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葬送のフリーレン

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『葬送のフリーレン』は、現在(いま)とても熱いマンガの一つだと思ってます。表面的には淡々と進んでいる雰囲気の時が多いですが、魂が熱く、奥が深い。原作マンガ、アニメいずれかを問わず…
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2023年12月の記事一覧

「葬送のフリーレン」118話ネタバレ感想:壮大な恋物語

この物語は究極の「すれ違いの恋の物語」とも言えるし、「時を超えて気持ちを通い合わせる恋の物語」とも言える。 第118話「フィアラトール」のネタバレ感想です。 未読の方はご注意ください。 魔族の幻影に飲み込まれ、まさかの(ヒンフリ・ファン狂喜の)状態になったヒンメルとフリーレン。 そのあとの展開に深く感動したので、勇者ヒンメルの境地を想像してみた。 出会い フリーレンと初めて出会ったのは、暗い夜の森。花畑を出す魔法を見せたときに、とても綺麗だと思った。(6巻) 大人

フリーレン 感想 一話・二話

殴り書きです、申し訳ない 1話 最初のエーラ流星のシーン 音楽が消えて、歓声も消えて、どんどんヒンメルたちだけの空間になっていく感じが良い 作品通してだけど、いちいちやり取りが軽いのがめちゃ良い バグパイプかわかんないけど笛系の楽器とか弦楽器使ったトラディショナル?エスニック?な音楽 ファンタジーとしての世界観を補強してくれてる 最初の「人とエルフの差異」「時間間隔のズレ」が、フリーレンの涙につながるんですよね… ヒンメルの葬式 ゴスペル、かな キリスト教的、西洋

『葬送のフリーレン』のエモさの理由と、いま支持されるわけ

『葬送のフリーレン』という作品に、多くの人が惹かれる理由がずっと気になっている。フリーレンは旅をしながら、たびたび過去の旅の記憶を思い出す。そのため「老人向けのアニメ」と揶揄されたりもする。昔を振り返るのが好きな老人をターゲットにしたので高齢化社会でヒットしている、というわけだ。でも私は、多くの人がこの作品に惹かれる、もう少し深い理由がある気がする。とにかくこの「フリーレンが思い出す場面」は妙にエモいのだ。単に「過去の記憶」がエモいのではない。この場面でそれを思い出しているフ

葬送のフリーレン 16話も泣かされた

真夏のクリスマスを迎えて 台風並みの雨が降ったりで大変でした。 さて この話で、1クールが終わるんですね。 ここからは若干のネタバレになっていきますので、 それをご理解いただいた上で読んでくださいね。 フリーレンの話は大体二部構成のようになってて、 前半と後半でテーマが変わってくるんですよね。 今回前半はフォル爺さんの話でした。 もう長くないというフォル爺さんに会いたいとフリーレンが訪ねていく。 見た目はヨボヨボだと言ったシュタルクだけど 反対に修行つけられてました

【葬送のフリーレン】フェルンの「むすー」顔を集めました①

アニメ『葬送のフリーレン』では、登場人物の可愛らしい表情が幾つか登場しますが、個人的には特にフェルンの「むすー」顔が好きです。(「むっすー」とも言う) 本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』に登場する、フェルンの「むすー」顔を、登場順に紹介したいと思います。 (なるべく漏れなく拾うようにしますが、見逃していたらスミマセン) ちなみに漫画での「むすー」については、以下の記事にてまとめています。 本記事はアニメ『葬送のフリーレン』第1~15話の内容を含むので、ネタバレを避

死んだ人は生き返らない(葬送のフリーレン的見方)

葬送のフリーレンの考察が多い私ですが それだけ考えることが多いということですね 物語は、 勇者であるヒンメルが死んでからの話として物語が進むことから この進め方ってすでに なんか違いますよね そして 過去に歩いた道のりをまた戻る 10年一緒に旅をした 過去を思い出すという感じがあるのですが その中で ヒンメルの言ったことや ハイターの言葉 アイゼンの発言 いろんな過去の場面が出てきます それと 今の魔族との戦いがあったり 今と過去が重なってくるシーンがありますね

若者の特権について思うフリーレン14話

14話のネタバレになるのですが なんでこのタイトル?と思ったのですが 大人になると 忘れがちなこと いろんなキーとなる言葉が出てきますね。 話としては、 フェルンがシュタルクに 誕生日のプレゼントをもらえなかったことから始まる話 フェルンの怒った顔が可愛かった。 ザインにも膝蹴りを入れたり 自分の感情を抑えられないって若さの特権 そしてそれで誤解が起こったとしても ちゃんと話せば 伝わる それも若さの特権 大人になると 自分の感情を出せなくなったり 後から

