蓮生(れお)

学生時代は小説書き。とりあえず、その作品を載せていこうと思ってます。 ただ、時代的にど…

蓮生(れお)

学生時代は小説書き。とりあえず、その作品を載せていこうと思ってます。 ただ、時代的にどうかなというものもありますので考えながら。 舞台観劇が趣味になってからは、脚本を勉強中。まだまだくだらないレベルの脚本しか書いてないけど、それも載せていきます。

最近の記事

僕のヒーロー願望2 観劇

前説やカーテンコールでの劇団の挨拶。好きな挨拶の一つが、この「劇団わ」での「飛び越えてみせます」という部分。毎回、気分が盛り上がり、観劇へと入る。 前作は、都合が合わずに観劇に行けず、配信にて。そして今回、タイミングも合って観劇へ。 ヒーローが職業として認知された時代の話。 ヒーローと言っても変身しない。特別凄い能力があるわけではないということで始まる。敵や若い世代のヒーローには能力がある。普通に特殊能力がある世界。 能力がある若い世代からしたら、見下されてもおかしくないが

    • タスケテノカタチ@ダレカ Aチーム 観劇

      「これは誰も救われないのではないか」 最後の暗転、その直前のシーンで感じた率直な感想だった。 物語は、ハンドサインの周知を目的として作られたとのこと。助けてと言えない環境、そんな時にハンドサインが周知されていれば、救われる人も多いのかもしれない。 そしてこの物語は、そのハンドサインを必要としている人たちが、どれだの苦しさを受けているか、それをどのように描くか、どこまで描くかで伝わり方が変わってくるとも感じた。 その役を、配信者という形で表現した。自由に配信するように見える

      • 舞台「印」感想

        劇場で2回、配信でも両班観劇。 近年、「年末と言えば盆栽サイダー」となっている自分がいる。 2年前、TSUKUMOで大野愛さん、そして昨年、嘘神で崎野萌さんが出演され、今回はその2人の共演。劇中での絡みはないけれど、2人の共演は楽しみで、実際に見ごたえがあった。なにより、この作品に酔いしれてしまった。 余談だが、ここ2年より少し早い時期での公演だった。これが助かった。クリスマス付近は毎年仕事で休めず激務期間なので、それより早いおかげで2回行けた。ありがたい。 そして今回の

        • RAVE塾・レヴォレュスィオン Bチーム 感想

          革命・レヴォリューションが浸透しているが、意味は同じ。そして、題材としても広く使われている。 思えば自分も学生時代に「Revolution」という小説を書いたことがある。今から考えれば拙い文書・ストーリー。閉鎖的な高校で、教師が絶対的な権力を持ち、体罰も黙認されている。全寮制で、厄介払いとして子供を入学させる。そこで幼馴染からいじめを受ける主人公。エリート一家から追い出された彼が、1人の女性教師と出会い、自分と学校を変えるために奮闘する・・・というもの。 閉鎖的な環境というの

        僕のヒーロー願望2 観劇

          観劇 おやっとさあ

          戦中・戦後の話。舞台で観る戦争の話は、より心に刺さる。テレビでは少なくなっている気がする戦争の物語。今回、観に行って本当に良かった。 満州を日本の領土とし、日本人は絶対的な存在だとしている上官。そしてその下に見るべき満州人と親しくする豊作。豊作がやっていることは、満州人を人釣りの人間として見ているだけ。昨今のジェンダーフリーなど色々な差別に対する考えよりも、もっと根本的な事。人を人としてみる。それが出来ているのが、豊作だけだった そしてこの物語のもう一つの軸は、現代のパワ

          観劇 おやっとさあ

          童話革命2023(A班) 感想

          童話には色々な説があることを大人になってから知り、色々と興味を持ち始めた。そしてそんな色々な説を題材にした作品は観てきたが、一つの作品ではなく、童話オールスターズと言えるようなメンツが揃い、自らの理想を語るという斬新なストーリー。 ライバルは妖怪というのも分かりやすい。 妖怪も作られた設定があり、同じ様な葛藤があると言えるが、童話同様、広くアレンジされて世に出回っている。 この話の肝は、童話の主人公たちが時を生きているということ。今、この現代で何が流行り、それを真似してみた

          童話革命2023(A班) 感想

          舞台「魔銃ドナー かんなぎ」感想・考察

          「魔銃ドナー」の名前は知っていたが、初めて観たのは前回の「真約・魔銃ドナー」。そのため、それまでの作品での”真実”は知らない。真約が自分にとって全てであり、その世界の理が示されたのが今作だった。 続編と聞き、これは観に行かないといけないと思った。事情があり、思ったほど回数を重ねられなかったのが悔しい。それでも最初に観た時から、ある程度の納得感は得られた。 そもそも、バイツという存在は何か。吸血鬼とは何か。 現代でも吸血鬼は伝説として存在している。しかし身近にいる訳ではなく

          舞台「魔銃ドナー かんなぎ」感想・考察

          感想「かえってきたWteen」

          前作(初演)も観劇。その時は片方のチームだけを観劇。 劇場に行けず配信のみもあったが、RAVE塾作品は全て観ている。その中で一番好きな作品が「Wteen」だった。 なんとか自分たちの居場所を守ろうとするのは他と似ているが、教師が絡むことでいつもとは大きく異なる。 今回はAチームとBチームを両方とも観劇。驚いたのは、AチームとBチームで、エンディングの曲が異なる事。前回を観て、Wteenといえばあの曲、と思っていたのでAチームを観た時は物足りなさと違和感を感じた・・・のは観た直

