ニヒリズムの奴隷

Twitter→@kyomukyomusanda 人としてもnoteのテーマも軸がぶれ…

ニヒリズムの奴隷

Twitter→@kyomukyomusanda 人としてもnoteのテーマも軸がぶれている

記事一覧

自己革命という名の憐憫を

私は何も成すことができなかった。 これは、まともにアルバイト先や正社員時代の職場を円満に退職したことが無かったことにも起因している。 6年前までは後悔先に立たず…

眠れない夜にはぬいぐるみとキスして

久しぶりに眠剤を飲んでも寝付けない夜がきた。 普段は飲むと爆速で眠れるのだが、ここ数日色々な情報やノイズが、極彩色となって眼前の景色を支配している。 仕事面やそ…

無題

どうしてこんなに無様で惨めな気持ちになるのかわからない。 客観的に見たら自分が気持ちの悪い肥溜めなのは明白なのに。 一挙手一投足が、見るに堪えなくてどんな言葉を…

無題

最近両親に頼れなくなってきている。 家庭内の会話は、介護の話や老後の資金の話などが話題の中心になってしまった。 もう一家団欒で、制度とか老いとか何のしがらみもな…

無題

一目惚れだった。 流暢に古今東西、ジャンルを問わず様々なトピックを話す君。 凄く魅力的で当時の私には眩しかった。 君の周囲にはいつも凄い人が沢山いて和気藹々した…

YOUは何しにタイ旅行へ?

はじめに あの円満に退職したことのない私が、1年同じ職場で続いている!? 異例の事態が起きてしまい、こんな奇跡いつまで続くか分からないので、記念旅行にでも行くか…

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透明な壁が今日も私の行く手を阻む

いつからだろう。私は、もっと自由になっても良いはずなのにそれを拒んだ。 「自由行きの切符を自ら手放して捨てるなんて勿体無いことするねえ」 紫煙を燻らせながら彼女…

自己革命という名の憐憫を

私は何も成すことができなかった。

これは、まともにアルバイト先や正社員時代の職場を円満に退職したことが無かったことにも起因している。

6年前までは後悔先に立たずという言葉に縛られ、予め自分の中に予防線を張って殻に閉じこもっていた。

そのせいもあってかもう一度やり直したいと強く希求することは少ないが、一つだけ大学時代に後悔したことがある。

それは某合宿を完遂できなかったことだ。
当時は、自分

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眠れない夜にはぬいぐるみとキスして

眠れない夜にはぬいぐるみとキスして

久しぶりに眠剤を飲んでも寝付けない夜がきた。
普段は飲むと爆速で眠れるのだが、ここ数日色々な情報やノイズが、極彩色となって眼前の景色を支配している。

仕事面やそれ以外でも、私の速度では追いつけないほど目まぐるしく世界はまわっていく。

置いていかれている気がして寂寥感を埋めようと思い、逆に無様で愚かな行動に無鉄砲に突っ走るのが私の悪い癖。

置いていかれるのが怖いというよりも誰かに忘れ去られて、

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無題

どうしてこんなに無様で惨めな気持ちになるのかわからない。

客観的に見たら自分が気持ちの悪い肥溜めなのは明白なのに。

一挙手一投足が、見るに堪えなくてどんな言葉を発するのか正解なのかわからないし、正解なんてないのかもしれない。

もっと自分が賢くて他者のことを慮れるような人だったらもっと別の人生を歩めたなんて、妄想に取り憑かれる。

ボトックスを打って動かなくなった引き攣った顔で、声を発するのも

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無題

最近両親に頼れなくなってきている。
家庭内の会話は、介護の話や老後の資金の話などが話題の中心になってしまった。

もう一家団欒で、制度とか老いとか何のしがらみもない話をすることは今年の食事会が最後だなと感じてしまう。

20代半ばになったのに1人でろくに洗顔できない、片付けもできない、突然仕事に行けない日がくるのは卒業しないとな。

兄弟に頼れないし、ましてや他人に頼るなんて御法度だ。
自分が差し

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無題

一目惚れだった。
流暢に古今東西、ジャンルを問わず様々なトピックを話す君。

凄く魅力的で当時の私には眩しかった。

君の周囲にはいつも凄い人が沢山いて和気藹々した空間を醸成するカリスマ性があった。

隣には賢くて綺麗な彼女もいて、目が眩みそうだ。

愚鈍で頭が悪い私には入る隙間がない。

肥大化した自意識はやがて発芽し、何処かで誰か私のことを必要してくれる人がいないか、過剰なコミュニケーションで

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YOUは何しにタイ旅行へ?

YOUは何しにタイ旅行へ?



はじめに
あの円満に退職したことのない私が、1年同じ職場で続いている!?
異例の事態が起きてしまい、こんな奇跡いつまで続くか分からないので、記念旅行にでも行くかと思い至り、いざ場所選びへ!

国内旅行か、海外旅行か?
しかし、時は毎年ハワイやグアム旅行を決行していた人々も慄く大円安時代。
欧米に行こうものなら、札束が飛んで行く時代である。
ブルジョワならいざ知らず、ただの限界派遣労働階級には、

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透明な壁が今日も私の行く手を阻む

いつからだろう。私は、もっと自由になっても良いはずなのにそれを拒んだ。

「自由行きの切符を自ら手放して捨てるなんて勿体無いことするねえ」

紫煙を燻らせながら彼女は言う。

「だって今までみんなと同じ様にしなさいだの普通の人間になりなさいだの命令をしてきたのは、一体誰なの?!」

私は意味もなく喚き散らす。ただ喚き散らす。お気に入りの玩具を取り上げられた子どもみたいに。

私は子どものまま大人に

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