Kyoko Mizuno

皮膚科医&人生の健康にするドクター  🇺🇸ボストン在住。自分を幸せにする力を引き出すポジ…

Kyoko Mizuno

皮膚科医&人生の健康にするドクター  🇺🇸ボストン在住。自分を幸せにする力を引き出すポジティヴヘルス、心と体を整えるセルフケア、自分と対話するセルフコーチングにて、心と体だけでなく人生まるごと健康にし、喜びで生きる人を増やす活動中。

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  • ポジティヴヘルス

    新しい健康概念としてのポジティヴヘルスについて紹介した記事をまとめています。

最近の記事

しなやかに生きるチカラ

歳を重ねるにつれてますます元気になっていく、そんな素敵な生き方をしている人っていらっしゃいますよね。そんな方々を見ると、自分も歳を重ねるごとにますます元気になるような歳の取り方をしたいなと思います。 私の父は、昭和の典型的なサラリーマン。帰宅時間も遅く、平日は父と一緒に夕食を食べることはなく、いつも私たちが寝た後に帰宅する毎日。仕事の付き合いで毎晩のようにお酒を飲んでいました。 そんな父も70半ばで退職しましたが、その途端に糖尿病に、前立腺がん、関節リウマチとあれこれ病気が

    • 海外にいても日本人のドクターに相談できる時代に

      海外に住んでいると、日本のありがたさが身に沁みる場面は多々ありますが、その一つに医療に関してもあると思います。 体の不調を相談するとき、やはり母国語で症状を伝えたいし、大事な体のことだからこそ納得いくまで相談したいですよね。 欧米では、自分の住んでいる地域の家庭医に登録して、何かあればまずその先生を受診するという制度の国がほとんどです。 ですから、日本のように、「耳が痛いから耳鼻科に行こう」とか「皮膚が赤くなって痒いから皮膚科を受診する」というように自分で判断して、直接専

      • えいっ!とやってみる

        先日娘たちが生まれてから初めて映画館に映画を観に行きました。 というか、ようやく行くことができました。 長女に聴覚過敏があったので 音量の大きい映画館へ行くことはハードルが高すぎて 行くことすら考えられませんでしたが 娘が大きくなり、ぼほ聴覚過敏がなくなってきたのと 娘たちがとても興味を示した映画だったので これこそ、映画館に行く絶好のチャンス‼️と思いました。 しかし、夫はやはり長女のことが心配で ただでさえ娘は行ったことのないところに行くのを ものすごく嫌がるので う

        • 不安や怖さを乗り越えた先にあるもの

          私たちは、生きている限り何らかの「不安」や「恐怖」は常にあります。 そこで情報や知識ばかりを集めては頭でっかちになり、未来のことを憂いていると余計に「不安」や「恐怖」に振り回されてしまいます。 「不安」を感じると、心地よくないものだから、なんとかして「楽しい」や「気持ちいい」といったポジティブな感情に切り替えたいと思ったり、逆に「不安」を感じないように蓋をしたり。 でもそうやって誤魔化しても、決して「不安」は無くなることはないどころか、ますます「不安」に支配されることにな

        しなやかに生きるチカラ

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        • ポジティヴヘルス
          17本

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          見えないチカラ

          夏休みももうすぐ終わりますね。 みなさんは、どんな夏を過ごされていましたか? 私はひょんなことから娘の水泳教室で 娘と一緒にプールに入ることになりました。 実は私、恥ずかしながら 25mを泳ぐことができません。 20mくらいまでは泳げますが うまく息継ぎができないのと 結局のところ水が怖いというのが本音です。 娘には発達の凸凹があり 不安感がとても強く 水遊びは大好きですが 深さのあるプールではやはり怖くて なかなかプールサイドから離れることができません。 そんな娘

          見えないチカラ

          限りがあるものだからこそ

          私は大学を卒業して20年以上経ち、つい先日同窓会があったようで アメリカ在住の私は参加できませんでしたが 参加した友人からは写真と共に同級生の近況を聞きました。 同級生はみんな40代後半とあって 写真を見て、すぐに思い出せる人、何度見ても思い出せない人 見た目が昔とまったく変わらない人、大きく変わった人など様々で みんなそれぞれの歳の取り方をしていておもしろいなと思いました。 私は、自分では大きくは変わっていないつもりですが 他人から見たらどうでしょうね。 シミとシワは残

          限りがあるものだからこそ

          人生が大きく変わるとき

          誰しも一度は、人生が大きく変わるような転換期を 経験したことはあると思いますが 今、世代や国を超えて人生の転換期を迎えている人が 多いのではないかなと思います。 時代性 私たちの人生は時代によっても大きく形造られますよね。 昭和の時代を駆け抜けた両親は まさに昭和の価値観を象徴するような 生き方をしてきた人たちです。 ある意味、その価値観も その時代を生きるには必要だったもの 身につけなければ生き抜けなかった そんなふうに感じます。 今の時代はどうでしょう。 かつ

          人生が大きく変わるとき

          時間との向き合い方

          ​「時間がない」 というのは 忙しい現代を生きる私たち誰しもが 抱えている悩みの一つですね。 私自身も御多分にもれず 「限られた時間をどう使うか」 にいつも頭を悩ませています。 時間術に関する様々な本やセミナーを受講しては そのアイデアを取り入れ、試行錯誤しています。 一日のスケジュールを立てるとき 何を一番先に決めるといいと思いますか? 忙しい現代人、特に若い方は 案外この時間を犠牲にしがちです。 それは、睡眠時間です。 やりたいことがたくさんありすぎて 仕事が

          時間との向き合い方

          自分の本音、聞けていますか?

