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「カルチャーコラム100連発」毎週木曜更新

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    目につくものすべてがネタです! 毎週木曜更新でカルチャーについて語っていきます。

記事一覧

Louis式☆ベスト2024年8月号

みなさん、こんにちは。Louisです! 今月も発表しようと思いますが、どうも魅力的なコンテンツが見つからなくて、一つだけです。 企画の趣旨については、1回目の記事を…

Louis式☆ベスト2024年7月号

おなじみの方も、はじめましての方も、こんにちは! Louis です。 今月もランキングを発表しようと思いますが、今月はあくまで私にとってですが、コンテンツが不作でした…

Louis式☆ベストファイブ2024年6月号

この記事は続きものです。 企画の趣旨については、以下のリンク参照↓ では、ランキングいってみよー! 第5位 東京ニトロ「グランド・ツアー」僕はこの作品エモいと思…

Louis式☆ベストファイブ2024年5月号

この記事は続きものです。企画の趣旨については、前回・前々回の記事を参照してください。 では、ランキングはじまり、はじまり。 第5位 サイゼリヤ「ティラミス クラ…

第3楽章の後半は、ちょっと拍子が変 ゴンドラのような優雅な拍子 否定の旋律 対話 第4楽章中間 良いね 畳みかけ 最後なんてバンバンバンバンじゃないか(2/2)

スコアを見れば分かると思うけど、リズムとしてはシンプルな気がする。8分音符や16分音符で容易に表せるような。それがポピュラー音楽にも似ていて、ノレるのかな。あと、下からグイグイ上がってくる旋律が良いね。第2楽章ですでに第4楽章の主題が!(1/2)

まだカラヤンが良いだとか何某が良いだとか言うレベルに自分自身達していない

安くておいしいものを食べたい。

芥川也寸志『音楽の基礎』を読んだ。著者が音楽の解釈依存性を口酸っぱく説いているのが面白かった。「和音」の節はやや煩雑。音楽をまじめに聞きたくなった。

佐々木健一『美学への招待 増補版』を読んだ。著者の博覧強記に驚愕する。著者の狂気は、ポスト近代美学のカオスから適切なトピックを拾い上げて、分かりやすく説明する離れ業にある。長年美学と向き合ってきた碩学だからこそなせる業だろう。

ビジネス書と人文学を接続する試みについては、少なくとも困難があるということを認識すべきだ。というのも、この本と後続のすべてのビジネス書が反フロイト的であり、つまり現代の人文学と相性が悪いからだ。ともかくプラス方向であれ、マイナス方向であれ、実りの多い読書だった。(3/3)

それと、意識高い系の人が言っていることは全部この本の焼き直しに過ぎないので、彼らと対面したときはこの本を念頭に置いて質問しよう。(2/3)

『7つの習慣』を読んだ。中心を認識して生きるべきだという割には、「ただし、○○を除く」と例外を排除している。その点は、少々欺瞞的かな。マネジメント論に関しては、予想以上に詳しく、「テキトーな抽象論ばっかりを振り回すビジネス書じゃないんだ」と少々意外だった。(1/3)

Louis式☆ベストファイブ2024年4月号

本記事に目を止めていただき、ありがとうございます。 本企画は、コンテンツ摂取のエキスパートさやわか氏による「さやわか式☆ベストハンドレッド」をリスペクトするもの…

Louis式☆ベストファイブ2024年3月号

本記事に目を止めていただき、ありがとうございます。 本企画は、批評家さやわか氏による「さやわか式☆ベストハンドレッド」をリスペクトするものです。氏の分析眼の確か…

地上波のクソ寒い再現ドラマを見ても取り乱してはいけない。落ち着け。心を無にするんだ。俺は無。俺は無だ! 無になるんだ!! わあああああああああああああああああ!!!

Louis式☆ベスト2024年8月号

みなさん、こんにちは。Louisです!

今月も発表しようと思いますが、どうも魅力的なコンテンツが見つからなくて、一つだけです。

企画の趣旨については、1回目の記事をご参照ください。

では、いってみよー!

第1位 ピート・ドクター監督『インサイド・ヘッド』これは良かった。

「悲しみ」は共感のために必要な感情であるというメッセージが明確に伝わってきて、うるっときてしまった。それと、精神分析の

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Louis式☆ベスト2024年7月号

おなじみの方も、はじめましての方も、こんにちは! Louis です。
今月もランキングを発表しようと思いますが、今月はあくまで私にとってですが、コンテンツが不作でした。しかも、もう今月はこれ以上のものは出現しないだろうというコンテンツが出現してしまいました。

ですので、そのコンテンツ一つだけを紹介しようと思います。

企画の趣旨については一回目の記事を参照していただければと思います。

では、い

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Louis式☆ベストファイブ2024年6月号

この記事は続きものです。

企画の趣旨については、以下のリンク参照↓

では、ランキングいってみよー!

