あなたの努力や能力が足りないんじゃない『水』が合わないだけの話

世の中には二つの世界がある事に気づきました。

新しい事や人と違うことを言うと
総攻撃を浴びる『危険地帯』と、
称賛の嵐を浴びる『安全地帯』がある。

『危険地帯』は簡単に見つかるけど、
『安全地帯』はなかなか、見つからない。

同じことを言っているのに、
どこでそれを言うかで反応はまったくの真逆。

今、人は近くにいるという
『地域性』で集まるんではなくて、
同じ考え方を持っている、
『思考性』で集まるように
なってきたと感じています。

オンライン化でそれが、
簡単にできるようになりました。

魚には『海水魚』と『淡水魚』という
二種類の魚があります。

同じ魚でも環境が変わってしまうと
当たり前ですが、生きていけない。

海水魚と淡水魚、どちらが偉いとか、
上とか下とかの話ではなくて、
生きていける環境が違うだけの話。

自分が生きやすいかどうか、
生きていけるかどうか。

『なんか、人間と似てません？』

自分が身を置く環境ってやっぱり大事。

魚の世界では、海水魚を淡水の中に入れても、
淡水魚を海水の中に入れても、
どちらも、すぐに息絶えてしまう。

ただ、人間はすごいんです。

自分に合わない水の中でも
10年も20年も場合によっては
50年だって生き延びる。

人間は魚と違って、自分にあった
水の中へ自由に移動ができる。

一度、入ってみて、やっぱり合わないな。
そう思ったら別の水の中に入ってみればいい。

いつかきっと、自分に
ぴったりの水が見つかるはず。

とりあえず、自分が
海水魚なのか、淡水魚なのかくらいは
把握しておいた方がいい。

海水魚なのに、淡水の中にいて、

『苦しい....』

と言われても

『そりゃ、そうでしょ』

としか言いようがない。

動きが鈍くなるのも当たり前の話です。

食事とか運動とかに気を
使っている人ってすごく多いと思います。

でも、自分が今、どんな
水の中にいるのか、
どんな『空気感』なのかを
気にする人は案外、少ない。

魚と違って
すぐに命に別状はないからでしょうか。

自分に合った水を見つけて、
そこに飛び込んでみると
そこには必ず同じような感性を持った
仲間がたくさんいるものです。

そりゃ、イキイキと
楽しく動きまわりますよね。

水とか空気とかってやっぱり大事。
人間も生き物ですからね。

だからこそ、毎日、毎日、
コツコツとネット上にそんな環境、
コミュニティという名の『水』を
つくり続けています。

イキイキと泳ぎ出す人を見るのが
本当、好きなんですよ。

それだけで、十分、
続けていけるモチベーションになる。

その人の努力や能力が
足りないわけじゃない。

その人のいる環境の問題です。

努力や能力が足りないと
思わされている状況を
黙って見てられない。

僕の仕事の理念の一つは
『才能は潰させない』です。

才能を開花させるのに
一番、大事なのは環境なんだと思っています。

まわりにどんな
人間がいるかなんです。

だから僕は今日も仲間と共に
影でひっそりと淡々と、
そんな環境をつくり続けています。

僕はそれを
『環境問題』と呼んでいます(笑)

あなたがもし、
息苦しいと感じているなら
それはあなたが悪いんじゃない。

『水が合わない』
ただ、それだけの話かもしれませんよ。