白熱な戦闘描写と、00年代を感じる物語の雰囲気!『蒼剣の歪み絶ち』感想
バトルが中心となっているお話は、結構好きな方です。
ドラゴンボールもそうですし。
聖闘士星矢や幽遊白書といった。
少年ジャンプで連載されていた。
バトル漫画は、一通り読んできたと思います。
そういった物語は、手に汗握るものがありますね。
やっぱり、男の子だからでしょうか……?
何故なのかは、よく分からないのですが。
でも、読んでしまう。
そんな魔法にも似た魅力があるのが。
バトル漫画の面白さなのかなと思ってしまいます。
さて。
と言うわけでもあるのですが。
本日、ご紹介するライトノベルは、那西崇那(なす たかな)先生の『蒼剣の歪み絶ち』(2024年3月刊行)です。
さあ、今日も張り切って参りましょう!
あらすじです
今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。
ということで。
本日のテーマは、「異能バトル」となっております。
ざっくりとした、あらすじ
さて、この作品ですが。
ものすごく端的に、あらすじを説明するのなら。
「歪理物」(ヴァニット)と呼ばれる。
世の中の理をゆがめてしまう物がある世界で。
呪いの剣と契約してしまった少年、加羅森 迅(からもり しん)と。
未来が定まった少女、アーカイブと。
あらゆる文字を食べてしまう本を持った女子高生、藤中 日継(ふじなか ひつぎ)の。
三人が。
敵と戦いながらも。
それぞれの困難に対して。
打ち勝っていく。
そんなお話となっております。
本作を読んで、私が感じた雰囲気
私が感じた話になってくるのですが。
本作の雰囲気が。
西尾維新先生の「化物語」を始め。
TYPE-MOONによる「月姫」や「Fate」シリーズ。
さらには。
竜騎士07先生による、「ひぐらしのなく頃に」といったような。
2000年代に流行した物語の雰囲気と、とてもよく似ており。
私が、この作品を読んだ感想としては。
「どこか懐かしさを感じる……!」
と言ったものでした。
しかし、です。
この作品の解説にも書かれてある通りなのですが。
登場人物の造形が。
「今」にアップデートされており。
懐かしいようでいて。
それでも今の時代に通用するように。
描かれている。
そんな作品となっております。
この作品の面白い所
キャラクターが様々な困難を乗り越えていく所だと思います。
その過程が、たまらなく良いです!
また、戦闘描写も白熱していて。
私は、この作品を読んでいて。
戦闘でのシーンにおいては。
ページが止まることはありませんでした!
それほど、バトルは作者様が力を入れていたと。
私は、感じました。
この作品の欠点について
本作の解説にも書かれているのですが。
「歪理物」(ヴァニット)の設定が。
イマイチわかりにくい点があると思います。
読んでいて。
「どういう能力だったっけ?」だったり。
「え? こういう能力だっけ」といったことが。
度々ありました。
その点が、残念だったなと思いました。
最後に
とはいうものの。
前に酷評した電撃大賞受賞作品(※)と比べて。
どこか懐かしさもありつつ。
「今」に合わせてきた、こちらの作品の方が。
私は、面白かったなと思いました。
※前に酷評してしまった、記事はこちらから
ともあれ。
色々な作品があるのだなと、感じつつ。
今日は、この辺りで筆を置こうと思います。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。
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