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『要約上手』になれる本:子どもに聞かせる世界の民話


『読みやすい文章が書けるようになりたい』
『要約・説明上手になりたい』
『自分の考えを整理したい』

そんな方におすすめしたい本です。



『子どもに聞かせる世界の民話』 矢崎源九郎著



「わかりやすくて面白い」文章が書きたいのに

・あれこれ詰め込んでしまい「ゴチャゴチャした文章」になってしまう。
・結局何が言いたいのか「結論がぼやけて」しまう。

文書だけでなく普段の会話でも
「私、何が言いたくてこの話を始めたんだろう?」
と「結論に辿り着かないまま話が終了する」ことがしょちゅう起こる。

こんな私の悩みに
「解決の糸口」をもたらしてくれた本でもあります。


素敵な本に出会いましたね☆


文章のフォーマットとしての手本に


この本は【話が面白い】ことはもちろんですが
最初に【何について書かれているのか】を要約してくれているので
私たち読者は【話の趣旨を踏まえながら】最後まで読み進めることが
できるのです。


ヤギとライオンの話


たとえば『ヤギとライオン』のお話。

『ヤギとライオン』(※原作を要約しています)

夕立にあってヤギはずぶ濡れでした。

「うちで雨やどりしないか?」
そこへライオンが声をかけてきます。

家の中でライオンはバイオリンを弾いてくれました。

雨のふる日にゃ うちにいて うちにいて
雨のふる日にゃ うちにいて
おいしいお肉のおいでをまつさ。

おいしいお肉と聞いてヤギは震えあがります。
このままでは、ライオンに食べられてしまう。

なんとかここから逃げ出さなければ。
ヤギは知恵を絞り始めます・・・

出典:『子どもに聞かせる世界の民話』 矢崎源九郎著



ライオンが声をかけてきたところで
(やばいよ、やばいよ)とザワザワし始め


「おいしいお肉」のくだりで
(やっぱり!)と確信する。


それから「ヤギはどうやってこの場を逃れるのか」
ドキドキしながら読み進めていきます。

ヤギの「知恵」によって
怖いはずのライオンは、どんどん「キュート」になって
物語が展開していきます。



「子どもの読み聞かせ用」の本なので
ひとつひとつの物語が短く
あっというまに読み終えることができます。



それなのに読後は「想像力」が自然と広がっていく。
きっと子供の頃に読んでいたら
今よりずっと「制限のない発想」が出来たのではないだろうか。
子どもの頃に読みたかった本でもある。


おすすめです!!


ふむふむ



『子どもに聞かせる世界の民話』おすすめポイント


・文章のフォーマットとして秀逸
・普遍的なものごとが知れる
・面白くて想像力と語彙力が身につく
・自分の感情の動きを俯瞰できる


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日もよい日になるといいですね♬




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