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【小説】娘と母親と地球の物語 最終回

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第10話 勇気を出す!


今までの価値観が間違えている。

それを手放したほうが良さそうだ。


分かってる。

変えてもいいと思ってる。


でも、なんか怖い。

いままでと考え方を変えるのは。


今まで感じたことの無い恐怖に包まれる。

自分が間違えていることを認めるだけなのに。


怖い。

今までの自分ではなくなってしまうようで。


ちょっと考え方の軌道修正するだけなんだけど。

それが、こんなにも怖いことだなんて。


でも、思えば思うほど、体調が悪くなっていく。


なんか落ち着かない。

愉しいことをしても、愉しさが上滑りしていく。


これ、いつまで続ける?

勇気出しちゃったら?


地球さんも耐えに耐えてくれたんでしょ?

そのくらいできなくて、どうする?


ただ……何をどうすれはいいのか分からない。

とにかく! 親に素直に感謝する!

そう決めた。

第11話 感謝を念で伝えた効果


さて、親に感謝するって何する?

念でも通じるらしい。

それも、真を伝えて下さった方から聞いた話しだった。


毎日お母さんにありがとうって思いを念じよう。


「お母さん、ありがとう」

「お母さん、ありがとう」

「お母さん、ありがとう」


その言葉が。

その思いの深さが。

変わっていく。


半月くらいで、ある変化に気づいた。


怖い夢、しんどい夢を見なくなったのだ。

そうすると起きたとき、氣分がスッキリしている。

朝からやる氣が湧いてくる。


これかぁ。

それまでの思いを手放すと手に入るもの。


いやいや、知らなかったわぁ。

夢はコントロールできないと思っていた。


自分の思い込みの価値観を手放したらもらえるプレゼント、大きいわぁ。



第12話 現次元での大きな変化


あ、お母さんから連絡着てるよ。

「元気にしていますか?」って。

彼がそう話した。


それまでほとんど連絡の来なかった母からのメッセージ。

母は、わたしからのテレパシーを受け取ってくれたのだろうか?


母だけではなく、妹との関係も少しずつ良好になってきた。

たまにスタンプを送り合っている。


両親に。妹に。

そして。

地球に感謝。


ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。



エピローグ 幸せの中で日々を暮らす


「それで、あの死にたかったときと今と比べていかがですか?」

インタビューアーの言葉を聞いて、我に帰る。


「天と地くらいに違います。

あの頃と比べたら、心に浮かぶ言葉が変わりました。

死にたかった頃はネガティブワードばかり。

否定的な言葉で満ちていました。


今の夫と知り合った頃はだいぶ減っていました。

でも、母との関係を自分の中で変えてからですね。

ガラッと気持ちの持ち方が変わりましたよ!」

柔らかな笑みを浮かべながら、彼女は言った。


「例えば、誰かにありがとうって言われるじゃないですか。

それまでも『ありがとう、どういたしまして』って思っていたんです。

でも、深さが違うんですよ。

そうですね、数値化してみると、以前が1なら、今は10かな?

ありがとうって言われたとき、あるいは文字で読んだとき、心の中がじんわりと温かくなるんです。

嬉しいなぁって。

それまでは無いことでした」

インタビューアーは眩い光を彼女から感じた。



実は、彼女の変化を歓んでくれる人たちがいた。

人たちと言っても目に見えない人たちだ。

彼女を守っている靈や導いている靈が居た、と聞いてあなたは信じるだろうか?

彼女が変わりたいと強く思ったのを実現するために、動いた靈存在たち。

彼女はそういう靈存在を知っていた。

だから、感謝しつづけた。


父に。母に。地球に。

そして、自分を守り導いてくれる靈存在に。

更に、自分に縁ある人達にも。

これからも感謝し続けていく。

それが、幸せであり続けるための一番の秘策だから。


(おわり)
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

読んでくださったあなたとのご縁に感謝して♡




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