第5位 東京ニトロ「グランド・ツアー」僕はこの作品エモいと思いました。
3ページ1コマ目から4ページ1コマ目までの車両の描写が芯を食っているからだと思います。
実際、効果音を背景に溶け込ませる描写が臨場感を際立たせています。 これらの描写によって、後半、鉄道を通じて絆を結んでいた先輩を失う悲

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Louis式☆ベストファイブ2024年5月号

この記事は続きものです。企画の趣旨については、前回・前々回の記事を参照してください。

では、ランキングはじまり、はじまり。

第5位 サイゼリヤ「ティラミス クラシコ」味に特色のあるデザートで、おいしかったです。食感は柔らかく、複雑な味わいです。瑞々しさが強いです。甘さは控えめでした。

第4位 夕波とんぼ『パラボラ』本作は全体的に共感を誘う場面が多く、技巧的にも優れていると思いました。

特に

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第3楽章の後半は、ちょっと拍子が変 ゴンドラのような優雅な拍子 否定の旋律 対話 第4楽章中間 良いね 畳みかけ 最後なんてバンバンバンバンじゃないか(2/2)

スコアを見れば分かると思うけど、リズムとしてはシンプルな気がする。8分音符や16分音符で容易に表せるような。それがポピュラー音楽にも似ていて、ノレるのかな。あと、下からグイグイ上がってくる旋律が良いね。第2楽章ですでに第4楽章の主題が!(1/2)

まだカラヤンが良いだとか何某が良いだとか言うレベルに自分自身達していない

安くておいしいものを食べたい。

芥川也寸志『音楽の基礎』を読んだ。著者が音楽の解釈依存性を口酸っぱく説いているのが面白かった。「和音」の節はやや煩雑。音楽をまじめに聞きたくなった。

佐々木健一『美学への招待 増補版』を読んだ。著者の博覧強記に驚愕する。著者の狂気は、ポスト近代美学のカオスから適切なトピックを拾い上げて、分かりやすく説明する離れ業にある。長年美学と向き合ってきた碩学だからこそなせる業だろう。

ビジネス書と人文学を接続する試みについては、少なくとも困難があるということを認識すべきだ。というのも、この本と後続のすべてのビジネス書が反フロイト的であり、つまり現代の人文学と相性が悪いからだ。ともかくプラス方向であれ、マイナス方向であれ、実りの多い読書だった。(3/3)

それと、意識高い系の人が言っていることは全部この本の焼き直しに過ぎないので、彼らと対面したときはこの本を念頭に置いて質問しよう。(2/3)

『7つの習慣』を読んだ。中心を認識して生きるべきだという割には、「ただし、○○を除く」と例外を排除している。その点は、少々欺瞞的かな。マネジメント論に関しては、予想以上に詳しく、「テキトーな抽象論ばっかりを振り回すビジネス書じゃないんだ」と少々意外だった。(1/3)

Louis式☆ベストファイブ2024年4月号

本記事に目を止めていただき、ありがとうございます。

本企画は、コンテンツ摂取のエキスパートさやわか氏による「さやわか式☆ベストハンドレッド」をリスペクトするものです。

本記事では、前回同様、2024年4月の一か月間に視聴したコンテンツから私の独断で5つ選び、ランキングをつけ、コメントを付します。留意点については、前回の記事を参照いただけますと幸いです。

では、さっそくランキングに行ってみよー

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Louis式☆ベストファイブ2024年3月号

本記事に目を止めていただき、ありがとうございます。

本企画は、批評家さやわか氏による「さやわか式☆ベストハンドレッド」をリスペクトするものです。氏の分析眼の確かさに感銘を受け、不肖私もランキングをつけてみようと思いました。

「さやわか式☆ベストハンドレッド」は五反田のイベントスペースであるゲンロンカフェの年末恒例企画です。このイベントで氏は、その年のコンテンツについて、分野横断的にコメントをつ

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地上波のクソ寒い再現ドラマを見ても取り乱してはいけない。落ち着け。心を無にするんだ。俺は無。俺は無だ! 無になるんだ!! わあああああああああああああああああ!!!