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本日は、まったり系『有名Vtuberの兄だけど、何故か俺が有名になっていた』感想

Vtuber。

最近、何かと話題になっていますね。

その定義とは、以下のようになっています。


「You Tube(ユーチューブ)」などの動画配信サイトに動画を投稿して収入を得るユーチューバーの一種で、3DCG(3次元コンピューター・グラフィックス)などで作られた、アニメの登場人物のような架空のキャラクター(アバター)のこと。アバターを用いて、動画を配信する人を指すこともある。

VTuber(ぶいちゅーばー)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)


ということを、理解した上で。

本日、ご紹介するライトノベルは、茨木野先生の『有名Vtuberの兄だけど、何故か俺が有名になっていた』(2023年11月刊行)です。

本日は、まったり系となっております。



あらすじです

今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。

「お兄ちゃんは配信の天才だよ」
妹の配信事故で、何故か俺がVデビュー!?

俺には義理の妹、いすずがいる。
彼女は登録者数100万人突破の大人気VTuber【いすずワイン】。
そんな彼女がある日、配信を切り忘れ、俺との素の会話を世界中に流してしまう!

配信では生意気なメスガキを装おう【いすずワイン】だが、素のいすずは真逆。
毎日俺にべったりで「お兄ちゃんがいないと生きてけない!」と公言する引きこもりだった。
配信事故の切り抜き動画は拡散されバズり、そして――

何故か俺もVTuberとしてデビューすることになり!?

家計のためと軽い気持ちで引き受けたVTuberだが、生配信は何度やっても事故ばかり。
可愛い先輩とコラボをしても事故るし、なんなら妹も寝落ちする!
…なのに毎回高評価の連続で!?!?

正式デビュー前から登録者数30万人突破!?
「【ワインの兄貴(俺)】の事故は芸術」…って、お前ら俺の何に期待してるの!?

『小説家になろう』発、妹の配信事故から始まる成り上がりVTuberラブコメ!

「有名VTuberの兄だけど、何故か俺が有名になっていた」シリーズ(GA文庫) - ライトノベル(ラノベ)│電子書籍無料試し読み・まとめ買いならBOOK☆WALKER (bookwalker.jp)


というわけで。

本日のテーマは、「Vtuber」となっております。


今ならではの、本作品

さて、この作品。

今をときめく、「Vtuber」を取り扱っています。


話を端的に説明すると。

クラスのギャルから。

「何の取り柄もない」

と振られた、普通の高校生、塩尻聡太。

そんな彼には、引きこもりの妹がいました。

しかし、その妹は普通ではありません。

「いすずワイン」。

彼女はVtuberでは、有名な存在だったのです。

家に帰るや、そんな彼女の配信を、兄として応援している聡太。

そして彼女をねぎらおうと、部屋へ行った先で――。

といった話となっております。


非常に、まったりとした空気感

元々、Vtuberに興味があった、私ですが。

早速、中身を見てみますと。

非常に、「まったり」とした空間がそこには広がっていました。


説明しますと。

主人公である、塩尻聡太を初め。

妹である、塩尻いすず。

先輩Vtuberである、天竜川アルクや。

聡太達の父親と言った面々が。

みんな、いい人で構成されています。

また、本文に書かれている、配信者に向けたコメント欄を見る限り。

こちらも、好意的な視点で、聡太やいすず達を見てくれていることが分かります。

そのため、その相乗効果で。

非常に温かい交流会のようなものが、本文には描かれていました。

なるほど。

こういった交流が出来る上。

文字だけでも、なんだか温かい空間が生まれている。

これが、Vtuberの良いところではないかと。

そう思った次第であります。


残念なところ

本作の話の流れについてなのですが。

基本、主人公のやることなすこと、すべて上手くいきます。

というよりも。

失敗自体はするものの。

それを、コメントを書く人たちが。

みんな、好意的に受け止めてくれているため。

失敗が、なかったことになっています。

それが良いのかどうかは別として。

人によっては。

切磋琢磨して欲しいと思うところでありますから。

ここでは、書かせていただきました。


最後に

この忙しい、現代において。

こういった温かみのある交流会のようなものは、大事だなと思います。

失敗しても。

受け止めてくれる人がいる。

故にそれは、失敗にはならない。

こういった世界観だからこそ、Vtuberは流行しているのか、と。

そう思った所でありました。


最後まで、ご覧いただきありがとうございます。

この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。

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