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学級経営㊺6月に学級を見つめ直すポイント

学級開きから2ヵ月が経ち、6月に入りました。「魔の6月」とか「6月の荒れ」などと表現されることもありますが、私自身は「6月だから」ということではないと思っていますし、そのときそのときに必要な手立てを講じていくことが学級経営であると思っています。

ただ、この時期というのは、年度始めの緊張感も薄れてきて、クラス内の人間関係もできあがってくる頃です。そこに、早ければ運動会などの行事がひと段落したり、あまり気持ちのよくない気候的な要因が重なったりして、学級の雰囲気がよくないものになりやすいということは考えられるのかなと思っています。(私自身もじめじめとした気候というだけで、気分が落ちます😅)

今回は学級を見つめ直すポイントについて、考えをまとめてみました。

言葉を見つめ直す

学級に広がる言葉はどうでしょうか?教師が、4月には意識して使っていた前向きな言葉が減ってしまってはいないでしょうか。子どもたちが使う言葉は、トゲがあったり、排他的になっていたりしないでしょうか。自分自身の経験でも、言葉は雰囲気をつくり出すと感じることが多々ありました。状況によっては、言葉について考える学級活動を行ったり、具体的なよくない言葉が聞こえたときには丁寧に指導をしたりする必要があると思います。

人間関係を見つめ直す

言葉遣いとも関係しますが、学級の人間関係は一人一人に受容的な目を向けられるものになっているでしょうか?もちろん、仲の良い友達どうしで集まり、話し、遊ぶのは自然なことですが、学習や生活の場において、「誰とでも」協働し、一人一人を受け入れようとする態度は必要になります。ここでも、排他的な言動が見られたり、人の心を蔑ろにするような行為が見られたときには丁寧に指導する必要があると思います。

授業を見つめ直す

学習においては、子どもたち一人一人が主体性をもって生き生きと学べるようになっているでしょうか?誤解を恐れず言うなら、学級開き直後は、まだ環境への新鮮さがあるので、どのような授業でも多くの場合、子どもたちは真面目に一生懸命取り組もうとする印象があります。しかし、大人でもそうだと思いますが、同じ形式の授業や参加できている感覚を得られない授業が1年間続くと考えると、意欲を維持するのは難しいと思います。4月のときと比べて、学習中の様子が変わってきたと感じるのであれば、それは自分の授業を見つめ直す機会になるのではないかと思います。

環境を見つめ直す

教室の環境は整っているでしょうか?乱雑にものが放置されていたり、窓が締め切りで空気がこもっていたり、とても学習しようという気持ちにならない室温であったりしないでしょうか。6月という、雨が多く、じめじめとしがちな時期だからこそ、環境を整える意識が非常に大切であると思っています。そして、自分自身の体感にすぎませんが、子どもたちはこの「環境」に対する不満はあまり言葉に出して話してくることが少ない印象があります。だからこそ、教師が気付き、手を施していかないといけません。

個人的に教室環境について、とても重要視していました。こちらも参考になればうれしく思います。


まとめ

細かく見れば、この他にも様々なポイントがあると思います。自分自身に言い聞かせるつもりで、いつも気を付けていたことですが、気を抜くとつい忘れがちになってしまいますよね。この6月というタイミングで、もう一度丁寧に見つめ直すことには大きな意味があると思います。


みなさんも、意識するポイントがあったらぜひ教えてください^ ^
お読みいただきありがとうございました。それては。