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ライブコマース予想2023

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4つのライブコマース調査を平行して見ることでわかった業界と生活者の明確な溝

4つのライブコマース調査を平行して見ることでわかった業界と生活者の明確な溝

ライブコマースはどこで見られているのか?私自身がアイレップ時代に行ったライブコマースの調査のときはもちろん、その前の時からもずっと疑問に思っていることがあります。

それは、ライブコマースの調査をするとだいたいプラットフォームとして圧倒的に1位になるのがYouTubeであるということです。

以下、今回対象とした主だった4つのライブコマース調査をご紹介しておきます。
MMD研究所(2021年5月)

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メディアの記事タイトル変遷から見えたライブコマースのアップデート

メディアの記事タイトル変遷から見えたライブコマースのアップデート

ライブコマース専門メディアの記事を俯瞰する

ライブコマースを専門に扱う(国内唯一の?)メディア「ウェビナビ」さんの協力により、ライブコマースに関する記事タイトルを提供いただきました。
今回は私の主観を抜きにして、タイトルをテキストマイニングしたときにどういった単語で構成されているのかを可視化し、そのうえで

全期間としてどういった傾向があるのか

2022年上半期はどういった傾向があるのか

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効果があったライブコマースの集客方法2選

効果があったライブコマースの集客方法2選

先週、2件のライブコマースの相談を受けたのですが、いずれに共通することは集客をインフルエンサーに頼るということでした。どうして自社での集客を行わないのか?と確認すると、集客手段としてのSNSをやっていない、集客対象がターゲットと異なるといった回答がありました。
今回は、ライブコマースにおいて中身よりも大事な集客について書いていきたいと思います。

ソーシャルコマースの一部であるライブコマース

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2023年版ライブコマース国内市場規模の真実

2023年版ライブコマース国内市場規模の真実

希望的観測のライブコマース市場が独り歩きすると大変危険なので、ここでは一度、今、世間で出回っている日本のライブコマース市場について、ソースを見つつ、考察しておきたいと思います。

※取り急ぎ、以下にグラフ一覧を張っておきますので、ぜひ記事も読んでみてください。

日本のライブコマース市場を拡大解釈してはいけない

はじめにGoogleで国内のライブコマース市場で検索すると、2022年で500億とか

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2023年になってやっと見えてきたライブコマースのKPI

2023年になってやっと見えてきたライブコマースのKPI

3回目の記事となります。予定ではインフルエンサーがライブコマース案件を受けるメリットがあるかどうかについて書こうと思いましたが、優先度として、ライブコマースのKPIを2023年の早いうちに全員が基本認識を揃えられるよう最低限決めておいたほうがいいかなと思い、今回はライブコマースのKPIについて書くことにしました。
お時間のある方は、ぜひ過去記事と合わせてご覧ください。
1回目 ライブコマースがブー

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インスタライブでライブコマースを本当にしていいのか?

インスタライブでライブコマースを本当にしていいのか?

こんな記事を見つけました。SaaSの会社がInstagramライブを??
ライブコマースが広まったらいいなぁと日々研究するものとして、ぜひ補足したいところがあるので書いていきたいと思います。

MofflyといえばTAGsAPIですね。ライブコマース界隈で聞いたことがない人はいないでしょう。ライブコマース界隈では老舗のSaaSであるため、導入している企業も多い印象です。しかし、その自社ツールがある

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ライブコマースがブームではなくなった

ライブコマースがブームではなくなった

はじめまして。武者慶佑と申します。
2020年のコロナ禍以降、当時無理矢理に非接触を求められた結果、僕たちの判断軸には根強く"デジタル"が介在するようになりました。

外出できないから、ファッション、メイク、生活雑貨や食品に加え、家具や家電もオンラインで買うことになり、サブスク文化も強く根付いたのではないでしょうか。

ファッションはサイズで失敗しにくいオーバーサイズがトレンドになり、メイクもオン

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