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岡崎城の亀の石像

色褪せた写真に映る

小さな頃の僕と母の姿

後ろには岡崎城が聳え立ち

僕は亀の石像に跨って

カメラに向かって

ピースサインを送っている

亀の石像はずっとその場所にいてくれる

友達と言うよりも家族

昔から可愛がってくれる

優しい祖父の様な存在感

だから岡崎城に来たら

龍城神社や菅生神社にお参りした後

必ず亀の石像にも手を合わせにいく

嬉しくなるし懐かしくなる

安心できる存在だし

しばらく会っていないと

あぁそろそろ会いに行こっかなと

なる存在としての亀の石像が

ある場所が僕にとってはこの場所なのだ

見上げれば岡崎城が望める場所で

待っていてくれる亀の石像

厳つい顔つきだけどどこか優しげで

どでんとして揺るぎない存在感

堂々とした亀然とした姿が変わらぬ景色として

そこに在り続けてくれる事は嬉しいし、頼もしい

会いに行けば必ず亀と一緒に

ツーショットを撮る

なんだかご利益がありそうで

撮影後にはついつい

頭を撫でながら念じてしまう

家内安全

妻の健康

今年の運気の良し悪し

亀はただじっと前を向いて

来るもの拒まず受け入れてくる

慰めてくれる

慈しんでくれる

亀の石像がある風景が

いつまでも岡崎城と共に残っていって欲しい

いつでも会いたくなれば気軽に会いに来られて

岡崎城を訪れる人たちの記念碑的役割として

思い出の一部分に寄り添い

僕みたいにふと振り返った時に

懐かしい気持ちになってもらいたい

亀の石像

僕にとっての岡崎城の

欠かせないスポットのひとつだ

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