kyoko_sengoku

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  • 学校を造るための参考文献・記事

    読んでいった本や記事をまとめていきます。

  • 教育思想

    既に存在している教育思想に関連した記事です。

最近の記事

学校づくり、それは大人から子どもたちへの、希望に溢れたプレゼント。

学校を創る!というお告げが降ってきてから丁度3年が経った。 2歳だった息子は5歳になった。あれから毎日、学校のことで頭が一杯の日々を過ごしている。なぜ私はこんなに無我夢中で学校を創ろうとしてるんだろう。時々立ち止まって考える問い。何がこんなにも自分を奮い起こすのか。 今日は秋に向かっていよいよスタートさせる、クラウドファウンディングの決起会を行った。ミーティングには、10人余りの大人が参加してくれた。 一人一人が、何故このプロジェクトに興味を持ってくれているのかの話を聞きな

    • あれから約3年、導かれた場所は日本の聖地、熊野古道。

      無いと思うなら自分で創ろう!と思い立ってから3年弱。最終的に導かれた場所は、田辺市の中辺路でした。そして、先月5月16日、何と我々は田辺市と地元の方々と、3者協定を結ぶまでになったのです!!!!じゃん! 暫く投稿していなかった間に、沢山のことがありましたが徐々にメモを残していきます。 まずは田辺市について。 この地がどんな場所か?というと、歴史的にも、文化的にも、風土的にも、ここは「1000年以上続く、受け入れの聖地」。 そして私自身も、和歌山県を北から彷徨いながら、最

      • 教育移住インタビュー:藤森隆さん(後半)

        仙石:ではいよいよ。実際大日向小学校は保護者の藤森さんから目から見て、どんな学校ですか? 藤森さん:去年の4月はオンラインで学校が始まりました。今は普通に通えるようになっています。コロナの前は学校の敷地はとてもオープンで、地元の方や保護者が自由に出入りしてました。顔見知りかどうかがセキュリティーになってるんです。教室の中にすら保護者は入れて、ボランティアで掃除に来てる人もいます。金曜日に毎週プレゼンの時間があるんですが、そこは誰でも見に行っていいので地域の人も来られてます。未

        • 教育移住インタビュー:藤森隆さん(前半)

          私の周りでは小さいお子さんを持ったご家族が教育移住をされる人が増えてきています。そんな中、長野県佐久穂町に2019年に開校された大日向小学校への入学を機に教育移住されたのが、都内で家業を営んでいる知り合いの藤森隆さんです。今回久しぶりに連絡を取り、教育移住のテーマでインタビューさせていただきました!特に明日お届けする後半の最後に頂いた、移住者の目線からローカルの和歌山の皆さんへ頂いた超嬉しいメッセージとは?!どうぞ最後までご覧ください! 前半:「教育移住に至るまでの経緯」 後

        学校づくり、それは大人から子どもたちへの、希望に溢れたプレゼント。

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          ISAKを立ち上げた小林りんの物語「茶色のシマウマ、世界を変える」を読んで

          「茶色のシマウマ、世界を変える」 日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった小林りんの物語 石川拓治著 ダイアモンド社  今の私にものすごいエネルギーと課題、明確な道筋を与えてくれた一冊。 改めて本の力はすごいと思った。 軽井沢にあるインターナショナルスクール、ISAK。名前は知っていたし、女性が立ち上げた、と言うのも頭の片隅にあった。インターで日本人はほとんどいなくて、というイメージで、ものすごいエリートが集まる学校なんだろうな、という勝手な想像をしてい

          ISAKを立ち上げた小林りんの物語「茶色のシマウマ、世界を変える」を読んで

          学校を造る意思と想いを周りの人に伝えた1週間。

          和歌山に学校を造る、と閃いてから始めて和歌山に帰った。家族を含め10人程の友人や和歌山を背負って頑張っている仲間に、初めて意思と想いを伝えた。何よりの励みは、全ての人が口を揃えてまず「良いやん!!」と言ってくれた事。そして、皆が「みんなで和歌山の教育を良くしよう!」と、気持ちが一つになったこと。もう、やっぱりやっぱり、やるしかない!!大きく大きく船が明一杯舵を切って動き出した1週間だった。風は追い風だ! 皆、子育て中の人ばかりで、頭だけで想像していた事とはまた違う景色や、リ

          学校を造る意思と想いを周りの人に伝えた1週間。

          「問題の子ども」を読んで

          ニイル選集① きのくに子どもの村学園長堀真一郎訳 ニイルは1920年頃から主に活動したイギリスの新教育運動の教育家。特にサマー・ヒルスクールという「世界で一番自由な学校」として知られる学校をイギリスに立ち上げ、多くの教育者に影響を与えた。日本ではニイルの本を数多く翻訳している和歌山のきのくに子どもの村が、ニイルの思想を強く受け継いでいる。 順番に彼の本を読んでいこうと思うが、まずの第一冊目。(図書館には大体貯蔵されている気配。ちょっと高いので借りて読むのが良いかも。)

          「問題の子ども」を読んで

          「未来を変えた島の学校」を読んで

          未来を変えた島の学校――隠岐島前発 ふるさと再興への挑戦 山内 道雄 (著), 岩本 悠 (著), 田中 輝美 (著) 岩波書店 隠岐島前高等学校に関連する記事を、何年も前に目にしたことがあった。島の学校、としか記憶していなかったが、島の学校には設備や先生も少ないから、学校を超えて村の中で学んでいく。というようなことを書いていたのがとても印象的で、刺激を受けたと同時にこんな学校に行きたかったなぁという想いになったのを覚えている。 学校を造ろう!と思い立った時に真っ先に