          感想「かえってきたWteen」

          舞台「時の物置」感想

          稲葉麻由子さんが出演されるということで観劇へ。 前回、出演された時は緊急事態宣言が発令され、観劇へ行けなくなってしまった。その後、不意にDVD発売という連絡があり、何とか観ることができた。おかけで、応援始めてからの連続観劇が途絶えないですんだ。そんなこともあり、悔しい思いを晴らしに、そしてあの時、DVDを販売してくれた御礼も込め、今回は劇場へ。 昭和の時代が舞台の物語。 学生運動が終わった頃だろうか、それでもまだ日本が色々な意味で活気にあふれていた時代。 実質的に一家を仕切

          舞台「時の物置」感想

          観劇「夜明けのうた(再演)」

          東日本大震災をテーマにした作品。震災をテーマにした演劇作品は、これで2作品目だと思う。今回は、奥山琴夏さんが出演される縁で観劇へ。 3月は休みはほぼ観劇で埋まっていた。ところが、なぜか3/11だけポツンと予定が空いていた。震災の話、そして行ける日がこの日だけ。これは呼ばれている気もして観劇へ。 マチネとソワレ、どちらにするかも悩んだ。野暮用があり、行けるのはどちらかだけ。結果、あの日のあの時間に近い、マチネを選択。少しでもあの瞬間を思い出せればと思った。 福島が舞台。地震が

          観劇「夜明けのうた(再演)」

          舞台「かえってきた璃色リベリオン」感想

          前回とは出演者が一新され、チームも1チームという体制での公演。前回の公演も劇場+配信だったが、印象に残っているのは「学力テスト」のシーン。一番盛り上がり、楽しいところでもある。でも、観ている内、これでの勝敗がラストじゃなかったはず、と思い出し、そして助っ人システムもなかったことを確信した。 結果的に、途中で最後の結末を思い出し、色々と納得してしまった。 今回、何人か名前を知っている人が出ていたけれど、その中にあった黒木美佑さんが少し控えめな役だなと感じていた。これまで出演作

          舞台「かえってきた璃色リベリオン」感想

          舞台「月虹乙女!!」感想

          「好きなものを好きと言えないのはおかしい」 これが最初に心に刺さった。今、自分たちは「好きなもの」を見たからこそ、この感想も書ける。だからこそ、よりその言葉が強く深く刺さる。 当たり前が当たり前じゃない時代を描いた作品。戦時中の作品。多くの作品が作られ、たくさんの作品を目にしてきた。 爆弾で人が死ぬ、戦闘機で突っ込む、上官からの仕打ち、非国民と呼ばれて拷問を受ける。 多くの作品で悲惨さが表現され、また、戦争によって見えてくる人の狂気の部分が描かれる。 でも、この作品は違う

          舞台「月虹乙女!!」感想

          崎野萌。その魅力。

          RAVE塾「南無阿ティアラ」で、崎野萌さんの演技を拝見した。RAVE塾作品では常連だが、前回の「Wteen」は出演されず、久しぶりのRAVE塾。 それもそのはず、前回の「Wteen」の時は、劇団ココア「魔女エステリーゼの事件簿」に出演中だった。 RAVE塾での崎野萌さんが演じる役は、毎回、どこか抜けている、おバカキャラのようなものが多い。今回も英語の成績でそれが表現されている。 そんな彼女が、他の作品では全く違った顔をみせるのだから、観劇がやめられない。 彼女は「南無阿テ

          崎野萌。その魅力。

          舞台「最哀の果て」感想

          久しぶりの荻窪小劇場。 今年に入って知り、気になった役者の一人、愛須唯さんが出演、気になった団体の一つ、劇団ココアさんの作品ということで観劇。 今は事情があって、週一回くらい、早い時間帯しか観劇できないが、ずっと予定が詰まっていた中、なぜか、ここだけポッカリと空いていた。 運命的なものを感じて、ギリギリだったがチケットをとり、観劇へ。 まず目を引くのがタイトル。 「最愛」ではなく「最哀」。同じ読みでも意味合いが正反対になる。 それが気になり、目を引いた。タイトルも観劇を決め

          舞台「最哀の果て」感想

          演劇「フェザーズ ~ショートストーリーズ~」感想

          ホームセンターズピリオド 1本目がバスケットボールチームに対し、ガラッと変わる物語。テーマも命がかかわり、少し大人のコメディと感じられる作品。 やる気のないような案内をしているところから始まる。いそうな店員と言えばそれまでだが、そこに練炭200KGを買い求める異常な客が訪れる。 一気に目が覚めたようになり、物語は動く。 オープニングの暗さ。やる気のなさ、飛び込んできた客の暗さ、嵐の前の静けさ、色々なものを表現しているかのように感じた。 ホームセンター。今は複合ショッピン

          演劇「フェザーズ ~ショートストーリーズ~」感想

          演劇「フェザーズ ~ショートストーリーズ~」感想

          初日と翌週の土曜日、それぞれA・Bチームで観劇。 各チーム、1/3くらいの人は名前も顔も知っているというところ。事情があって各チーム1回ずつは確約できて行けたら増やす予定だった。結果、行くことは叶わなかったけど、行けなかったのが、本当に悔しい。これが、全体を観て言える素直な感想。 とても気持ちのいいノンストップコメディ。それだけのスピード感が心地よい。 バスケットボールダイアリーズ ハーフタイムで起こるいざこざを描いたコメディ。お遊びチームと言われても仕方のない弱小チームの

          演劇「フェザーズ ~ショートストーリーズ~」感想