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デザイナーの僕が、バックアップ環境をスマートにした方法 | Synology NAS

リモートワーク生活も3年目、①仕事とプライベートのmacを併用でデータがごちゃついており使いやすくしたい、②自宅のペーパレス化も進めたい、ということで、2台目のNASの購入とともに、我が家のバックアップ環境を整え直してみたので、シェアします。



NASとは?メリットとデメリット

・ネットワークの記憶媒体(ストレージ)
・NASは簡単なパソコンのようなもの(CPU、ネットワークインターフェイスが内蔵
・そのため、NASは「箱」のため、記憶させるためのHHD等の購入が必要
・NASは広い意味でファイルサーバーの一種

参考:NASとは?サーバーとの違いや利用するメリット・デメリットを解説 | クラウド録画サービスSafie(セーフィー)

メリット

  • ネットワークなので、複数の同時接続が可能

  • 外部からデータにアクセスが可能

  • PCにデータの負担をかけない

デメリット

  • NASが壊れるとデータが無くなる

  • HDDも別途購入の必要があり、値段がまあまあお高め



今までの残念なバックアップ環境…

成り行きでぐだぐだに保存していた….

左のimacがプライベート用、右のmacbookが仕事用。今まではこんな感じ。NAS+外付けHDDに、成り行きでデータを保存している状態で整理されておらず。macのTime Machine設定も、それぞれのmac導入時にとりあえず設定していたものの、今となっては、どのようなつもりでその設定にしたかも意味不明…(色んな意味で恐ろしい)

前代imacから、使用していた外付けHDD
3年前ほどに購入した、Synology DS216j (2ベイ=2HDD)



これからのデータ・バックアップ環境はこうしたい !

  • 仕事用のデータ、プライベート用のデータを、HDD別に分けて保存したい

  • PCまわりを、極力コードレスにしたい

  • ファイルデータはPCでなく、HDDで保存したい

  • macのTime Machine、ファイルデータのバックアップをしっかりしたい

  • データを引き出しやすく、管理しやすく

  • 今まで紙で管理していたものの9割程度を、データ管理したい



NASは、Synology(シノロジー)が良いらしい

HDDは消耗品とよく言われている通り、現在までの職場でHHDがぶっ飛んだ現場に遭遇した恐ろしい経験があり(今のところ自分は無いけど、スタッフ総出でデータを作り直したりしたなあ…)、とにかくデータの破損・トラブルには怯えている…。

自分なりに色々調べて、数年前に買った Synology のNASは確かに接続も安定しており、トラブルもゼロ。…ということで、2代目もSynologyのNASを購入することにしました。NASはあくまで機能を備えた「箱」なので、データを記録するためのHDDも買わねばならず、高い…

今回購入した Synology DS120j (1ベイ=1HDD)

Synology が推奨しているHHDメーカーがあり、前回も今回もWestern Digital(ウエスタンデジタル)の「WD Red Plus」に。



こんな感じのバックアップ環境に

こんなバックアップ環境にしてみた

  • データを、NAS-A : プライベート用、NAS-B: 仕事用 でしっかり分ける

  • PCにファイルデータは極力保存せず、HDDに

  • それぞれのNASで、Time Machineバックアップ

  • NAS-A「HDD ❷」に、ファイルデータのバックアップ

  • ファイル管理ソフト「Eagle」の、libraryフォルダを各データに設定。ブックマーク、スクショ、素材、資料のデータ作業を効率化。



NASをNASにバックアップする方法

NASのデータを、NASのHDDにバックアップするには、NAS本体に必要なアプリケーションをインストールする必要が。

バックアップしたい(NAS-AとBの両方)
X : Hyper Backup / バックアップするための、アプリ

バックアップ先(NAS-Aのみ)
Y : Hyper Backup Vault / バックアップデータを、受け入れるためのアプリ

NASをNASにバックアップする方法(ともにSynology)

バックアップ先のNASに、必要な数の共有フォルダを作成(コントロールパネル)。「 Y : Hyper Backup Vault 」をインストール(パッケージセンター)
❷ バックアップしたいNASに、「 X : Hyper Backup 」をインストール(パッケージセンター)と設定。
❸ 初回のバックアップ ※
❹ 「Backup Explorer」 で、バックアップの内容が確認できる

※初回のバックアップはめちゃ時間がかかったので(僕は、ほぼ1日)その
つもりで作業した方が良いかも

❶ コントロールパネル > 共有フォルダで、必要な共有フォルダを作成
(僕の場合、Businessとprivateの2つ)
❶❷ パッケージセンターで必要なアプリをインストール



Eagle(イーグル) | 素材管理ソフトで、より使いや
すく

とにかく便利すぎるファイル管理の神アプリ「Eagle」用のlibraryフォルダを、それぞれのデータにおくことで、よりブックマーク、素材、スクショ、ファイルの管理の効率が爆上がりに。

全macユーザーに激推ししたいEagleについては、また別で



まとめ | SynologyのNASでバックアップ環境を整えてよかったこと

  • データの整理ができた

  • プライベートと仕事のデータを分けれた

  • Eagleのlibraryを各フォルダで活用することで、素材、ファイルの作業が劇的に快適、快速になった

  • PCの有線がついに1本までに減って、スッキリ

PCの有線が、Lunadisplay用 Thunderbolt1本だけに!
やったー

やっぱり何事も整えるって大事ですね。バックアップ環境を見て見ぬふりをしている方……いらっしゃれば、是非是非。快適すぎですよー


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