          「未来を変えた島の学校」を読んで

          私、元ガールスカウトです。

          子供にとっての学びの場、生きがいを感じる場、人と繋がる子供が属する社会、ということを考えた時、当然それは学校だけが全てではない。塾や習い事かもしれないし、それがゲームセンターであったり、今では家に居ながら参加するオンラインゲームの場であったりもするのだろう。 私は、小学校4年生から高校卒業まで、ガールスカウトであった。返ってみると、当時の私にとってスカウト活動は、学校では満たせない欲求や学び、そして学校以外の子供達や大人と繋がれるとても貴重な居場所であった。学校が多少面白く

          私、元ガールスカウトです。

          フィンランドの教育を考察。

          ご存知の方も多いと思うが、フィンランドは2000年代前半、3年ごとに実施されるPISAと呼ばれる学力テストで各カテゴリーの平均が最も高かった国であることを皮切りに世界中がフィンランドの教育に注目している。(しかし2018年に行われた最近のPISAでは北京、マカオ、シンガポール、香港などのアジア圏が上位を独走中、日本も常に上位にはいます)という訳で早速こちらの本を拝読。 平等社会フィンランドが育む未来型学力 ヘイッキ・マキパー著 明石書店 (2007/5/15) まず、フィ

          フィンランドの教育を考察。

          何故学校を創りたいんだろう?答えは自分の過去にあった。

          学校を創る!と思いついたのは良いけど、そもそも何故私は学校を創ることにここまでピンと来てるんだろう…場合によっては今の仕事を諦め、社員に迷惑をかけるかもしれないし、家族を巻き込み、想像を絶する大変なことをやろうとしてる。途中で気が変わったりしないんだろうか…人に伝えていって、巻き込んでいって大丈夫なんだろうか...と思った私は、 まずは自分の意思と情熱の地固めをしよう! 最近特に注目されているコーチングでもまず最初にすることは自分の過去の洗い出しで、オンラインスクールに早

          何故学校を創りたいんだろう?答えは自分の過去にあった。

          学校造りに向かってさあ、スタート!

          私が最初の第一歩としてこの1か月に行ったことの幾つかをメモ。 ①ググるー!! まずやるよね笑。「学校を造る」「学校の作り方」などで早速ググってみた。色々分かったことがある。 1.学校を造った人のインタビュー記事が見つかった。 直近で注目されている学校では、元楽天の副社長、軽井沢風越学園の本城慎之介さんのインタビュー。お!SFC出身だ。勝手に親近感。 ⇒#SIFT ITビジネスメディアオンラインの記事 「30歳で楽天を辞めた元副社長が私財を投じて学校を作る理由」 何となく噂を

          学校造りに向かってさあ、スタート!

          和歌山の夢の学校vol.0

          ゼロ段階で自分の頭の中に描いた夢の学校について、引き続きメモしておきたい。今日はその具体的なイメージについて。 <どんな子供を育てる?> ●自分を信じ、大切にすることができる子供。 ●想像力、考える力、失敗を恐れず自発的に実行する力がある子供。 ●世界を舞台として生きる子供。(日本にいたとしても、世界目線を持っている。) ●自分のアイデンティティーを持ち、その上で世界中の人々との違いを理解できる子供。 ●地域社会や自然への関わりを認識し、貢献できる子供。 ●幸せに生きてい

          和歌山の夢の学校vol.0

          和歌山の夢の学校。その舞台とは。

          2020年の8月に「学校を造る」と閃いた時、バババっと浮かんできた夢の学校の構想を書き留めておきたいと思う。まずはイメージするその舞台から。 学校の舞台:和歌山市の和歌浦、雑賀崎。子供たちの学びの場は学校の中のみならず、和歌浦、雑賀崎を学びの場として街の中でも活動する。 私が生まれ育った実家から車で10分と掛からないところにある和歌山市内の雑賀崎・和歌浦エリア。20歳の時からこの場所は常に私の脳裏から離れない。それはこんなエピソードが由来している。私は20歳の時に約半年間

          和歌山の夢の学校。その舞台とは。

          和歌山に学校を造る。

          8月3日の朝、降りてきた言葉。「和歌山に学校を造る。」その瞬間に自分の中のパズルがパチっパチっと音を立ててはまっていき、涙が止まらなくなって身体が震えだした。やばい。今すごいことを思いついてしまった。でも。。いや、ちょっと落ち着こう。2,3時間ほど妄想の世界に浸る。なんだか笑いも出てくる。「自分A:今学校造るって言ったよね。私気がくるってるかも。学校?!そんなん作れんの?できへんやろ!自分B:いや、でも実際作った人いるから色んな学校があるわけやし。自分A:資金は?自分B:ない

          和歌山に学校を造る。

          仙石恭子のプロフィール

          1979年生まれ。和歌山市出身。18歳まで和歌山市で育つ。近畿大学付属和歌山中・高等学校を経て慶應義塾大学環境情報学部卒。在学中アメリカのSyracuse大学が当時開催していたイタリア、フィレンツェの分校へ留学し、半年間建築を学ぶ。その後インテリア・デザイン業界で東京で約2年、イタリアはミラノで2年半、その後もまた東京で、クリエイション業界の最先端に身を置きながらひたすら感性を磨く20代を送る。ちなみにミラノで働いたTanja Solci Studioというプレスオフィス、そ

          仙石恭子のプロフィール