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眞葛焼、そして陶を探究していく

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眞葛焼をはじめとして、陶磁器に魅入られた方々の素敵な記事をまとめています。
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2024年5月の記事一覧

職業体験が教えてくれた、ウェルビーイングを高める生き方

職業体験が教えてくれた、ウェルビーイングを高める生き方

はじめに

こんにちは、仕事旅行社の田中翼です。
今回は、私が職業体験を通じて学んだ、ウェルビーイングを高める秘訣について詳しくお話ししたいと思います。
私自身、様々な職業を体験する中で、人生観や仕事観が大きく変化したのを実感しています。
その中でも特に印象に残っているのが、ある参加者の方の体験談です。

現代人の抱える悩み

私たち現代人の多くは、日々仕事に追われる忙しい毎日を送っています。

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まるで陶芸作品、湿式タイルの魅力

まるで陶芸作品、湿式タイルの魅力

湿式タイルとは

粘土をこねて形を作り、窯で焼く。
陶芸でつくる器には独特な雰囲気があります。

タイルにも、この陶芸品のように水分を含んだ粘土を使い、手間をかけて作られるものがあります。それが湿式タイルです。

湿式タイルは水分を含んだ土をしっとりと柔らかく練りこんでから形を作り、長時間かけて焼き上げます。
湿った粘土を焼くのはとても時間がかかります。また、加熱が難しく、その日の気温や湿度によっ

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賛否両論 〜北大路魯山人の陶芸について〜

賛否両論 〜北大路魯山人の陶芸について〜

北大路魯山人の陶芸作品を初めて鑑賞したのは、今から35年くらい前ではなかったか。

場所は、広大な日本庭園と横山大観の絵のコレクションで有名な、山陰の美術館で。

魯山人が得意とする志野・織部を中心にした、華やかな器を鑑賞することができた。

不思議なことに、この美術館は魯山人の展示室の上階に、同じく陶芸家の河井寛次郎の展示室を設けていた。

魯山人が嫌っていた河井寛次郎と魯山人を併置するというの

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