Rina

翻訳と音楽が好きな純関西人✌

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最近の記事

No title sec.1 歪みのきっかけ

今が生きてて一番幸せ。彼の腕の中でそう思う。寝返りを打とうとしても、後頭部に回された手にぎゅっと力が入り体勢を変えられない。愛おしい気持ちが溢れてベッドの上に、そして部屋中に充満するのを感じながら、去年のクリスマスに揃えたジェラピケのパジャマに顔をうずめた。 今日は彼と一緒に勉強をする日。去年あたりから未曾有のウイルスが爆発的に流行し外出自粛を余儀なくされていたため、デートの日には大抵彼の家に引きこもり、海外の大学が提供している無料のオンライン授業を一緒に受講していた。 彼

    • 人間は好き

      自慰行為的に仕事をして生計を立てられたら理想だと思っていた時期がありました。 でもつい最近、2年間ほど仕事で関わってきたたくさんの人たちと直接お会いする機会があり、作品を制作する人がまとう空気や目線に触れ、日々の自分の活動がこの人たちの役に立てたら、という思いが強くなりました。 作品を受け取る側の人たちとも直接会話をすることでも改めて強く感じたことがありました。 自分の紡ぐ言葉が、 誰かの人生にそっと寄り添えたら。 誰かが帰りたい場所になれたら。 誰かの暮らしを彩ることがで

      • 違うことが当たり前の環境

        4月から5月にかけて、1か月間タイに滞在していました。 突然ですが日本語に「たい」って音多いと思いません? 「タイで暮らしたい」「タイに行くから退職」「タイに滞在」 毎回「ダジャレじゃないで!?」って言うのタイヘンで🥺 …失礼しました。 日本に帰ってきてから3日目で、すでに息苦しさを感じました。社会の圧とか、言葉の隅々まで聞き取られて理解されてしまう窮屈さとか、プーケットよりはるかに涼しいのになんか息がしづらい感じ。 社会の圧っていうのは、「26歳がショートパンツ履いて電

        • 翻訳、言葉、生きること、キャリア

          最近また「世のスタンダードをつくる仕事 vs 人生に彩りを添える仕事」について考えていた。私は人の暮らしに少しの彩りを添えたいと思ってキャリアを考えてきた。それは、ある程度安定した暮らしができる、つまりインフラを整えてくれる人が別にいて、その上でしか成り立たない付随的な営みだと思っていた。 でも、最近はその「プラスアルファ」(と私が考えていたもの)こそが、社会のスタンダードを作る以前に本質的で大事なことなんじゃないかと思った。 私は、頭のてっぺんからつま先までピンと張った

        No title sec.1 歪みのきっかけ

          社会人2年目にして再考した「研究」という営み

          少し経済的に余裕ができたら、そしてスペイン語がもっと分かるようになったら、翻訳の本場ヨーロッパの大学院に博士号を取りに行くのもありなのかなって最近思う。解明したいことは明確にはないけど。確立されたフレームワークの中で、もしくはそれに基づきつつも枠からはみ出して、もっと考え続けたいなって思う。 でも、修士課程を修了した時は「私は研究者じゃない」って強く思っていた記憶があって、それが少し引っかかる。 あの気持ちは突き詰めると多分、研究活動においては常に限界点を明確に述べるべき

          社会人2年目にして再考した「研究」という営み

          世のスタンダードをつくる仕事 vs 人生に彩りを添える仕事

          自分のキャリアをコーディネートしていく上で、世の中の仕事を大きく2つに分けて考えています。 社会のインフラを整える、もしくは世の中の新しいスタンダードをつくっていく仕事 ある程度幸せな暮らしが担保された上で、少しの「ホッ😮‍💨」や「クスッ🤭」をつくる仕事 結論から言うと、私は後者に惹かれるんですよね。 私が一生やっていきたいと思っているゲーム翻訳がまさにそうです。ゲームをしなくても、人間らしい生活は送れるんです。でもゲームがあることで、疲れた日常から数十分、数時間解放され

