心の形　理想的な球体

生きとし生けるもの

トゲトゲしたものやでこぼこしたところは

受け入れ難く弱くて脆くて綻びやすい部分だ

その部分はなるべくなら

削ぎ落としていきたいものだ

近づいていきたい理想の姿形

綺麗な球体状の形をした心模様

どんな事があっても

受け流せる無敵の形としての球体

洗練された形

転がる事だって自由自在

弾んだり膨らんで見せたりもお手のもの

球体だから均等に力がかかり

一箇所に力が集中してかかる事もない

引っかかっても受け流せる

力強さは憧れそのものだ

丸みをもって寄り添っていける安心感こそ

理想的な優しさそのもの

誰かを傷つける心配もない

ところが成長していくに従い

子どもの頃に憧れた形からは次第にかけ離れて

歪んでトゲトゲしていつしかかちこち

理想とは違った姿形になってしまったけれど

果たして今からでもあの日夢見た理想の形を

取り戻す事はできるかな

心に柔らかさと丸みを取り戻す為には

頑なさは要らない

意固地になるのもつまらない

笑っていきたいし楽しんでいきたい

心の形を球体に近づけていくのに

こだわりなんて要らない

固定観念なんてむしろ邪魔なんだ

どこまでも転がっていける

自らの可能性を信じていかなければ

明るい未来は手に入らない

トゲトゲも凸凹もならして削って

何事があっても対応適応

転がっていける力強さを養っていく

大切な人の為に生きていく為に

僕は心を球体にして

何があっても転がっていける

適応力を身につけていく