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あなたの人生が「山あり谷あり」なのにはカラクリがある+謎を解く方法とは?

クリスマスシーズンになって、ネオンが街のあちらこちらで見かけるようになってきました🎄

クリスマスのネオンとクリスマスソングを聞いていると、不思議と胸が躍りますね🎵

共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


「人生山あり谷あり」

という言葉があります。

「人間万事塞翁が馬」

という故事成語もあります。

人生は、何があるか分からない。

登り調子に感じる時もあれば、調子が悪いと感じる時もある。

大きく捉えれば、そのような意味で使われる言葉たちでしょう。

また、

「人生の幸せと不幸の量は半分ずつ。だから今が苦しいなら、必ず幸せな時がやってくるよ」

という励ますために使う言葉もある。

この言葉は本当なのでしょうか。

もし、「自分の人生に幸福と不幸の一定の波がある」というルールが分かったらどうでしょうか。

調子がよい時は、先のことを見通して油断しないようになり、

調子が悪い時は、耐え忍んだ先に昇り始める準備をすることができる。

そのような都合のよい方法があるのでしょうか。

人の人生は多種多様。

しかし、実は、一定の法則というものが存在しています。

その法則を使えば、これからの5年先、10年先に自分に訪れる「流れ」を、ある程度予測することができる。

そうすると、「自分の人生の効果・成果・幸福を最大限実現できる設計」が可能になるです。

この記事では、そんな多種多様な人生を読み解くカラクリの1つを解説していければと思います。

筆者がこのことを知ったときは、目からウロコがボロボロ落ちる思いを体験しました。

興味本位でも構いませんので、是非、様々な方に読んでいただければと思います。



成長カーブ

まずは、人生の法則を読み解くために必要なツールを紹介します。

それは、「成長カーブ」です。

これは、MBA(経営学修士)の教科書に載っているビジネスで知っておくべき知識です。

「ビジネス?じゃあ、自分には関係がないかな?」

と思った方はお持ちください。

この記事のテーマは、「人生のカラクリを読み解く」ことであったはず。

実はこの成長カーブは、人生、人間、人類、組織、国家、全てに関係しているもので、これ1つで何冊も本が書けてしまえるほど深淵なものなのです。

まずは、ビジネス上で使われる「成長カーブ」を説明します。

まず、成長カーブは、導入期、成長期、成熟期、衰退期に分かれます。

これは、1つのビジネスサイクルが回る周期を表し、マーケティング上、どの部分で参入していくかを見極めるために使われたりするものです。

例えば、YOUTUBEは今から参入していくことは難しくなってきていると言われています。

これは、YOUTUBEが今、「成熟期」に入り始めているからです。

つい5年前は、まだまだ顔出しのYOUTUBERはレアな存在で、ある程度のクオリティがあれば、自分が発信する分野でチャンネルを伸ばしていくことができました。

それはYOUTUBEが「導入期」から「成長期」に移行している段階、もしくは「成長期」の初期の段階だったから。

まだまだ参入してくる人たちは少なく、図のように成長カーブを描ける時期であったのです。

しかし、「YOUTUBEは稼げる」となって、たくさんの人たちが後々参入してくる。

そうなると、市場は飽和状態となり、成熟期に突入します。

そうなると、後は「衰退期」

段々とそのビジネスは廃れていくことになる。

ただ、そこから新しく企画やプロジェクトを打ち立てれば、またその新しい企画が「導入期 → 成長期 → 成熟期 → 衰退期」を描いて、新たなビジネスを展開することができるのです。