          世のスタンダードをつくる仕事 vs 人生に彩りを添える仕事

          犬と赤ちゃん

          最近思うことがあって。 私、わりと日常的に孤独感を抱くんですよね。実家暮らしではあるんですけど、起きたら家族はみんな仕事行ってて。 ひとりで自分のごはん作って、アリアナとか聞きながら化粧して髪巻いて、コーヒードリップして魔法瓶に入れて。 研究室に行って4〜5時間ひたすらPCに向かう、みたいな。 そんな感じで生きていると、ひたすら自分が愛を注ぐと懐いてくれる、無垢な存在が無性に恋しくなったりします。 ワンちゃんとか。 叔母の家に黒チワワがいるんですよ。 ふわふわで

          犬と赤ちゃん

          美しく熱い先輩

          こんにちはっ りなです。 私、最近歴史って大事やなぁと思うことが多くて、「りな史」をね、振り返ることが多いんですよね。これからどう生きていこうかなって考える時とかもね、過去の自分を理解することってすごく、楽しいし役に立つんです。 りな史を振り返るにあたって少し考えたことを、ここに書き留めておきます。 人間性って、「人を殺したらいけない」みたいな、本当に最低限、全人類が持ってないといけない倫理はあるにしても、結局普段細かい決断をどうしていくかって、もう派閥の話になると思う

          美しく熱い先輩

          ヨルシカの歌詞は何であんなにエモいのか

          私、思うことがあります。 ヨルシカの歌詞って、なんだかすごく胸を締め付けてきませんか? ヨルシカは、ボカロの曲を作っていたn-buna(ナブナ)さんと、ボーカルsuis(スイ)さんの2人で構成されたバンドです。2018年から活動されています。ヨルシカの曲を聴いたことのない人はぜひきいてみてください! n-bunaさんが書く文学的な歌詞が、繊細で精巧な音楽と、suisさんの透き通るようなきれいな声で、心に届いてきます。 ある曲では真夏の太陽の下で白いスカートのすそから光

          ヨルシカの歌詞は何であんなにエモいのか

          2020年5月に観測した心境の変化

          久しぶりに日記を書いて、公開できる場所にもこの心境を残しておこうかなって思ったので、誰が読むねんって感じやけど、ここに置いておくことにする。 緊急事態宣言が解除されて、みんな外の日常へ戻っていく。 私はというと、春学期中ずっと家で授業を受けることが決まっていて、少し寂しい気持ち。 でも、通勤や通学をしたいわけでもないし、だれかれ構わず飲みに行きたいわけでもないし、やるべきこと、やりたいことは部屋の一角から全部できる。 家でおいしいコーヒーが飲めることもわかったし、た

          2020年5月に観測した心境の変化

          コミュニケーションの向かう先 - 竹渕慶『Love』より

          前記事で竹渕慶ちゃんというアーティストのクリエイティブな生き方をご紹介しました。また慶ちゃんネタなのですが、今回は彼女の新曲『LOVE』から考えたことを書きます。 - 待って 待ってたよ君の 歴史や抱く夢を 知って分かち合って 愛したいんだ この歌詞を聞いて、私は感銘を受けました。 ここ数年私が考えてきた『異文化交流』の形そのものです。たったの2行できれいなメロディと歌声にのせて表現されてしまいました。 私がここでいう『異文化交流』とは、日本人でない人との交流のみ

          コミュニケーションの向かう先 - 竹渕慶『Love』より

          Goose House の歌姫 竹渕慶の今

          こんにちは! 今日は私の一番好きなアーティスト、竹渕慶ちゃんについて書きたいと思いますー☺私は慶ちゃんがGoose Houseというグループに所属していた時からその歌声が大好きだったのですが、偶然ソロコンサートに行ける機会があり、今まで以上に慶ちゃんのトリコになってしまいました!しかも、歌声だけではなく生き方や性格までもに惚れ込んでしまっていて、彼女は今や私のrole modelそのものとなっています(笑) 私の慶ちゃん愛についてはどこまでも語れるのですがこの辺にしておい

          Goose House の歌姫 竹渕慶の今

          構造主義/自分であるということ

          初noteで、現在大学4回生の私が就活を「終えた」んじゃなくて「やめた」話を書こうと思ったのですが思ったより筆(タイプ?)が進まなかったので全く違うことを書くことにします(`・ω・´) 大学で、言語学者ソシュールについての講義を受けていたときのことです。構造主義という考え方を少し教えてもらいました。 すごく簡単に言うと、構造主義の考え方って反実体論で、物事はすべて「~でない」からしか決定されないらしい。 常にすべてのものは「そこに潜在する構造」によって説明・理解されなけ

          構造主義/自分であるということ