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バンドによる青春物語!『宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴーストライターになるなんて。』感想

ライブやコンサートには、一度だけ行ったことがあります。

行ったと言うよりは。

なんか流されて行った、と言った方が。

正しいのですが。



そこで、私が経験したのは。

生バンドの演奏で。

わいわいと人が集まって。

一心不乱に。

応援する姿でした。


私としては。

慣れ親しんだ曲ではなかったので。

人って、あんなにも熱狂的になれるんだな……。

と。

どこか冷めた目線で、会場を後にした記憶があります。(遠い目)

皆様は、ライブやコンサートへ行ったことは、ありますか?


というわけで。

本日、ご紹介するライトノベルは、石田灯葉先生の『宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴーストライターになるなんて。』(2021年10月刊行)です。

やっぱり慣れた曲が最高だと思う、今日この頃です。



あらすじです

今回は、「紀伊國屋書店ウェブストア」さんより、あらすじを引用させていただきます。

「小沼くんの曲、私に一つだけくれないかな?」
宅録が趣味のぼっち―小沼拓人は、元天才シンガーソングライターの市川天音から秘密の相談を受ける。
とある事情から自分で作った曲を歌えない天音を救う決意をする小沼だが…。
「わかった。でも、おれが作った曲だとは言わないでほしい」
バンドに必要な楽器は一通り出来るくせに、目立つのが大嫌いな小沼はあえて、ゴーストライターとなることを選ぶ!
しかし、天音に加え、青春大好きな吾妻由莉、幼馴染の波須沙子の加入で、ぼっち生活は予期せぬバンド活動で彩られ―!
エモさあふれる、バンド×ラブコメ=最高の青春ストーリー!!
第26回スニーカー大賞優秀賞受賞作。

宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴ-ストライタ-になるなんて。 1 / 石田 灯葉【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)


というわけで。

本日のテーマは、「美少女とのバンド演奏」です。



とはいうものの

さて、この作品ですが。

まずタイトルにもなっている。

「ゴーストライター」という言葉ですが。

物語の要素としては、薄味です。

どちらかというと。

ぼっちで宅録(※)が趣味である。

高校生の主人公、小沼拓人が。


※宅録とは
演奏歌唱などを、専用のスタジオを使用せず、自宅機材を揃えて録音すること。

宅録(たくろく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書


ひょんな事から出会った。

美少女でもあり、元天才シンガーソングライターの。

市川天音と共に。

ある事情から。

歌えなくなってしまった彼女を救うために。

楽曲を提供する。

といった話となっております。

それが、段々と協力してくれる人(女子ばかり!)が増えて。

いつしか、バンドとなり。

ライブをすることになるというのが。

話の大筋となっています。


つまるところ、このライトノベル。

「ゴーストライター」がメインの話ではなく。

楽曲提供をキッカケにして。

主人公が、美少女たちと。

バンドを組んで、ライブで演奏する。

そんなお話となっています。



この作品の良いところ

なんといっても、バンドを中心とした青春物語である所です。

ラブコメ要素もあり。

すれ違いもあり。

キャラクターの成長要素もある。

非常に魅力のある、青春ラノベとして成り立っています。

また。

音楽とライトノベルとが。

見事に合わさった作品だと思います。



この作品の欠点について

個人的な話になってきますが。

この作品の主人公。

ドラムやベース、ギターとキーボードが弾けるという設定なのですが。

その要素が、あまり出てきません。

なんとなく出来てしまうからか。

他の話に流されてしまったような。

形になってしまっているので。

せっかくだから。

主人公が。

器用に、楽器を演奏するシーンが。

読んでみたかったです。



最後に

余談ではありますが。

youtubuにて。

この作品に出ていた曲が。

前田佳織里さんという声優さんによって。

歌われていますので。

ぜひ聞いてみてください。


さて。

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。

この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。

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