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私の便利帳

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私が影響を受けた、クリエイターさんのノートを、集めたマガジンです。どれも大切なのでまとめておきたくて作成しました。
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2022年7月の記事一覧

「たかがサラリーマン、されどサラリーマン」と、父は言った

藤本正雄さんの『採用活動で入社後の実態を伝える』シリーズを読んで、人事部門で採用を担当したことのある人間として、これは永遠の課題だと思うと同時に、ふと、父の言葉を思い出しました。 藤本さんの記事はこちらです: 私の父は昭和の典型的な仕事人間で、営業でお客様接待が多かったこともあり、私が受験勉強で夜更かしするようになるまでは、日曜日以外に父の顔を見ることは、ほとんどありませんでした。 仲が悪かったわけではありません。ただ、共に過ごす時間が少なかったことと父が躾に厳しかった

自分自身の「常識」から逃げ出す

真面目な人が多いです。真面目なのは良いことなんですが、生真面目すぎるとでも言えばよいのでしょうか。そのせいか社会全体に寛容さや遊び心がなく、昔に比べて窮屈に感じることが増えてきたように感じています。 さて、そこにあるのが「常識」です。 以前noteにも書きましたが、僕の仕事人生は逃げることから始まりました。 当時の僕は非常識な人間だと思われていましたし、僕自身もそう思っていました(笑)。 でも、その後、逃げて逃げて必死で逃げているうちに、幸運にもその道が自分の仕事にな

ポジティブのエッセイ 前編:「存在してはならない感情」

雨の日は少し苦手だ。 雨が降ると、せっかくネガティブな思考の坩堝に陥っていても、水を差された気分になってしまう。鬱屈の原因はただの雨と低気圧で、悪天候に影響されているだけの馬鹿みたいに思えてしまうのだ。違う、違う、僕の感情は決して不随意なものじゃない。このもやもやとした厭世感は、深刻で、退廃的で、堂々と陽の下を歩いている健常者どもには理解できない心の闇に根差していて……。 みたいなことを言ったら苦笑いされるだろうか。冗談として流され、明るい話題へ軌道修正されるのが関の山だろ

「無敵の人」の対になる「最弱の人」

最近、奥さんと昔のドラマを見るのがマイブームである。いま、2003年に放映された山崎豊子原作の「白い巨塔」を見ている。 僕は基本的にドラマを見ないので、この作品も見たことがなかった。この2003年に放映されたものが最も有名なものだと思うが、これまでになんと6回もドラマ化されている作品らしい。時代を超えてリメイクされ続けているということは、それだけ何かの本質をついている作品なのだろう。 舞台は名門大学病院。外科医としての腕はいいが、それだけにやや傲慢な財前という主人公が、教

ミストトレインガールズの話を聞いてくれ

こんばんは。焚書と申しますが私の事はどうでもいいです。 ミストトレインガールズというゲームの話をしましょう。 (男性向けコンテンツを含みます) 1.はじめにまず最初に、「ミストトレインガールズはエロだけのゲームじゃない!!!!!」と言わせてください。勘違いしてる方がちらほら居られるようなので。 ミストトレインガールズ(ミストレ)は、膨大なキャラシナリオが売りの、放置戦略系RPGです。 あとめっちゃヌルヌル動く寝室シーンです。エロだけではないとは言いましたが、エロが無いと

とりあえず映えとけ。アニメとコラボしとけ。中国の富裕層に媚びとけ。

在宅ワークなので、夕方ぼーっとテレビを眺めていた。過疎化の進んだ地方で、採算の取れない鉄道会社が増えているらしい。そりゃあ大変だぞ、ということで、各鉄道会社は様々な生き残り策を仕掛ける。 国鉄時代の車体を引っ張り出してきて鉄道オタクやレトロブームに乗っかるインスタ女子に媚びたり、アニメとコラボして聖地巡礼需要を喚起したり。 続くニュースは、果物の農家が儲からなくなったから、海外の富裕層向けの高級フルーツを作って輸出してるという話だった。空輸を証明するラベルなんかも作られて

