Kyoko Mizuno

「人生の健康」を創造するライフ・レジリエンスDr.   🇺🇸ボストン在住。日本で皮膚科医…

Kyoko Mizuno

「人生の健康」を創造するライフ・レジリエンスDr.   🇺🇸ボストン在住。日本で皮膚科医10年以上。ライフ・レジリエンスを構築することで周りの人や環境に左右されずに「人生の健康」が創り出すことができるポジティヴヘルスを広め、真に健康に生きる人を増やす活動中。

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  • ポジティヴヘルス

    新しい健康概念としてのポジティヴヘルスについて紹介した記事をまとめています。

記事一覧

時間との向き合い方

​「時間がない」 というのは 忙しい現代を生きる私たち誰しもが 抱えている悩みの一つですね。 私自身も御多分にもれず 「限られた時間をどう使うか」 にいつも頭を悩ま…

Kyoko Mizuno
1日前
3

自分の本音、聞けていますか?

みなさんは自分の本音が聞けていますか? それに沿って行動していますか? 「疲れたー。座って休みたいなぁ」と身体と心が言っているのに 「あとちょっと、これが片付いて…

Kyoko Mizuno
6日前
10

あなたの人生の健康度はどれくらいですか?

【人生の健康度】 って考えたことありますか? 健康というと、まずは身体のことを思い浮かべますね。 そして身体だけでなく、心やそれ以外のことも 関係しているんだろう…

Kyoko Mizuno
9日前
5

弱いと思っているところは、一番強いところ

体調が悪くなったときなど、決まって出る症状はありますか? 私は思春期の頃から胃が弱くて ちょっとしたことをきっかけに胃の調子を崩しやいです。 コーヒーは胃もたれす…

Kyoko Mizuno
13日前
14

当たり前のありがたみ

「小さな無理」を重ね続けた結果 身体がついに悲鳴をあげて 「NO!」 と動けなくなりました。 そうなってやっと 自分の活動にブレーキを かけざるを得なくなりました。 …

Kyoko Mizuno
2週間前
9

どんな夢を叶える一年にしたいと思っていますか?

冬のお散歩は、 太陽の光とそれが作り出す影に自然と目が向きます。 光と影 両者のコントラストから生まれる美にハッとさせられ 足を止めてはその美しさにしばし魅入って…

Kyoko Mizuno
4か月前
16

すべてのものは変わりゆくもの

12月も後半となり、いよいよ年の瀬になってきましたね。 さて、今年一年の振り返りを行いました。 (最後に一年を振り返るワークを載せました。 自分の過去を振り返ること…

Kyoko Mizuno
5か月前
21

余白をつくる

​12月もあっという間に半ばとなりましたね。 ボストン周辺はユダヤ人の方が多いのですが、 ユダヤのお祝いハヌカが始まりました。 こちらでは、クリスマスツリーに並んで…

Kyoko Mizuno
5か月前
17

節目を大切にする日本人の心

いよいよ12月に突入です。2023年もなんだかあっという間に終わってしまいそうな感じですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか? これから年末年始と何かと気忙し…

Kyoko Mizuno
5か月前
18

ものの見方次第で変わる現実

11月23日はアメリカではサンクスギビングのお祝いで祝日です。そして来月末にはクリスマスとアメリカの11月12月はホリデー続きです。日本でもそうですが、ホリデーシーズン…

Kyoko Mizuno
6か月前
17

全体を見渡すと、解決策が見つかる

私は人間全体に焦点を当てて、健康を人生全体と捉え、本来持っている治癒力や回復力を引き出していくというポジティヴヘルスを広める活動をしています。これは、人間という…

Kyoko Mizuno
6か月前
19

自分にも、他者にも必要なパーソナルスペース

欧米人は個人主義ということはよく耳にしますよね。個人主義とは、「個人の意義、価値を強調し、個人の自由、独立を尊重する立場」とあります。 (出典:Oxford languages…

Kyoko Mizuno
6か月前
17

レジリエンスのあるコニュニティ

私は今現在アメリカで暮らしてい流のですが、アメリカのいいなと思うところの一つに「いろいろな人や違いが受け入れられている」と感じるところがあります。これは、人種だ…

Kyoko Mizuno
6か月前
20

あなたの人生の健康度はどれくらいですか?

