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  • 『with -holic』

    『with -holic』を順に掲載

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ごあいさつ

はじめまして。LiM-RAiL(リムレイル:読みは何でもいい)と申します。 イキった名前と読みだなと思われたことでしょう。一旦そのお気持ちはしまっていただいて、まずは初回…

LiM RAiL
1か月前
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『アンサー』(1)

 二階の部屋を出て、リビングに向かうために階段を下りる。十四段あったことを確かめ、階段の傍にあるトイレのドアを開ける。  トイレで用を足してからリビングに入ると…

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2週間前
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今日のお昼はフルーツサンド

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1か月前
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仕事終わりに味噌担々麺。味変の花椒が文字通り良いスパイス

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1か月前
2

『with -holic』(3)

          〇  不意に目が覚めた。あたりは真っ暗だが、知っている天井だとわかる。そうだ。自室だ。特に暑くも寒くもないのに、いきなり目が覚めた、ような気…

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1か月前
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『with -holic』(2)

         〇                                             白い天井を見上げていた。知っているが馴染みの薄い天…

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1か月前
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『with -holic』(1)

 目の前のデスクトップパソコンの電源を落としたのを確認した。書斎を出てリビングへ向かう。空腹なので、フードデリバリーサービスで何を注文するか考える。特に理由もな…

LiM RAiL
1か月前
8
ごあいさつ

ごあいさつ

はじめまして。LiM-RAiL(リムレイル:読みは何でもいい)と申します。

イキった名前と読みだなと思われたことでしょう。一旦そのお気持ちはしまっていただいて、まずは初回なので、自己紹介から読んでいただけたら。

滋賀県生まれの関西人、高校卒業後は滋賀からもっと西の方の大学で文学を専攻し、就職に際して逆に東日本へ。自分の心とその時その時のあれやこれやに従っているうちに、日本をプチ横断していた、と

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『アンサー』(1)

『アンサー』(1)

 二階の部屋を出て、リビングに向かうために階段を下りる。十四段あったことを確かめ、階段の傍にあるトイレのドアを開ける。
 トイレで用を足してからリビングに入ると、皿を空にした父と寝ぼけまなこで食パンを咥える姉が、食卓に着いていた。新聞からこちらに視線を寄越した父は、コーヒーの入ったマグカップを口から離し、挨拶してきた。
「おお、おはよう」
「ん」
その後で、姉からも声を掛けられた。
「ぉあよ」

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『with -holic』(3)

『with -holic』(3)

          〇
 不意に目が覚めた。あたりは真っ暗だが、知っている天井だとわかる。そうだ。自室だ。特に暑くも寒くもないのに、いきなり目が覚めた、ような気がした。
 喉の渇きを感じたので、億劫だが起き上がってキッチンに向かうことを決めた。次第に暗さに目が馴染んできた。踏ん切りをつけるつもりで、掛け布団を足で跳ね除けた。
 上体だけを起こし、床に置いたはずのスリッパを足で探す。ひんやりとした感

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『with -holic』(2)

『with -holic』(2)

         〇                                           
 白い天井を見上げていた。知っているが馴染みの薄い天井だ。
 肩で息をしながら上体を起こす。じんわりと汗をかいている顔に手を当てながら頭を回す。部屋を見渡し、出張先のホテルだと思い出した。
「ゆ、夢か。ゲームだったらバッドエンドだな。…あんな最後はヤだな」
 ベッドから出てカーテンを開ける。

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『with -holic』(1)

『with -holic』(1)

 目の前のデスクトップパソコンの電源を落としたのを確認した。書斎を出てリビングへ向かう。空腹なので、フードデリバリーサービスで何を注文するか考える。特に理由もなくカレーを選んでいた。チキンやビーフ、キーマなど、三択ほど思い浮かんだが、どうせ全部同じだし、どれでもいいな、と思った。
 リビングに入り、壁に掛けてある時計を見ると、もう既に一九時を回っていた。夕飯を済ませたら何をするか考えながら、ゴミ収

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