          みなさんは自分の本音が聞けていますか? それに沿って行動していますか? 「疲れたー。座って休みたいなぁ」と身体と心が言っているのに 「あとちょっと、これが片付いてから!」と言い返し 知らず知らずのうちに自分の体に鞭打って さらには、イライラを溜め込んで。 これは過去の私のことです💦 「自分の心と体の声を聞く」とか「自分の本音を大事にする」って 一見当たり前のようでいて、案外できていない人が多いんじゃないかな と思います。特に女性は。 医療相談の仕事で 「大きな手術を

          自分の本音、聞けていますか?

          あなたの人生の健康度はどれくらいですか?

          【人生の健康度】 って考えたことありますか? 健康というと、まずは身体のことを思い浮かべますね。 そして身体だけでなく、心やそれ以外のことも 関係しているんだろうなぁとは思っても 実際にはどう関係しているのかが具体的ではなく 世の中的にも「身体」のことが一番強調されるので つい身体ばかりに注目してしまいがちではありませんか。 人生全体を健康と捉えるポジティヴヘルスでは 健康を以下の6つの次元で考えます。 ①身体の状態 ②心の状態 ③いきがい ④くらしの質 ⑤社会とのつ

          あなたの人生の健康度はどれくらいですか?

          弱いと思っているところは、一番強いところ

          体調が悪くなったときなど、決まって出る症状はありますか? 私は思春期の頃から胃が弱くて ちょっとしたことをきっかけに胃の調子を崩しやいです。 コーヒーは胃もたれするので飲めません。 ここ最近は、歳をとったせいか ちょっとしたことで(風邪を引いたなど)容易く 胃の調子を崩すようになりました。 アントロポゾフィー医学では 「弱いと思っている臓器は  実はあなたのために一番がんばって働いている臓器」 という考え方をします。 そんながんばってくれている臓器が症状を出した とい

          弱いと思っているところは、一番強いところ

          当たり前のありがたみ

          「小さな無理」を重ね続けた結果 身体がついに悲鳴をあげて 「NO!」 と動けなくなりました。 そうなってやっと 自分の活動にブレーキを かけざるを得なくなりました。 今は自宅からオンラインで さまざまなことが学べる便利な時代。 海外在住の者にとっては 日本語で学べるチャンスが広がって 非常にありがたいことなのですが 時差に無理してまでして 夜中過ぎまで講座やセミナーなどを 受ける生活を半年もしていたもんだから ついに身体に叱られました。 「動きたい」 「何かやらなき

          当たり前のありがたみ

          どんな夢を叶える一年にしたいと思っていますか?

          冬のお散歩は、 太陽の光とそれが作り出す影に自然と目が向きます。 光と影 両者のコントラストから生まれる美にハッとさせられ 足を止めてはその美しさにしばし魅入ってしまいます。 冬は、外側にばかり向いていた意識を自分の内側に戻し 内なる光の輝きを温めて大きくしていく そんな時期なのかなと感じます。 私たち人間は、自然のリズムに沿って生きています。 春になり暖かくなると、自然と何か行動したくなりますよね。 だから、今はそのための準備期間 しっかり根を張り、土壌を整える時

          どんな夢を叶える一年にしたいと思っていますか?

          すべてのものは変わりゆくもの

          12月も後半となり、いよいよ年の瀬になってきましたね。 さて、今年一年の振り返りを行いました。 (最後に一年を振り返るワークを載せました。 自分の過去を振り返ることは、あなたの健康度を上げてくれますので、 ぜひやってみてくださいね!) 振り返ることで、自然と次にやりたいことが見えてきました。 また、もうこれは手放そう!というものもでてきました。 新たなものを受け入れるためにも古いものを手放していく。 正直、ずっと続けていたことなどは、手放すのに勇気がいりますね。 でも、

          すべてのものは変わりゆくもの

          余白をつくる

          ​12月もあっという間に半ばとなりましたね。 ボストン周辺はユダヤ人の方が多いのですが、 ユダヤのお祝いハヌカが始まりました。 こちらでは、クリスマスツリーに並んで ハヌカで祝うメノラというキャンドルも一緒に飾られている のをよく見かけます。 今年は、今イスラエルが戦争中だからか いつも以上に一緒に飾られているのを見かけます。 私たち日本人は、神棚に仏壇、さらにクリスマスツリーも 一緒に飾ったりするので キリスト教にユダヤ教が並んでいてもなんとも思いませんが これは当

          余白をつくる

          節目を大切にする日本人の心

          いよいよ12月に突入です。2023年もなんだかあっという間に終わってしまいそうな感じですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか? これから年末年始と何かと気忙しい時期になりますが、実はこの「年末年始の気忙しさ」って日本だけなんだとアメリカに来て思いました。こちらには同じような「気忙しさ」がほぼないように感じます。お正月は日本のように祝う感じではないのでなんだかあっさり年が明けてしまい、物足りなさを毎年私は感じています。 こちらでも、11月末の感謝祭と12月末のクリスマスと

          節目を大切にする日本人の心