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若者の特権について思うフリーレン14話

14話のネタバレになるのですが

なんでこのタイトル?と思ったのですが

大人になると
忘れがちなこと

いろんなキーとなる言葉が出てきますね。

話としては、
フェルンがシュタルクに
誕生日のプレゼントをもらえなかったことから始まる話

フェルンの怒った顔が可愛かった。

ザインにも膝蹴りを入れたり

自分の感情を抑えられないって若さの特権

そしてそれで誤解が起こったとしても

ちゃんと話せば
伝わる
それも若さの特権

大人になると
自分の感情を出せなくなったり
後から謝ることが難しくなったり

人との距離感が出てくる
途中でザインがそう言うけど
フリーレンにはわからないのもそうだよね

それにしても
言葉にしないとわからないんだって

ザインが言うのもなんだか笑えるけど

大人になって

というか

大人なんてみんななってなくて
大人のふりをしてるだけなんだよね

心はいつも子供のままなんだよって

ハイターが言うのもこの年になると響いてくる

生臭坊主だったハイターなのに

年をへて

わかったような人になったけど

ハイターの心の中も

みんなと過ごした生臭坊主でいられた10年が

ずっと残っていたんだろうな。

それが人なんだってところを
ハンターも言ってたと思うけど

ハイターもフリーレンに頭を撫でられて
悪くないって言うのもほっこり

エルフは人の気持ちがわからない
そう思ってたかもしれないけど
ヒンメルとの思い出から
フリーレンが人を理解してきてるんだって
そう感じたのかも


この回で何より良かったのは

ヒンメルが

フリーレンの指に指輪をひざまづいていれるところ

すごくかっこよかった

簡単にこれでいいってフリーレンが選んだけど

指輪の意味を知ってて

その行動に出たんだけど

その時は何も思ってなかったフリーレンが

そのヒンメルの思いに気がついていく瞬間だったような気がする

ヒンメルは
フリーレンへの思いを言葉にしなかった

ここが
言葉にしないとわからないってところにも繋がるのかな

でも
言葉だけで伝わらないところもあるのも事実

フリーレンには
あの頃は
言葉だけでは伝わらなかったと思うし

ヒンメルは
行動でそれを伝えてきたんだろうな

そういう伝え方もあると言うこと

その時は気にしていなかったことが

思い出すことによって

そうだったんだって思う時がある
同じ景色のところに行くと思い出すことがあり
ものを見て思い出すこともあり

一緒に過ごした楽しい時間は
かけがえのない宝物なんだよね

そんな瞬間をうまく演出してて

マントを翻す瞬間が

めちゃめちゃよかった
このヒンメルが
魔王を倒すよりも英雄に見えた瞬間

わたし的には神回だったな

シュタルクとフェルンの二人は

まるで
フリーレンとヒンメルが昔に戻って再現しているような気がする

お互いを思いながら
はっきりしないところがあって

でもなんとなく意識をしてて

今回のブレスレットも
フリーレンは目の前にあった指輪を
これでいいやって選んでたけど
フェルンは3時間かけてシュタルクに選んでもらっているし

本当なら
あの時に
フリーレンも
ヒンメルと一緒にほしいものを
探しにいってもよかったのになって

そんな対比もあるのかな?と思いながら

フェルンと
シュタルクの関係がこれから楽しみ

そしてこの話の中でもう一つは
褒めてもらうと言うこと

大人になると
褒めてもらえることがなくなる

ましてや
頭撫でられることはないけど
頭撫でられるのって
本当に気持ちのいいこと
美容院で頭洗ってもらうのが気持ちいいのと似てる

子供の頃
頭撫でられるのは
嬉しかったはず

そんなことを忘れがちだけど
フリーレンに頭を撫でられたハンターは
嬉しかっただろうな

わたしも
今でも
頭撫でられて
よしよししてもらって
頑張ったねって言ってもらったら
めちゃめちゃ嬉しい

フリーレンは感情のないエルフのようだったけれど

人といることで

人の気持ちがわかることで

自分の中にも
いろんな感情が出てきてることを
今感じてるのかも

指輪を無くして
毎晩さがしに行くフリーレンがいじらしい
なんでさがしてるのかも
もしかしたらわかってなかったかもだけど

指輪をさがしに行く自分を知って
ヒンメルへの気持ちに気がついていってる気がする

こう言う細かい感情の動きを

淡々とかかれてるのが

この漫画の素晴らしさ

そう思いながら
毎回楽しみで見てしまうのも

この年だから

楽しめる
若い時も楽しいけど

歳をとるってことも悪くない





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