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朝練に遅刻するから学校行きたくないとさ

先週の話です。
中二の息子くんが、運動会の朝練があるから明日早くいくという旨の話を夜にわたしにしてきました。
「何時に起きるの?」とは聞いたのですが、その時間は脳にインプットされず。
(その週は休みがなかったから、脳メモリがパンパンでリソース不足でした)

朝、いつもの時間に起こして「あれ、朝練だったっけ?何時に出るの?」
ということになりました。
時計を見ながら息子くんが冷静に「今」といい、そのままのっそりと起きてきて朝ご飯を食べ始めたので、遅れても行けるようになってよかったなと「少しでも急げば?」とは言わずに様子をみてました。

息子くんは小学校の時に管楽器部、バドミントン部を全うしましたが、練習に遅れると中に入れず、隠れて時間が過ぎるのを待っていたHSC子です。

いつもの学校の時間になり、そろそろ着替えていくかなという淡い期待とは裏腹に。
「学校行きたくない」

あら~。
なんだよ、行かないのかよ。
子どもの様子がおかしくて「学校行かない」というときは休ませるのはありだけど、ただ面倒とか億劫とか「こういったら親はどう出るんだ?」と試すというか戯れに「行きたくない」というときは、「いや、学校は毎日行くところだから」と行かせるもんだ、とどっかで読んだよな。
だが、もうこれは決めてるよな。
中二だしな、自分で決めたことは親の都合で撤回することでもないんだろうな。
だが、喜んでいないことは言っておこう。
まずは、昨日話したことを覚えてなかったことは謝らないといかんな。

「昨日、朝練あるって聞いてたのに、忘れててごめん。
とはいえ、朝練に遅刻するから学校行かないとか、まったく歓迎しないから、ああそう、わかったじゃ学校に連絡しておくねニコニコ、っていうわけにはいかないけど?」

といっても、着替えるそぶりはなく、やっぱり行かないようで。

ときには子育てはバトルでもある、とかどっかで読んだな。
とはいえ、バトルしたくないわ。
面倒だし、何が正しいとかわかんないからな。
ああ、母ちゃん失格なのかな~。
これで不登校とかになったら後悔するんだろうなぁ。
ターニングポイントなのかな~、な~。

「ただ理由もなく学校休んで、楽ちんで、だんだん行きにくくなって
そのまま不登校になってそのまま引きこもりになってっていうケースが
わりとあるらしいけど?」

と、話してみるも。
変わらないようで。

昼飯用意して快適に休んで「ずる休み最高~」とか
になったら困るから、

「いかないんでしょ?
今日どうするか、またこんなことないようにするにはどうしたらいいか
自分で考えなよ。仕事にでちゃうから面倒みられないからね」

と、パソコンをリュックにいれ、出かけようとして、
スタバかな~、何時間も外でやだなぁ。
(わたし予定では家で仕事の日でした)

、、、帰ってきて、死んでるってこと、ないよな。。。

ふと、怖いことを思いついてしまい。

ないとは思うけど。
直観とか、虫の知らせとかって、あるから。
絶対ないとは言えないから。
万が一の可能性でもつぶしておこう、、

「やっぱり保育園送ったらすぐ帰ってくるから」と
言い残し。

すぐ帰ったら、生きてました。
なんか勉強してました。

生きてたので、安心しつつ、
この自分のやったことは彼の人生にとってプラスなのかマイナスなのか、
影響ないのか、よくわからん。
ああ、やっぱり子育てには向かないな、、、もやもやもや。

そうだ、こんなときはノートだ。
ライティング・ライフ・プロジェクト、やっててよかったな。
とりあえず、誰も批判しない、安全な環境に全部吐き出してやれ。

この日は仕事にはなりませんでしたが、
やってることが「やっぱりすげーいい」と再認識できました。

(ノートは今手元にないので、何を書いたか覚えてません)

とても良い経験でした。

昼ごはんを一緒に食べながら(結局用意してるし)
「学校休んでどうだった?」と聞いたら
「なんで休んだんだろうって、今は思ってる。学校好きだし」
だそうで、
ま、明日からは普通に行きそうだし、
学校好きだって気づいたならよかったなと、
中学は黒歴史過ぎて何も覚えていない母は思うのでした。

「でも部活の時間が終わるまで、テレビもスマホも禁止ね」

翌日から、問題なく学校に行ってます。

自分で経験してみるって、大事。
子どもの人生は、子どもが決めるので、大丈夫そうです。

親はビビりながらも、「こんな可能性があるよ」とは伝えつつ、
結局は子どもの選択を信頼するのが一番のバックアップかな。

可能性の塊であるかれらの世界には、
きっとわたしたちのちっぽけな考えなんて老害でしかないのさ。


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