植木鉢の色を決めました。ゾウさん&雲さんとお揃いです。
どどんと接写。こちらは10号の作品の植木鉢をコンデジ(オリンパスのTG-4)の顕微鏡モードで撮影したものです。やはり、トリミング不要なのは助かります。
植木鉢は、暫くの間グレーでした。こちらに在りし日の姿がちょっとだけ写っています。
色々描き進めるうちに、ピンクの三角形をつくりたくなりました。
三角も私の好きなモチーフのひとつで、これまで色々描いてきました。10/14~11/12の個展の別の作品群にも登場します。
10号の作品には、ゾウさんがいます。ご参考までに以前ダーマトグラフで描いたラフです。
ゾウさんは、滑り台になっていて、ピンクです。色には意味があります。船の冒険が空想であること、それから現実の世界の作品群が私の空想であることをほのめかしています。船が生き物たちを見守るというのもそうです。また、人生について一般的に言われている「すべては幻影」という説もほのめかしています。
元々、ピンクのゾウは幻覚のことらしいのですが、拡大解釈し、幻想、空想そういったものをこの作品では表現しました。船の舷窓ともかけてあります。白い窓枠は、木彫りの船のあの部分だったりします。
それから、ピンクの鼻は花ともかかっていて、銀座の作品群にいた、タナボタの花です。
というわけで、ゾウさんはどうしてもピンクにしたかったのです。ダニエルスミスの鉱物絵具のうちロードナイトを使ったり、他にもいくつか使ったような記憶があります。もう、画材を使いすぎてヘビー級あるいは超ド級のミクストメディアになっています。記憶が薄れています。
それから、雷さんのシャンデリアも雲が複雑なピンクです。ゾウさんと全く同じではありませんが、ピンクの仲間です。私は雷さんが大好きです(実害があるのは嫌ですが、音と光が好きです。あと、人間の雷は大嫌いです)。インテリアで実際こんなのがあったらいいなというのをつくりました。
昨年12月に参宮橋のピカレスク様(「雷 擬獣化展」)に出展した雷獣の作品のひとつもお尻がピンクになっています。サンダーという名前の雷獣で、サンダーのみで形をつくりました。駄洒落です。
今回の個展のシャンデリアは、このサンダーの流れを汲むものになっています。
そして、植木鉢。夢中でつくっていて、ある時、全体をあらためて見ました。そして、ピンクにしたくなりました。ゾウさんとも雲さんとも違うピンクですが、ピンクの仲間です。これで、ピンクの大三角が誕生しました。クジラさんのテントも三角なので、念押しみたいな感じです。そういえば「熟睡展」のときもダイヤモンドの原石の三角でバリアをつくったのでした。
この植木鉢は、オリーブさんのです。この絵は、平和を祈念して描いた絵でもあります。白黒ええよんの手にかかり、もう樹種はなんだかわからなくなりましたが、オリーブさんが基になっている平和の樹です。ピンクは平和をもたらしそうな気がしました。力強いピンクなので、小さくても威力は絶大です。薄くしたときの色も好きで、グラデーションをつくりました。平和の樹にも足しました。他にも全体的にこの色を少しずつちりばめました。
私の好きな色のひとつです。
ありがとうございます。それでは、また。
鉢の住人は、こんな感じです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?