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私の還る場所は

明日は
待ちに待った
彼との逢瀬

はやく
彼の胸に飛び込み
彼の舌を吸い
彼とひとつになりたい

そんな
逸る気持ちを抱えて
いたのに

なのに

今月も
自分が女であると
否応なしに
理解させる変調

太ももの奥から
流れ出る
赤いものは
静かに
水を
染めていく

明日の逢瀬の
変更を
知らせなきゃ

潤む目で沈んだ気持ちで
彼への
メールを立ち上げる

そのとき
目の前で
メールボックスに
アイコンオン

もし
体調の変化があれば
明日は
デートをしよう

あたたかい
セックスのない
ゆっくりとした
二人の時間を
つくろうという

提案のメール

彼は
私の周期を知らない
一度も教えていないから

どうして
わかったの?

どうして
私が優しい言葉が欲しいと思ったの?

どうして
いま、なの?

あなたと
わたしの
タイミングが
合いすぎていて

あなたを
側に感じるの

あなたは
私の何なのでしょう?

私の心は
もともと
あなたのところに
あるのかもしれない

今は
お出かけしている
だけかもしれない

かえるところは
あなたのところかもしれない

かえりたいのは
あなたのところかもしれない

なんだか
メランコリックに
なっちゃった。
生理め!

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