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世のスタンダードをつくる仕事 vs 人生に彩りを添える仕事

自分のキャリアをコーディネートしていく上で、世の中の仕事を大きく2つに分けて考えています。

社会のインフラを整える、もしくは世の中の新しいスタンダードをつくっていく仕事
ある程度幸せな暮らしが担保された上で、少しの「ホッ😮‍💨」や「クスッ🤭」をつくる仕事

結論から言うと、私は後者に惹かれるんですよね。
私が一生やっていきたいと思っているゲーム翻訳がまさにそうです。ゲームをしなくても、人間らしい生活は送れるんです。でもゲームがあることで、疲れた日常から数十分、数時間解放されたり、ゲーム内のストーリーに心を動かされて明日もがんばろうって思えたりする人がいる。
最近カフェのお仕事も始めたのですが、それにも当てはまります。ビジネス街で働いている人たちがおいしいコーヒーと落ち着いた空間を求めてホッとしにくる場所です。スコーンを食べてコーヒーを口に含んで、表情がほかっと和らぐような瞬間って見ているこちらが満たされたような気持ちになります。

前者、人間らしい生活を心地よく送るためのモノをつくったり、世の中に新しい価値観を打ち出したりするお仕事ももちろん素敵です。

でも私は後者に惹かれるのです。
それってなんでかな?って考えました。

1年前のことです。
私の崇拝しているアーティスト、竹渕慶ちゃんのライブで東京に行ったときに、ライブまで時間があったので新宿三丁目のバーに行きました。
するとカウンターにかわいい女の人が座っていました。
その人は自身いわく「腐女子」らしく、私がプレーしているゲームをその人は最近始めたって話やら、「推しのために東京まできたなんていいねっ推しって健康にいいからねっ」って話やらをしていました。
すると彼女は、お気に入りの映画を教えてくれました。
仕事で少し疲れていた時期にその映画に出会って感動し、なんとその映画を観に50回映画館に足を運んだそうです。

冒頭の2種類のお仕事、どちらも素敵な面がたくさんありますが、私は人の人生を変えられるのって後者だと思ったんです。

映画でもゲームでも小説でも、なんでもいいから人生を変えられるような作品に自分自身出会いたいし、1人でもいいからこれで人生変わりましたって言う人がいるような作品や場所をつくっていきたいなって思っています。


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