【葬送のフリーレン】魔法について:魔法を理解するための概念①

漫画「葬送のフリーレン」の世界では、魔法を実際に経験したり解析したりして、そのメカニズムなどを理解しようとする描写が度々登場します。 本記事では、作中に登場する記述や描写を元に、魔法を理解する上で必要な概念について整理・考察したいと思います。 なお本記事は分析的な視点から魔法の理解を目指したものですが、構築的な視点で魔法を整理した記事は、以下にまとめています。 対象は単行本全11巻107話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。 魔法の分析的な理解の

【葬送のフリーレン】アニメ第1クールの色々な個人的ベスト3

アニメ『葬送のフリーレン』は、2023年9月29日に放送を開始し、12月末にて第1クールが終了しました。 続いて来年1月から第2クールが始まりますが、その前に一応振り返りをしようと思います。 本記事では、アニメ第1クールの中で、色々な観点で個人的に好きだったことを、ベスト3形式で紹介したいと思います。 アニメ『葬送のフリーレン』第1~16話の内容を含むので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。 かわいいシーンベスト3アニメ『葬送のフリーレン』では、様々なかわい

★【続巻マンガ紹介】『葬送のフリーレン 12巻』が熱い!

マンガが好き過ぎて、マンガの貯蔵量が60,000冊を越えながらも、毎月新しいマンガを買い漁る僕が、前回1~11巻までの名言を紹介したマンガである『葬送のフリーレン』(©原作:山田鐘人・作画:アベツカサ/小学館)の最新刊:12巻を紹介させていただきます。 葬送のフリーレン 12巻 感想 前巻の終わりで「新章の過去編に突入だ!」と思われていましたが、「過去編。ん?過去じゃなくタイムスリップ?」という展開になりましたね。 12巻の裏表紙にも書かれている通り、「前日譚ファンタジ

子供の時に戻ったような気がするんだ

12月08日の前回の『葬送のフリーレン』をみなさまご覧になりましたか? 「YOASOBIがOPだから」 という理由で見始めましたが、すっかりフリーレンのファンになっています。YOASOBIはもちろん、監督さんやEDのmiletさんも原作リスペクト、原作愛がものすっごくて「フリーレン、愛されてるな」と視聴する度に感じます。 そんなフリーレン、前回のお話は原作エピソードの中でも人気No.1のお話らしく、期待して見たら期待のはるか上を来たので興奮が抑えきれません。 皆さんが好

フリーレンも私も、人間に鈍い。だから一緒に気づくための旅をしているんだ。

フリーレンを愛するみずです。こんにちは。 ここまでリアタイで追うアニメはなかなかありません。本当に素敵な物語です。 14話を見て、また1話から見直しました。(好きすぎ) 伏線の張り方も、とっても素敵です。 何度でも見直したくなりますね。 1話ごとに2本はnoteを書けそうなのですが、卒論があって書けないので仕方がありません。ただ、見返して思ったことがあります。 前にフリーレンのような、終わりが始まりみたいな物語は「どう生きたい?」みたいなことを訴えかけているのではない

葬送のフリーレンを一気見した

時間ができたので「葬送のフリーレン」をアマゾンプライムで一気見しました。 「話題だけど本当に面白いのか」 と思ってみましたが、 意外な見せ方でとても面白かったです。 漫画は全く読んでおりません。 アニメ見て、漫画を正月に読もうかと思っているくらいですね。 ファンタジー系のアニメは結構好きな私が「葬送のフリーレン」のどこか面白かったのかを紹介してみようと思います。 ①魔王を倒した後のエルフの話主人公が勇者というのは定番、魔王を倒すのも定番。 最近は主人公ぽくない人が主

結果を追い求めながら、結果の達成「そのもの」を求めるわけではない

こんにちは、らるです。 目標を立てて、それを達成する それは、当たり前に目指されていることで 実際に達成すれば、達成感が得られて いい気分にもなるでしょう。 苦しいこと、嫌なことを乗り越えて 何かを達成する…というのも それはそれで、素晴らしいこととは思います。 ただ、 プロセス=苦しい 目標の達成=嬉しい …となってしまうと 人生の大半が、ただ苦しいだけの 時間になってしまいますし さらに、目標というのは 達成できるかどうかもわからないものです。 そうすると、