橙色の帰り道
寂しさを埋める
代替はだからって
寂しさばかり
橙色に染まる時間帯に
なると無性に
寂しくなってしまう
足元の影は僕よりも
背丈を伸ばして
すっかり大人気取り
物分かりの良い役柄演じて
僕の前を歩いていく
あぁ僕だけが子供のよう
家に帰りたくない
まだまだ遊びたい
だからって心とは裏腹に
身体は言う事を
聞いちゃくれない
帰りたくないのに
足は動く動く
僕の心残りが
帰り道のそこかしこに
ころころ点在
夕陽の残光を反射して
橙色を輝いている
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