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小さなことに喜びを見出す

先日、同居中の義理の母が顔を輝かせて 「たった今こんな記事を読んだのよ」 と言って私に見せてきたメモに

Ikigai

と書かれていました。 「生きがい」は英語にもなっています。 meaningfulness ともいいます。

写真はモントリオールの本屋さんで。 フランス語でもそのまま IKIGAIのタイトルですね。


私たち日本人には馴染みのある言葉、概念ですがアメリカ人の義理の母には初めて聞くことで、日本人の方が書いた生きがいの記事にとても啓発され、思いを巡らせながら読んだと言っていました。

「生きがい」というとなんだかたいそうなことのようにも思いがちですが、ポジティヴヘルスでは「朝目覚めたときに1日が楽しみである」「今日はこれをやろうというモチベーションがある」というように表現しています。

だんだん歳をとると若い頃や子どものようにわくわく楽しみといったことは少なくなってきますね。それより、やらねばならないことが山積みとなるわけです。それがうんと歳をとるとやらなければならないことも減り、活力自体落ちてくるわけですが、だからこそ「生きがい」ということがより大きな意味を持つのではないかと思います。

私は「日々の小さなことの中にいかに喜びをみつけられるかということが大きな鍵になる」と思っています。例えば、季節ごとの食べる楽しみ、木々や花々のうつろいなどの「季節の変化を楽しむこと」は一つの喜びになると思います。
どんな人にも何か喜びの源になることはあるはずです。
例え、活力や気力を失っていて、絶望の中にいると思えるときでも日常の中に小さな喜びを見出せることは、そこからの回復に非常に重要だと私は考えます。

がんサバイバーのある青年がYouTubeで同じようなことを言っていました。彼は、末期がんの状態から奇跡的にも寛解に至るまで、入院中に何をしていたかというと、「ささやかな楽しみを見つけて毎日を過ごしていたことだ」と話していました。

身の回りの小さなことに心を配り、意識して喜びを増やしていくことが生きがいになり、あなたの健康へ向かう力を引き出していくのではないかと考えます。
日常のささやかな喜びを大切にできるかどうかというのは健康に生きることの大きな要素になると思っています。


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