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ほんとうの満足感を得るには?

身体と心はひとつ。
だったら、「身体から整えてもいい」を伝えているヨガイントラ兼セラピストの櫻子です。

決してラクではないホットヨガのレッスンをしています。
クラスの後に「弱さが出てしまった」としょげている方がいました。

どうやら、やり切った!という達成感を味わえなかったようです。

「つい、後のことを考えて、セーブしてしまった」

この方は52歳の美容院経営者の男性。
しっかりと仕事をしてきている人だから、ちゃんと大人です。

わかります。大人なら、そうなんですよね。
そうなんですよ。大人なら、そうだし、通常ならその方がおおむね適切、だと思います。

しかも、きついんです。うちのヨガ。暑いし、90分だし。イントラは「もっとやれ、もっとだ!」とうるさいし。
倒れないように、90分やり続けるために調整をするというのは、まっとうなこと。

先を見越して、セーブするっていうのは、ほんとう、大人のスキルですよね。すばらしいスキル。

ただ、それはブレーキでもあって、
”今ここ”を味わうヨガにおいて、未来に生きてしまうことであり。
それが、ほんとうの満足感を得ることを妨げてしまった、のではと思います。

過去を悔んだり、未来を憂いたり、しますよね。
それって、過去を生きたり、未来を生きたりしていること。
身体から心が過去や未来に飛んで行ってしまっている。
そればかりをしていると、「え、もう一年経ったの!?」という事態に陥りやすいそうです。

死体のポーズ(シャバーサナ dead body pose)というのがあります。
いうなればただ寝てるだけです。
身体を動かしません。じーっとしてます。
目を閉じるか、開けておくかは流派で違いますが、うちのヨガは目を開けたままです。

一番簡単なようでいて、一番難しいともいわれるポーズです。
なんで難しいって言われるんだろう、以前考えてみました。

ああそうか、じーっとしてると頭がおしゃべりをはじめる。
心がどこかへ行ってしまう。
身体と心が分離してしまう。

ほんとうは”今ここ”を味わって受容したいのに。

未来を憂うと、すべての力を出し切ることがきっとできなくなります。

恐いから。

子どもは怖いもの知らず。
それは、想像力がまだ未熟だからともいえるかもしれないけれど、
うまくやろうと思わないから。
単純に純粋にどこまでできるのかな?と挑戦しているから。

そして、”今ここ”を堪能し、やり切って、充分に満足して、ぐっすり眠る。

環境とうまくやっていける方が生きやすいので、周りについて想像力を持てる大人になる必要は、あると思います。

ただ、第一優先は”自分”であっていいし、”今ここ”を大事にしてほしい。

想像力が身体を縮こませるって、現代の大人ならでは!?

子どもみたいに、夢中になって身体を動かしたら、挑戦したら、味わったら、最高の満足を得られるんじゃないかな。

きちんと呼吸をしていたら、身体はエネルギーを生み出し続けてくれるの。思ったよりも、ずっとできるんです。

イメージできることは、なんでも叶うそうですよ。(尾田栄一郎さんが言ってました)

大人だったら、しっかりと準備して(例えばうちのヨガなら、睡眠、水分、栄養を補給しておく)、よっしゃ準備万端と安心して「今日はどこまで伸びるかな、まだいけるぞ、おや、こんなとこが伸びてきたぞ!まだいけるか!?」と、純粋に身体を味わってもらえたら、いいなと思います。

もし、動けなくなったとしても、自分は今そうなんだなと知ることができるし、やり切った満足感は得られるはず。
きっと次にチャレンジしたい課題も見つかる。

これが、ほんとうの満足感を得る方法、マインドフルネス、です。
ヨガじゃなくても、なんでも、”今ここ”が味わえたら、マインドフルネス。

なんて、偉そうに言いましたけど、ほんのちょっと前まで、一分間片足で立って、もう一方の脚を上に蹴り続けるポーズでセーブしてたのは、わたしですm(__)m

周りと調和しつつ、子どもみたいに夢中になる力を味わいたい、と願ってます。そんな人が増えたら、いいな。

読んでくださってありがとうございます。
見守りに感謝します。

https://note.com/lotus_quartz/n/n216d3158545f

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