これは、ディズニーランドがよい例だと思います。

ディズニーランドは、決して「完成」をさせない

常にお客が飽きそうなタイミングで新たなアトラクションや、新たな企画を打ち立てる。

そうやって、成熟・衰退のタイミングを上手く見極め、「導入・成長・成熟・衰退」のサイクルを上手に回しているのです。


企業・組織の場合

ビジネスに通じる法則であるということは、企業にも当然応用できます。

加えて、組織や学級にもこのカーブを当てはめることができるのです。

企業や会社を立ち上げるのは、当然導入期

そして、展開したビジネスが「当たる」と成長期に入ります。

ただ、その当たったビジネスや商品も、いずれ衰退する時期を迎えることになる。

その時に新たな企画をして、それを「当てる」ことができれば、また新たな成長カーブを描く。

一度当てたのをいいことに、何もせずに現状維持を保っていれば静かに衰退の道をたどっていきます。

組織・チームや学級も同じ。

例えば、学級では、新学期になり新たなメンバーや教師が出会うのが導入期

そして、メンバーが上手に作用し始めると、成長が始まる。

そのまま放っておくと成熟、衰退となるが、力のある教師は、あらゆる手立てを熟知しているので、次々と子どもたちに新たな道を示すことができる。

だから、「成熟期→導入期→成長期→成熟期→導入期→成長期」のループを延々と回し続けることができ、最高潮の状態で1年を終えることができるのです。

つまり、新たな挑戦をしなければ、必ず衰退するように、企業、組織、チーム、学級はできているのです。


成長カーブの闇

この成長カーブの観点を用いると、「急成長の裏に隠された闇」を知ることができます。

穏やかな成長をしていけばよいのですが、急激に成長しすぎると、無理がたたり、必ず「闇」の部分が生まれるのです。

例えば、家族がいる社長の場合。

導入期の、ビジネスが当たるかどうかという時期には、家族も社長を応援してくれます。

しかし、一旦「当たり」、急激な成長を迎えた場合は、どう冷静に自分をコントロールしようとしても「調子に乗って」しまう。

これは、心理的に避けることはなかなか難しい。

光が当たり過ぎると、人間は必ずバランスを崩してしまうからです。

若くして売れ、転落していく芸能人、もしくはメンタルが壊れる有名人がよい例です。

すると、家族との不和が起こり始めます。

夫婦の内、一方がポジティブになり過ぎると、必ずもう一方がネガティブのエネルギーをもつよう、場のバランス作用が働くためです。

そうなると、1番弱いところに影響が出ます。

それが子どもです。

子どもが非行行動に走ってしまったり、病気になってしまったり・・・

場合によっては、取り戻せない事態を招くことも、現実にはあり得るのです。

両親が共働きの家庭の赤ちゃんや子どもが、よく発熱するという話があります。

あれは、発熱することによって、両親を自分の元に引き寄せ、命の安全性を保つことができるように、無意識に働く場の作用とも言われているのです。

つまり、あまりに急成長しすぎると、成長によって生まれるマイナス面に気付かない、もしくはケアが間に合わない事態が起こり、大変なことになるということ。

これは、実は、日本という国家の成長にも当てはまっています。

戦後、新たな憲法を発足され、新しい国として出発しました。

これが1950年代。導入期です。

そして、日本は経済が「当たり」、高度経済成長という急激な成長期に入り始めたのです。

光が当たれば、影=闇が生まれる。

その結果、暴力的なヤンキーなどの外向的にマイナスのエネルギーを発散する時代が生まれ、

その次は、不登校やうつ病という内向的にマイナスのエネルギーを向ける時代がやってきている。

そして、成熟期に、新たなIT系ビジネスに国家体制でチャレンジしなかった日本の産業や国家は衰退期を迎えようとしている。

そんなことを、読み取ることができるのです。

そして、これは個人にも当てはまります。

ここから、個人の「人生」にスポットを当てていきます。


個人の場合と12年周期

ここまで読んだ方で、お気付きの方もいるかもしれません。

これは、見事に「人間の一生」に当てはまります。

肉体なことを考えれば、

命を授かり、赤ちゃんとして育てられるのが導入期

子ども~青年、のように、グングン成長を感じていくのが成長期

そして、「ベテラン」と呼ばれ、肉体的、体力的には劣っても、積み上げた経験を使って、濃度の高いパフォーマンスや提案ができるのが成熟期

最後に、現役を退いて、老後を過ごしていくのが衰退期です。

一方で、成長カーブは「人間の一生」という大きな枠組みでも捉えることができるのですが、「導入期をさらに4つに分けた成長カーブ」のように、細分化して考えることができるのです。

この人間の一生を細分化すると、成長カーブの循環が12年周期で現れるという考えがあります。

例えば、筆者の場合で考えてみます。

「教育」という仕事に関連する12年周期です。

筆者は学生時代に、教育実習やボランティアに行き、「教育」というものに目覚めました。これが2010年頃。導入期の始まりです。

そこからは海外にいた時期もあるので、教育一本で見ることはできないかもしれませんが、英語の勉強にハマっていたので、人生としては昇り調子な時期。

そして、そのまま教員になります。この時は2013年頃。
丁度、導入期からの3~4年が経過した頃。

この辺りから、成長期に入り始めます。

そして、「教育」に熱中し、非常に活動的になり、あらゆる物事を吸収していきました。

その時期が新卒1年目から新卒5年目ぐらい。

成長期の4年間です。

周囲から

「君は人が10年かかってやることを3年でやるね」

と言われたことがあるので、かなりの急角度の成長期だったのだと思います。

そうなると、当然、闇の部分が生まれる。

自分のメンタルのバランスを保つことができなくなり、低迷期に入ります。

このメンタルが不調な時期が4年間ほど続きました。

これが成熟期です。
(本来な緩やかな成熟だと思いますが、無理をしたために、停滞するような成熟期を迎えました。)

そして、メンタルの回復を感じ始め、気分が上向きになってき始めた時、ようやく自分の現状を冷静に考えることができ、教員という仕事から次に移るとき、と判断することができたのです。

つまり、衰退期の時に、新たな分野=導入期に移ることができたということです。

大学卒業から、丁度12年です。

今の職場や、ブログをやっていることは快適ですから、上手に導入期に入ったのでしょう。

ここからは順調に成長していく時期が来そうですが、あぐらをかいていると、成熟期~衰退期の状態を見逃してしまうかもしれない。

そんなことを考えながら、いつでも新たなことにチャレンジできる自分を整えておくという気持ちで、日々、意識して動いているといった感じなのです。

この十二年周期は季節にも例えられます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

春・・・生命の始まり。導入期。
夏・・・生命の成長。成長期。
秋・・・実りの収穫。成熟期。
冬・・・枯れて新たな種子を残す。衰退期。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうでしょうか。

先の「流れ」が何となく分かるということと、

分かることによって、準備ができるという意味をお伝えすることができたでしょうか。


まとめ

日本には、厄年という考え方がありますが、厄年は、先人たちが共通して、これぐらいの年齢になると様々な支障が起こるという法則を受け継いでくれた結果、できた文化だと思っています。

厳密に、厄年は12年周期ではありませんが、この記事で紹介した成長カーブの法則と、厄年の共通点などを考えてみても、新たな発見があるかもしれません。

この記事で紹介したことは、絶対当てはまるわけではないかもしれません。

一方、「法則」ですので、ある程度の共通点は各々に見いだせることかもしれません。

このような視点をもちながらも、とらわれ過ぎることなく、大局を見ながら、自分の人生設計をしてみるのも、損はないのではと思う次第です。

純粋な感想でも有難いですし、「これにも当てはまるんじゃない?」などの意見があれば、聞かせていただけると幸いです。


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明日の記事は

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