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【タイパ・コスパ最強】定価の10倍の価値を生む「読書術」

今週も始まりましたね!

一気に冷え込んできた11月中盤。

体も心もあったかくして過ごしていきたいですね😊

共育LIBRARYへよくぞおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


月曜日ということで、今週の「お品書き」を発表します‼️

今週LIBRARYに収める記事たちのラインナップです🎵

📘今週のLIBRARYのラインナップ📗

(2023.11.13~11.19)

【月曜日】
《タイパ・コスパ最強》定価の10倍の価値を生む「読書術」
【火曜日】
卒業式前日の学級会。あなたなら何をする?前代未聞の提案内容とは?
【水曜日】
3日間で25m達成!?平均距離300m伸び ウソのようなホントの水泳指導
【木曜日】
仕事・勉強が楽しい人VSそうではない人 ~知的好奇心が人生に与える影響~
【金曜日】
ADHDなのに「締め切りいつだっけ?」と頼られる究極の手帳・メモ術(一部有料)
【土曜日】
《結論》運動が最強
【日曜日】
「ワーキングメモリ」のトリセツ。記憶の最大値を伸ばすには

是非、楽しみにしていてください✨


『第53回全国大学生活協同組合連合会による学生調査』で、興味深い調査結果が発表されました。

「読書時間ゼロ」の大学生が、遂に過半数を超えた

という内容です。

確かに、現代は、SNSやYOUTUBEで幾らでも情報を収集することができます。それも無料で。

また、本をわざわざ購入しなくても電子書籍で読むという選択肢もあります。現に、筆者も電子書籍を使っています。

そのような事情を踏まえた上で言います。

「それでも読書(紙媒体)がタイパ・コスパ最強である」

と。

なぜ、今尚、読書なのか。
どのように本を選ぶのか。
目的によってどう読書術を使い分ければよいのか。

といったことに関しての筆者なりの考えや経験をお伝えしていければと思っています。

筆者は毎年100~200冊の本を読みますし、

「本」にかけては、数百万円は投資してきているはずです。

10年前に比べ、筆者の読書の実力は明らかに向上している実感があります。

読書の実力とは、本の目利き、読むスピード、活用法などなどです。

そのようなことを踏まえ、何かの「気付き」がある記事にしていきたいと思いますので、是非、最後までご覧ください。



なぜ、今、読書なのか?

筆者は、これまでに様々な発達の特性に関する記事を作成しています。

読書には、向き不向きがあります。

以前に記事で書いた4タイプに分かれる人間の認知特性。

4タイプの内、読書に向いているのは、おそらく「視覚優位者」と「言語優位者」である可能性が高いと言えるでしょう。(詳しくは下記記事参照)

ただ、このnoteは、文字媒体中心ですので、「文字」に抵抗が少ない人たちが集まっているはず。

だからこそ、読書の大切さというテーマは発信がしやすい一面もありますが、「読書をしなければならない」というプレッシャーになり過ぎないように、読書の魅力を語っていけたらと思います。

