朝方5時のハイウェイ
夢を追いかけるように
走る車の群れ
トラックや夜行バス
僕を乗せたRV車
まるで深海魚のような面構えで
ビュンビュンで走り抜けていく
車のボディーに沿って
流れていく風の音を
後部座席にもたれながら
聞くともなく聞きいる
朝方5時のハイウェイ
見るともなく見つめる
海沿いの工場街
星屑よりも眩しく
キラキラと輝いて
結べば何か夢が一つ
叶いそうな気がしてくる
深い夜の闇が
若干薄まったように
見えるが気のせいだろうか
寝不足気味の頭が
車の揺れに合わせて
グラグラと重たい
時速120キロで流れていく
世界が窓の外には
広がっている
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