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食と私

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食の思い出とグルメ記。
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#国分寺

【食エッセイ】4人で貸切になる国分寺の名店イタリアン「BuOno!(ボーノ)」

【食エッセイ】4人で貸切になる国分寺の名店イタリアン「BuOno!(ボーノ)」

 先日、私の誕生日祝いで前々から行きたかったお店に行ってきた。国分寺にあるイタリアン「BuOno!(ボーノ)」だ。ずーっと気になっていて、やっと伺うことができた。

 路面店のこちらはガラス張りで、スモークがかかっているとはいえ外から店内がよく見える。スタッフはオーナーと思われる一人のみで、来客もいつも少人数。「ここ、本当に儲かっているのかな?」と余計なお世話を抱いていた。それと同時に、少人数でも

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【食エッセイ】そりゃ記念日に行きたくなる。太宰治が愛した味@国分寺「若松屋」

【食エッセイ】そりゃ記念日に行きたくなる。太宰治が愛した味@国分寺「若松屋」

こじゃれた飲食店や会員制レストラン、行ったら箔が付くようなお店に行くのが好きな私だが、「〇〇御用達」みたいなところはあまり興味がない。

しかし、ここだけは別だ。
東京都国分寺市にある老舗の鰻屋「若松屋」。
太宰治ゆかりの店だ。

個人的には、太宰治はそこまで好きではない。作品云々ではなく、女好きでだらしないからだ。いくら作品が素晴らしくても人間性の部分で個人的にはマイナス評価になる。

とはいえ

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【食エッセイ】海鮮が死ぬほど旨い隠れた名店@国分寺「居酒屋 よっちゃん」

【食エッセイ】海鮮が死ぬほど旨い隠れた名店@国分寺「居酒屋 よっちゃん」

地元にはいくつか行きつけ店がある。その中でも一番行くのが、国分寺駅南口にある「居酒屋よっちゃん」。

行き始めたのは、彼と付き合い始めた頃。たまたま見つけたお店だ。

見たとおりのザ・大衆居酒屋だが、ここは日替わりの海鮮が本当に美味しい。私と同い年の店長の粋な計らいで量も多く、これで本当に利益がとれてるの? とこちらが心配になるくらい太っ腹だ。

「ケチケチして残ってもダメになるだけだから」

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【食エッセイ】死ぬまで食べ続けたいパスタ「メランツァーネ」@国分寺 「メランツァーネ」

【食エッセイ】死ぬまで食べ続けたいパスタ「メランツァーネ」@国分寺 「メランツァーネ」

誰にでも、これを食べたら元気になるという食べ物があると思う。それは好物だったり、食べたら体調が良くなるものだったりさまざまだろう。

私の場合はこれ。地元国分寺にある老舗イタリアン「メランツァーネ」の看板メニュー「メランツァーネ」。

初めて食べたのは小学校低学年のとき。近くの音楽教室でバイオリンを習っていて、その帰りによく母と食べに行っていた。

当時はお子ちゃまだから、たらこスパゲッティとかミ

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