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【上達の秘訣】英文の書き換えを続けると、英語上級者に変身できるという、英文変形術。
こんにちは、語学の裏設定のゆうです。
今日は、英語を勉強していると必ず出てくる書き換え問題が楽しくなるお話です。この記事を読み終わる頃には書き換え問題のことが前より15%ほど好きになっていることでしょう。
【例題:下の英文を別の表現を使って書き換えなさい。】
Water is important for human body.
(水は人体にとって大切だ。)
どこからどう見てもブサメン、好きになる要素なんて見当たらないような問題ですが所詮は考え方次第。
この世には私のようにこの手の問題が大好きな人がいるのも事実で、そういった変態たちの頭の中の感性が少しでも垣間見れたらまぁ15%程度なら好きになれるだろうと。
「15%好き」を体感で言うと、問題を見ても拒否反応を起こすことなく、「まぁやってみるか」と思えるようになれるレベルでしょうか。
ポイントは1つです。
・1+1をどこまで変形できるか、と本質は同じ
ポジティブにいきましょうよ、
アイアイサー!
1.変形という遊び~1+1をどこまで独創的に変形できるか?~
英文の書き換えとはつまり「変形」するということで、英文の書き換えが楽しいということは変形が楽しいということです。
皆様、子供の頃「変身~」と言って遊んでいませんでしたか?ヒーローになってみたり、大魔王、動物、色んなものになりきっていたことでしょう。
変身は自分自身の形を変えることなら、変形とは自分以外の他の物の形を変えることを指すでしょう。変身が遊びとして成立するなら変形だって遊びとして成立するはず。
子供だけじゃありません、大人だって変形・変身が大好きです。コスプレをしてみたり、車を改造してみたり、ゲームの中のアバターをいじってみたり。
そんな視点で英語の言い換え問題をもう一度見てみてください。
なんだか遊びのように見えませんか?
算数の式変形だって同じです。試しに1+1=2で遊んでみましょうか。
【小数を使ってみる】
1+1=0.5 + 0.5
他にも、0.8+0.2などのいろいろな組み合わせができますよね。
お次は、ちょっと視点を変えてみて分数の登場。
【分数を使ってみる】
1+1 = 1/2 + 1/2
他にもっと面白い変形方法は無いだろうか?
うーん、面積にしてみちゃう?
さっきまでは、ただの数の戯れだったのが、急に視覚的になりましたよね。
変形というのは発想力の遊びでもあるです。
おや、四角がいけるということは円でも行けるのではないか!?
数学としてはここからちょっとグレードが上がりますが、ビジュアルだけでもお楽しみ頂けます。
ここまで来たらもう発想は飛躍します。
・三角形でも行けるのではないか?
・台形ではどうだろうか?
・面積3の円から面積1の円を引く方法でも1+1=2と同じ結果になる!?
・二次元飛び出して体積1の球を2つ足すのもありだろう
・微積もいってみようか!
これを突き詰めていくと...
他の人が思いつきそうもない、トンデモ変形は無いだろうか?
という発想に至るわけです。
練って練って、磨いて磨いて、、、楽しさの先に有るもの。
それを「美」と言います。
ゆえに、
変形とは「楽しさ」の追求と「美」の追求の両側面を持った遊びで、英文の変形も同じことが言えます。
・持っている知識を総動員してモノを作る歓び
・他の人が思いつかないであろう言い回しはできるだろうか?
そしてこの辺りが、翻訳とか通訳の醍醐味でもあったりします。
2.翻訳も、通訳も、書き換えも、根底精神は「限界突破」
翻訳とはある言語を別の言語に、意味を保ちながら変形することを指します。通訳とはそれを音声という縛りの中でこなす芸当です。
そして、英文の書き換えとは、英語を英語に再翻訳することであります。
これら3者はどれも「変形」という共通概念を帯びています。そうです、数式の変形も結局の所「翻訳」なのです。
1+1という整数だけで現されているものを、イコール2という結果を保ちながら図形という外国語に翻訳したのが、上の章で見てきたことなのです。
整数のみの世界に閉じ込められていた観念が図形という別の大陸に飛び立つ様子は、まるで狭い金魚鉢に閉じ込められていた金魚が大海に放たれた様子と被っています。
このように考えれば、変形の精神とは、限界突破の精神であるとも言えます。学習効果的な視点から言えば、持てる知識を総動員してもうこれ以上変形できないという点まで達した時、もう1歩分だけ力を振り絞って、限界+1個分の変形できた時、実力が上がるのです。
変形を繰り返していく中で実力を付けていくと、いつの間にか強い自分へ変身しているのです。
おわりに
成長は変化の結果です。ならば、多くの変化を創り出せる力を持つ者ほど、成長した者であると言えないでしょうか。英語でも同じで、言い換えパターンを1つでも多く持っている人が、1レベルでも英語力が高い人であると私は思うのです。
単語力、文法力の全てを動員して英文を変形するのはまさに錬金術で、変形を続けていく内に貴方の英語力は金色になっていることでしょう。
書き換え問題、一緒に頑張りましょう!
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