私はポジティヴヘルスというオランダから始まった新しい健康概念を自分自身の人生に取り入れ、またそれを人に広める活動をしています。なぜ、ポジティヴヘルスにこんなにも…

Kyoko Mizuno
7か月前
18

小さなことに喜びを見出す

先日、同居中の義理の母が顔を輝かせて 「たった今こんな記事を読んだのよ」 と言って私に見せてきたメモに Ikigai と書かれていました。 「生きがい」は英語にもなって…

Kyoko Mizuno
9か月前
30

日常の中の美

写真の花は、娘と一緒に学校の周辺に咲いていた雑草を摘んできてお家に飾りました。雑草でも、こんなにかわいいです。 芍薬やひまわりのような大輪の花も好きですが、野の…

Kyoko Mizuno
9か月前
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時間との向き合い方

​「時間がない」 というのは 忙しい現代を生きる私たち誰しもが 抱えている悩みの一つですね。 私自身も御多分にもれず 「限られた時間をどう使うか」 にいつも頭を悩ませています。 時間術に関する様々な本やセミナーを受講しては そのアイデアを取り入れ、試行錯誤しています。 一日のスケジュールを立てるとき 何を一番先に決めるといいと思いますか? 忙しい現代人、特に若い方は 案外この時間を犠牲にしがちです。 それは、睡眠時間です。 やりたいことがたくさんありすぎて 仕事が

自分の本音、聞けていますか?

みなさんは自分の本音が聞けていますか? それに沿って行動していますか? 「疲れたー。座って休みたいなぁ」と身体と心が言っているのに 「あとちょっと、これが片付いてから!」と言い返し 知らず知らずのうちに自分の体に鞭打って さらには、イライラを溜め込んで。 これは過去の私のことです💦 「自分の心と体の声を聞く」とか「自分の本音を大事にする」って 一見当たり前のようでいて、案外できていない人が多いんじゃないかな と思います。特に女性は。 医療相談の仕事で 「大きな手術を

あなたの人生の健康度はどれくらいですか?

【人生の健康度】 って考えたことありますか? 健康というと、まずは身体のことを思い浮かべますね。 そして身体だけでなく、心やそれ以外のことも 関係しているんだろうなぁとは思っても 実際にはどう関係しているのかが具体的ではなく 世の中的にも「身体」のことが一番強調されるので つい身体ばかりに注目してしまいがちではありませんか。 人生全体を健康と捉えるポジティヴヘルスでは 健康を以下の6つの次元で考えます。 ①身体の状態 ②心の状態 ③いきがい ④くらしの質 ⑤社会とのつ

弱いと思っているところは、一番強いところ

体調が悪くなったときなど、決まって出る症状はありますか? 私は思春期の頃から胃が弱くて ちょっとしたことをきっかけに胃の調子を崩しやいです。 コーヒーは胃もたれするので飲めません。 ここ最近は、歳をとったせいか ちょっとしたことで(風邪を引いたなど)容易く 胃の調子を崩すようになりました。 アントロポゾフィー医学では 「弱いと思っている臓器は  実はあなたのために一番がんばって働いている臓器」 という考え方をします。 そんながんばってくれている臓器が症状を出した とい

当たり前のありがたみ

「小さな無理」を重ね続けた結果 身体がついに悲鳴をあげて 「NO!」 と動けなくなりました。 そうなってやっと 自分の活動にブレーキを かけざるを得なくなりました。 今は自宅からオンラインで さまざまなことが学べる便利な時代。 海外在住の者にとっては 日本語で学べるチャンスが広がって 非常にありがたいことなのですが 時差に無理してまでして 夜中過ぎまで講座やセミナーなどを 受ける生活を半年もしていたもんだから ついに身体に叱られました。 「動きたい」 「何かやらなき

どんな夢を叶える一年にしたいと思っていますか?

冬のお散歩は、 太陽の光とそれが作り出す影に自然と目が向きます。 光と影 両者のコントラストから生まれる美にハッとさせられ 足を止めてはその美しさにしばし魅入ってしまいます。 冬は、外側にばかり向いていた意識を自分の内側に戻し 内なる光の輝きを温めて大きくしていく そんな時期なのかなと感じます。 私たち人間は、自然のリズムに沿って生きています。 春になり暖かくなると、自然と何か行動したくなりますよね。 だから、今はそのための準備期間 しっかり根を張り、土壌を整える時

すべてのものは変わりゆくもの

12月も後半となり、いよいよ年の瀬になってきましたね。 さて、今年一年の振り返りを行いました。 (最後に一年を振り返るワークを載せました。 自分の過去を振り返ることは、あなたの健康度を上げてくれますので、 ぜひやってみてくださいね!) 振り返ることで、自然と次にやりたいことが見えてきました。 また、もうこれは手放そう!というものもでてきました。 新たなものを受け入れるためにも古いものを手放していく。 正直、ずっと続けていたことなどは、手放すのに勇気がいりますね。 でも、

余白をつくる

​12月もあっという間に半ばとなりましたね。 ボストン周辺はユダヤ人の方が多いのですが、 ユダヤのお祝いハヌカが始まりました。 こちらでは、クリスマスツリーに並んで ハヌカで祝うメノラというキャンドルも一緒に飾られている のをよく見かけます。 今年は、今イスラエルが戦争中だからか いつも以上に一緒に飾られているのを見かけます。 私たち日本人は、神棚に仏壇、さらにクリスマスツリーも 一緒に飾ったりするので キリスト教にユダヤ教が並んでいてもなんとも思いませんが これは当