あなたの努力や能力が足りないんじゃない『水』が合わないだけの話

世の中には二つの世界がある事に気づきました。 新しい事や人と違うことを言うと 総攻撃を浴びる『危険地帯』と、 称賛の嵐を浴びる『安全地帯』がある。 『危険地帯』は簡単に見つかるけど、 『安全地帯』はなかなか、見つからない。 同じことを言っているのに、 どこでそれを言うかで反応はまったくの真逆。 今、人は近くにいるという 『地域性』で集まるんではなくて、 同じ考え方を持っている、 『思考性』で集まるように なってきたと感じています。 オンライン化でそれが、 簡単にでき

僕にとってアニメはコミュニケーションツールだった。

社会人になってから年々観るアニメの本数も減ってきて、二次元コンテンツ自体への興味も薄くなってくると、僕にとってアニメとはコミュニケーションのための手段だったのではと思えてくる。 実際、学生の頃はほぼ毎日のように友人と顔を合わせていたのだけど、そこではアニメ・漫画・ゲームなどの話ばっかしてたから、必然的にアニメを観る必要があった。 しかし社会人になり、友人と会う機会も減り、日常的にその手の話をしなくなると、段々と二次元コンテンツの摂取に消極的になった。 単純に可処分時間が少

続:ぼくが選ぶニーチェのエモい言葉集

はじめに前回はこちら。『悲劇の誕生』『喜ばしき知恵』について書きました。 自分自身のアウトプットも兼ねて書いたニーチェに関する記事です。本記事は「ニーチェを何も知らない人相手に居酒屋とか喫茶店で軽くニーチェの著書の一フレーズを引合いに出す」「さりげない引用でニーチェを出す」レベルです。 ニーチェに関する解説というよりも彼の著作を読んで僕が印象に残った箇所の抜き出しです。 ニーチェ本人に関する詳細な説明についてはwikipediaの記事などをご参照ください。 本編『ツァ

私のネガティブを救わないで

 世の中には、ポジティブな人間が大勢いる。そして、自分以外もポジティブにしてやろうという野心を持つ人間も大勢いる。  私はそういう人間が大嫌いだ。  ポジティブな人間はどこにでもいる。会話の中でひとたびネガティブをちらりと覗かせれば、彼らはすぐさま飛んでくる。頼んでもいないのに自分の持論をひけらかし、解決策を提示してくる。眉を少し上げた、余裕の表情で。  私はただ、ネガティブなままでいたいだけ。ネガティブな考え事をしていたいだけ。なのに、彼らはゴミ拾いみたいな善の心で、

たった一人のあなた

世の中には色々な人がいます。 特徴が多くある多様化された社会の中で、自己を確立していく事は難しいです。 個性は埋没され、大多数に支持されているスキルだけが前面に出ることで、 社会的なヒエラルキーが形成され、自身が持っている特徴が活かせず、 「自分は何もできない」と考えてしまう人も多くいるのではないかと考えます。 そんな没個性の時代に、知っておいてもらいたい話をします。 私は、持っているスキル自体は大したことがないのですが、 社会的に(少なくとも)価値がある(と自分が信じる)

不完全、、、自分自身も含め、誰もが皆、不完全であるということを再認識して、ご縁のある人、関わる人と接していきましょう!

不完全である事を自覚する。 私は不完全です。 あなたも不完全ですね(笑) 世の中に完全な人、完璧な人なんて存在しないのです。 機械ではないのだから当たり前ですね。 機械だって、故障したりするのです。 人間であれば、尚更だと思います。 だからこそ、少しでも成長して行くように努力するのでしょう。 目指しているところは皆違っても、 少しでも良い人生を送りたいからこそ、 それぞれ目の前の出来事と向き合いながら 進んでいくのではないでしょうか。 あなたは、自分自身とどのくら

私がオタクになった理由

きっかけは中学校でした。 当時の自分は運動も勉強も出来ず何より人見知りが激しかったので、クラスに居場所が殆どありませんでした。 いじめがキッカケで人見知りになったのか、人見知りがキッカケでいじられていたのか今では思い出せませんが、 とにかくクラスの数名からちょっかいをかけられ、私の人見知りと人間不信は加速していきました。 小学校の頃から友達だと思っていた人もいじめグループに加わったり、学校だけでなく習い事中も色々言われたりして正直ギリギリの精神状態だったと思います。