今の時代だからこそ、生まれた作品!『VTuberのエンディング、買い取ります。』感想
今の時代、VTuber(※1)の存在は欠かせないかなと思っています。
※1 前に「VTuber」について記事を書いたため、気になる方はこちらを参照。
様々な作品や場所で、「VTuber」達が出ていますね。
アニメにせよ。
テレビのコマーシャルにせよ。
さらには、テレビの歌番組にも!
その幅広い展開には。
驚くべきものがあるかなと思います。
皆さんは、VTuberのこと、ご存じですか?
ということで。
本日、ご紹介するライトノベルは、朝依しると先生の『VTuberのエンディング、買い取ります。』(2023年1月刊行)です。
今日は、現代ちっくなテーマで、お送りしたいと思います。
あらすじです
今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。
というわけで。
本日のテーマは、「VTuberの最期」となっております。
意外と社会的な作品
さて、皆さんに考えて欲しいことがあります。
そもそも、「VTuber」って、最期があるんでしょうか?
いろんな所に出て。
活躍する「VTuber」ですが。
最期は残念なことに、あるんです。
この作品では、そこの部分を扱っているのが特徴です。
本編では、様々な「VTuber」の最期を扱っていくのですが。
基本は、「ネット炎上」(※2)がキッカケで。
引退することになるのがほとんどです。
こういった所が、どこか現代風なテーマの作品だと思う所ですね。
この作品の面白い所
「VTuber」というテーマを扱っている部分ですね。
それでいて。
今では当たり前となった。
「推し活」にも通ずる所が。
あることだと思います。
というのも。
とある理由から、VTuberの炎上を扱うブロガーとなった。
高校生でもある主人公、苅部業(かるべ ごう)には。
様々な理由で。
「VTuber」を辞めたい。
「VTuber」を辞めざるを得なくなった。
ヒロイン達が相談に来ます。
それを、どうにかして解決し。
彼女ら「VTuber」の最期を飾っていく。
それは、彼女らにとっては、新たなる道へと繋がるため。
その最期を飾っていくこと、それ自体が。
魅力あるライトノベルだと思います。
私はこの作品を読んでいて。
「中々に現代的で、社会派な作品だな」という。
感想が出てきたことを覚えています。
この作品の欠点について
「VTuber」というテーマ性自体が。
果たしてどの位の層に刺さるのかという疑問点がある所です。
データが古いですが。
2018年での、「Vtuberの認知度」の調査結果は。
若年層の男性が多いという結果だったようです。(※3)
こうしてみると。
この作品自体が。
若い人に向けて、特化させた作品のようにも感じました。
最後に
とはいうものの。
「Vtuber」を通して。
「推し活」をしている人たちの思いや。
現代ならではの、様々な葛藤が描かれた本作となっております。
そして。
「今」でしか味わうことの出来ない、面白さがあると。
個人的には思っていますので。
是非とも、読んでもらいたい所存であったりします。
さて。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。
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