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6[コロナからこころの健康を守る] ハーブの力

ストレスにセントジョンズワート

自粛も延長され、ついに3ヶ月を超えました。
いろいろな制約、これからの不安、家族や周りとの関係疲れ…。
ストレスの溜まるポイントが満載です(><)。

そんな時にオススメなのは、セントジョンズワートというハーブ。
とても可愛らしい草で、強い効力なんてなさそう。
にも関わらず海外では、薬として認めている国もあり、
なかなかパンチのある薬草です。
ただ、それだけ作用が認められるため、
一部おくすりとの飲み合わせに気をつける必要があります。

セントジョンズワートって

メディアで話題になったことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかも?
“ヒペリカム”という方が、聞き覚えある方もいらっしゃるかもしれません。
別名“セイヨウオトギリソウ”といって、
夏のころ、とってもかわいらしい黄色の花が咲くハーブです。
抑うつ症状や不眠、更年期障害に効果があり、
お茶、サプリメント、エッセンシャルオイルとして、活用されています。

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セントジョンズワートの効用

このハーブの特徴は、セロトニンを増やす作用
セロトニンは神経伝達物質の1つで別名“しあわせホルモン”
脳はストレスを感じるとセロトニンを分泌し、自律神経を整えようとします。
温泉やヨガでリラックスすると、
セロトニンが分泌され、ノルアドレナリンが減るから
「癒された〜〜」と感じるんです。
このように自律神経が整うには、セロトニンが大切なのですが、
疲労がたまるとセロトニンの分泌が減ったり、
うまく働かなくなったりしてしまいます。

そんな時…セントジョンズワートのセロトニン促進作用を借りて、
自律神経を整える、というわけです。

今回のコロナストレスによる
イライラや不安、眠れない、など
「病院で薬をもらうほどではない」時に、
このセントジョンズワートの力を借りて、
気持ちを和らげ、心を軽くしてみませんか。
日本では、主にサプリメントとして用いられるのみで、あまり有名ではありませんが、
例えばドイツでは医薬品として使われていますし、
科学的根拠を統合するコクランのレビューや、
オーストラリアのうつ病に関する学術情報サイ:BluePagesでも、
"うつ病の処方薬や精神心理療法と同等の効果がある"と示されています。

飲み合わせに注意!

とても効能が高く、しあわせホルモンを増やしてくれる素晴らしいハーブ:セントジョンズワート。
でも効果が高いだけに、気をつけなければならないことがあります。
それは「飲み合わせ」
例えば以下のお薬を飲んでいる場合は、セントジョンズワートは控える必要があります。

1) 血液凝固剤 例:ワーファリン(ワルファリンカリウム)
2) 抗HIV薬 例:クリキシバン(インジナビル)
3) 気管支拡張剤 例:テオドール(テオフィリン)、ネオフィリン(アミノフィリン)
4) 抗てんかん薬 例:テグレトール(カルバマゼピン)、フェノバール(フェノバルビタール)
5) 強心薬 例:ジゴキシン(ジゴキシン)
6) 免疫抑制剤 例:ネオーラル(シクロスポリン)、プログラフ(タクロリムス水和物)
7) 抗不整脈薬 例:リスモダン(ジソピラミド)、アンカロン(アミオダロン)
8) 経口避妊薬(ピル)
 また、うつ病で薬を飲んでいる場合、作用が増強され、副作用の症状が強く出る可能性があるので控えましょう。
例:パキシル(パロキセチン)、ジェイゾロフト(塩酸セルトラリン)、レメロン(ミルタザピン)等
  (出典:くすりの窓口 https://www.kusurinomadoguchi.com)

摂り方

日本では、サプリメントやエキスエッセンシャルオイルハーブティとして取り扱われています。

「疲れや不安がなかなか取れないな」
「もう少し癒されたいな」
という方は、飲み合わせに注意しながら、
ぜひ一度、セントジョンズワートを試してみてはいかがでしょう。

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