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限りがあるものだからこそ

私は大学を卒業して20年以上経ち、つい先日同窓会があったようで
アメリカ在住の私は参加できませんでしたが
参加した友人からは写真と共に同級生の近況を聞きました。

同級生はみんな40代後半とあって
写真を見て、すぐに思い出せる人、何度見ても思い出せない人
見た目が昔とまったく変わらない人、大きく変わった人など様々で
みんなそれぞれの歳の取り方をしていておもしろいなと思いました。

私は、自分では大きくは変わっていないつもりですが
他人から見たらどうでしょうね。
シミとシワは残念ながら増えました。笑

実は、同窓会の数日前に、同級生の一人が亡くなりました。
乳がんでした。
私は、卒業してからは数回くらいしか会うことがなかったので
記憶の中にある彼女は、学生の頃の彼女の姿です。
割と早い時期から産婦人科医になると決めて
その夢に向かってまっしぐらな人でした。

他にも、もう2人亡くなったと聞いて、とてもショックでした。
40代ともなると、いろいろな病気が出てきたりする世代ではあります。
日本人は長生きといえど、若くに亡くなる人も当然いるわけなんですが
学生時代の6年間を共に過ごし、医師になる夢を抱いて
お互いに励まし合いがんばった仲間だと思うと
なんだか戦友を失ったかのような気持ちになりました。

国家試験に無事合格して喜び合った日には
まさかこんなに早く亡くなるとは、誰もが思っていなかったので
つくづく人生ってわからないものですね。

時間は永遠にあり、人生はいつまでも続くように感じてしまうけど
それには限りがあったのだと思い知らされた感じです。

人生は長ければいいというわけではないけれど
私自身、これから先一体何をしていきたいんだろう?
私はどんな生き方をしたいのかな?
と私の中に問いが生まれました。

限りある命。
いつまで続くのかわからないけど、一生に一度きりの人生なのだから
この機会を大切にしたいし、精一杯生き切ったと感じられるように
毎日を生きていきたいと思いました。



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