかってなくていいのよ。

子どもの頃に行った喫茶店は
煙草とコーヒーの匂いにむせかえるような場所だった。

テーブルにはインベーダーゲームが埋め込まれているの。

食事も

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「いつもは勝つけど たまに負けるのは悪くない。」その5.

「いつもは勝つけど たまに負けるのは悪くない。」その5.

高熱が全てをぶっ壊してから
今日で2週間、

完全復活にはまだ少しかかるかしら。

再生のための破壊....
今回は凄まじかったわ。

破壊の後の揺り戻しは
あたしの中の感情を逆流させた。

あ、でも何故か逆流性食道炎は治ったの。
宇宙は謎だらけよねぇ。

心....
身体の修繕より
むしろその方がしんどいな。

心が戻って来なかったのよ。

そう、戻らないの。

これまでのあたしの感情の波は

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「雨ノ日ハ 外出セズ 風ニハ タマニ 飛バサレ」

「雨ノ日ハ 外出セズ 風ニハ タマニ 飛バサレ」

雨ノヒハ 外出セズ
風ニハ タマニ 飛バサレ

雪ニモ  夏ノ 暑サニモ 
メッポウ 弱ク

体ハ ソデモ ナイケド
メンタルハ 丈夫

欲ハ 少シアル
タマニ イカル
イツモ シヅカニ 人ヲ笑カシ

一日 ニ メロンパン 一コト
バターチキンカレー ト
少シノ パイナプル ヲ タベ

アラユルコトニ
首ヲ 突ッ込ミ

ヨク聞キモシナイデ 早トチリ
ソノ割リニハ スグワスレ

繁華街カラ 少シ離レ

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「ことば。」

「ことば。」

「ことば。」

優しいことばを綴りたいのよ、あたし。

そおね、
今、この世の中は
ことばが溢れかえっているわ。

ビジネスのこと
恋愛のこと
家族のこと
秘密のこと....

皆、三次元とは違うところで発信を自由にし、

そして、誰もが何かを得ようともがいているのね。

何を話すのか
それは自由。

ただ、そのことばが純粋で偽りない欲求から
こぼれ落ちることばなら
どれだけ良いかと思うのよ。

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「人生僅か25億秒。」

「人生僅か25億秒。」

〜人はどの道しぬのよ。

この世に生を受けた瞬間から
生きとし生けるもの全てが
死へと向かっている。

人生100年時代とは言うけんど、

ほとんどの人はそんなに生きやしないわよ。

生まれてから死ぬまで
一体何秒あるのかしらね。

80まで生きたら25億秒だそうよ。

あたしは53歳だから
ざっと16億秒は生きているの。

....なんだかわかりづらいわね。

4000週間だとすれば
あたしはそ

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「いつもは勝つけど たまに負けるのは悪くない。」その4.

「いつもは勝つけど たまに負けるのは悪くない。」その4.

〜あたしの中で破壊と再生が始まった。

そんな感じだった。

ずっとずっと熱、出せずにいたのよ。

ここ数年はそう。

でも、いつも思ってたの。

いつかぶっ壊れる時がくるって。

心が充実している時って
身体の無理がきいちまう。

特にここ2年ほどは
穏やかに過ごしていたもんだから
なんだって頑張れる氣がしてたのよ。

でも、それが続くとも思ってなかったの。

 

〜新しく何かが動き出すとき

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「水.徒然ロックンロール.2023」

「水.徒然ロックンロール.2023」

水道のあの部分をさ、
逆さまにして

思いっきり蛇口をひねる。

冷たい水が喉の奥まで一気に流れ込む....

体育の授業が終わったら
皆んな真っ先に駆けつけるのよ。

水道から直接ゴクゴクと水を飲んでた。

それがまさか
自分が大人になる頃には
水を買わなきゃいけなくなるなんてねぇ、アンタ....

水質がどうだの関係なかったわ。

カルピスだって水道水で作っていたのにさ。

軟弱になったもんだ

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