節目を大切にする日本人の心

いよいよ12月に突入です。2023年もなんだかあっという間に終わってしまいそうな感じですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか? これから年末年始と何かと気忙しい時期になりますが、実はこの「年末年始の気忙しさ」って日本だけなんだとアメリカに来て思いました。こちらには同じような「気忙しさ」がほぼないように感じます。お正月は日本のように祝う感じではないのでなんだかあっさり年が明けてしまい、物足りなさを毎年私は感じています。 こちらでも、11月末の感謝祭と12月末のクリスマスと

ものの見方次第で変わる現実

11月23日はアメリカではサンクスギビングのお祝いで祝日です。そして来月末にはクリスマスとアメリカの11月12月はホリデー続きです。日本でもそうですが、ホリデーシーズンとなるとつい食べ過ぎてしまいがちなので気をつけて過ごそうと思っています。 さて、このサンクスギビングホリデーを利用して日本に帰る友人がいます。子どもたちを東京ディズニーランドに連れて行くととても張り切っていました。なんでも11月12月は一年で最も混む時期だそうで、ユーチューバーから攻略法を学び、当日の乗り物の

全体を見渡すと、解決策が見つかる

私は人間全体に焦点を当てて、健康を人生全体と捉え、本来持っている治癒力や回復力を引き出していくというポジティヴヘルスを広める活動をしています。これは、人間という存在を目に見える部分だけでなく、目に見えない部分も含めて人間全体と考えていくことや健康を人生全体と広くみると、免疫力を高めること、病気を治すこと、健康に生きること、人生をもっと豊かにすることの方法が実にたくさんあることに気付かされます。ですから、物事の全体を捉え、広く高い視点で見渡すことはとても大切だとしみじみ感じてい

自分にも、他者にも必要なパーソナルスペース

欧米人は個人主義ということはよく耳にしますよね。個人主義とは、「個人の意義、価値を強調し、個人の自由、独立を尊重する立場」とあります。 (出典:Oxford languages) こんなことから、私たち日本人は、欧米人は個人の主張が強いというイメージを持っていたりますね。確かにそのようなところはあると思います。私の夫はアメリカ人なので、「アメリカ人の中には自己主張がとても強く、自分のことしか考えない人がたくさんいる。だから日本人の和や調和を大切にする考え方がとても素晴らしいし

レジリエンスのあるコニュニティ

私は今現在アメリカで暮らしてい流のですが、アメリカのいいなと思うところの一つに「いろいろな人や違いが受け入れられている」と感じるところがあります。これは、人種だけでなく、障がい者などいろんな意味での「違い」を含んでいます。 私の長女に発達の遅れがあり、特別教育を受けていますが、公立の小学校の普通級に通学しています。通常のクラスの中で特別なサポートが必要な子たちが数人混じっていて、必要に応じて小グループに分かれて、同じ教室内あるいは別の教室に移動したりして授業が行われています

あなたの人生の健康度はどれくらいですか?

私はポジティヴヘルスというオランダから始まった新しい健康概念を自分自身の人生に取り入れ、またそれを人に広める活動をしています。なぜ、ポジティヴヘルスにこんなにも惹かれるのか?素晴らしい考え方に共感しているからというのはもちろんですが、自分自身の体験にあったことに気づきました。 実は私自身、かつてニキビで14年間くらい苦しい思いをしたことがあります。それゆえ、皮膚科医の道を選んだのですが、それがあるとき、突然何も治療していなかったのに自然と治ったのです。それは、研修医として働

小さなことに喜びを見出す

先日、同居中の義理の母が顔を輝かせて 「たった今こんな記事を読んだのよ」 と言って私に見せてきたメモに Ikigai と書かれていました。 「生きがい」は英語にもなっています。 meaningfulness ともいいます。 私たち日本人には馴染みのある言葉、概念ですがアメリカ人の義理の母には初めて聞くことで、日本人の方が書いた生きがいの記事にとても啓発され、思いを巡らせながら読んだと言っていました。 「生きがい」というとなんだかたいそうなことのようにも思いがちです

日常の中の美

写真の花は、娘と一緒に学校の周辺に咲いていた雑草を摘んできてお家に飾りました。雑草でも、こんなにかわいいです。 芍薬やひまわりのような大輪の花も好きですが、野の花のような小花も大好きです。 私たちの周りには、自分たちさえ意識すれば、本当にたくさんの美しいものがありますね。日常の何気ないところに美を発見するのが、私は大好きです。「ああ、こんなところにも美しいものがあったんだ」と見出したとき、嬉しくなります。お散歩するときに、無意識のうちに美を探します。そうすると、至るところ