整理しやすいように以下の項目に分けて説明をしますね。

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

❶人を成長させる出会い
❷師匠を複数もてる
❸エネルギー交換の法則

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢


❶人を成長させる出会い

人が成長する出会いは2つあると言われています。

それが

人との出会い

本との出会い

です。

筆者は、その2つを分ける必要がないと思っています。

なぜなら、本との出会いは、人との出会いそのものだからです。

本をいうものは、著者がそれまでに生きてきた経験、学んできたことを、自分の全エネルギーを投入して書き上げるものです。

その本には、その人の考え方や人格が宿っています。

すなわち、その人そのものと出会っているようなものなのです。

しかも、普段ならなかなか出会えない有名人、もしくは、実際に会うことは不可能な、この世を去ってしまっている人とも出会える。

それが、読書がもつ大きな、大きな魅力です。


❷師匠を複数持てる

もし、年収1億稼ぐ方に教えを請おうとしたら、一体どれぐらいのお金がかかるでしょうか。

年収1億ということは、少なく見積もっても、時給1万円~2万円の価値を生み出す存在であるということです。

それをマンツーマンで、10時間教えてもらったら、数十万円の費用がかかります。

「そんな余裕はないな・・・」

と誰もが思ってしまうでしょう。

それを可能にするのが読書なのです。

読書は著者との対話、そして自分との対話です。

筆者は、

「その道を極めた師匠に教えてもらう」

つもりで、本を読むことがあります。

すると、

時給換算すると凄まじい価値をもつ人物が、自分という存在のために、貴重な時間を使い、熱心に、丁寧に、教えてくれる

という至れり尽くせりな「錯覚」を覚えて、学ぶことができます。

しかも、かかる費用は、本来払うべき金額の100分の1以下

これほどタイパ・コスパのよい投資はないと思うのです。


❸エネルギー交換の法則

筆者は、世の中には「エネルギー交換の法則」があると思っています。

それは、

「費やしたエネルギーの分だけ、自分に身に付くものがある」

という法則です。

YOUTUBEでも、SNSでも得られる情報はある。

ただ、「その情報を得て、実際に行動を起こす確率は、読書よりも低い」のが筆者の場合です。

読書は、文章を咀嚼して、想像しながら読まなければいけない為、集中力を必要とします。

しかも結構長いので、他の媒体に比べ、時間もかかります。

すると、

「折角お金を払って、時間も使って、自分の貴重なエネルギーを消費したのだから、何か1つ実生活に生かそう」

という心理が働きやすくなる。

もちろん、1番何かが身に付くのは、「実際に行動してみること」です。

ただ、読書はその「行動」につなげることができる「架け橋」として、1番よいツールなのではないかと思っているのです。


本を選ぶ視点

昔に比べて、現在は、随分と本を選びやすくなったと思います。

その選びやすくなった1番の原因は、何と言っても

レビュー

でしょう。

「レビュー数が100を超えている本にまず外れはない」

と筆者自身は思います。

レビューの★5が多い本は、「素晴らしい本」であることは間違いないと思いますし、

レビューが★5と★1に分かれているのは、「面白い本」であることは間違いないと捉えます。

後は、自分の心の赴くままに好きな本を読むのが1番。

筆者は、教育に限らず、心理学、ビジネス書、経営者の本、健康に関する本、経済、様々な考え方を学ぶ本など、自分の興味の赴くままに様々手をつけています。

最近読んだ本に

『納豆の快楽』(小泉武夫著)

という本があるぐらいなのでジャンルはこだわりません笑

(ちなみに筆者は納豆愛好家です笑)


目的によって使い分ける読書術

読書法自体について書かれた本も何冊か読んだことがあります。

ただ、合う方法、合わない方法もありましたので、様々試した中で落ち着いた、筆者が現在行っている読書術を紹介します。

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

❶同時並行で読む
❷斜め読み
❸本はメモ帳
❹修養書は少しずつ
❺面白い本はじっくり
❻人生の柱とする本は繰り返す

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢


❶同時並行で読む

悲しいお話ですが、年齢を重ねていく内に、全てに対し集中力の持続時間が少しずつ減ってきている実感があります笑

それは、体力と集中力が相関関係にあるからでしょう。

ということは、

「1冊の本に使える集中力は段々と減少していく」

ということになります。

だからこそ、複数の本を同時並行で読むのです。

筆者の場合は、例えばnoteの記事を書き、

「なんか集中力切れたなぁ・・・」

とボーっとしているときに、視界に本が入ると、何かを考えることなく手に取ります。

読書をしながら休憩し、回復したら、また何かの活動。

そして、合間にまた本を手に取る。

といった感じで読書をしていくのです。

とは言っても、同じ本は飽きてしまうので、コロコロと本を変え、気分を入れ替えます。

1日に3~4冊の本を少しずつ読んでいるイメージです。


❷斜め読み

筆者は目的によって本を読む方法を分けています。

例えば、研修の講座をつくるため、依頼された記事を書くため、そういった仕事としての情報収集の場合では、「斜め読み」で本を読みます。

「講座や記事に必要な情報を探す」

という目的の元、ハイスピードで3~4行を1つのまとまりとし、上から下にザっと流し、次々と情報を「検索」していくのです。

「それでは重要な内容を読み飛ばしてしまう」

という意見もあるようですが、筆者はそれでもよいと思っています。

「人間には潜在意識があり、必要な情報は目に留まるようにできている

と筆者は考えているので、目に留まらなかったならば、

現在の自分にはまだ出会う必要がなかった情報なのだ」

と、ある種割り切って本を読んでいるのです。

また、パレートの法則の応用で、

「本の中の本当に必要な情報は20%しかない」

という視点をもって本を読んでいるので、

「読み飛ばす部分があってもよい」

と考えているのです。

「斜め読み」以外にも「フォトリーディング」という方法も試しましたが、筆者にはこれは合いませんでした。

これは、本のページを写真のように脳にダウンロードしていくやり方なので、おそらく冒頭で述べた認知特性4タイプの「視覚優位者」に適している読書法なのではないかと思っています。



❸本はメモ帳

筆者は、

「本はメモ帳だ。大いに汚しなさい。」

とこれまで教えてもらいました。

ですので、

「これは講座や記事の中心となるな」

と思った「キーブック」は大いに汚しています。

まずは読みながら重要箇所にマーカーを引く

その時に思いついた発想を本に書くときもある。

その上でさらにノートに重要箇所を書き出す

さらに、関連する分野の知識がいつかたまってきたら、ノートに一覧でまとめてみる

そのような形で、本をメモ帳のように使いながら、最終的には

「どうアウトプットするのか」

という視点をもって本を読んでいました。

アウトプットしなければ、忘れてしまいますから。


❹修養書は少しずつ

よく、「研修」という言葉を耳にします。

「研修」は、「研究」と「修養」に分かれます。

教師の世界の「研修」は、「研究」ばかりで「修養」に焦点を当てたものが、全くといっていいほどありません。

「修養」は「心の在り方」を学び、変容させていく勉強です。

自分にはない視点・発想の考え方を知ることで、自分自身のを広げていく。

他者理解を深めていく。

それが自身の理解を深めていくことにもつながる。

そのような「心を養う」読書の場合は、毎日、数ページ、朝に読むようにしています。

朝に読むと、「心を豊かにする方法・考え」を1日の生活の中でどう生かすかを考えながら過ごし、1日をより価値あるものにできるからです。

一気に読んでも自分の中ではなかなか落ちていかないことが多いため、じっくり、1ページ1ページを味わい深く読んでいくのです。


❺面白い本はじっくり

純粋に読んでいて楽しい本。

のめり込んでしまう物語、小説。

これまで出会ったことのない異次元の発想から書かれた本。

そのような本は、「純粋な読書の楽しさ」を存分に味わうために、普通に1ページ1ページスピードをコントロールすることなくじっくり読んでいきます。

ペース配分を考えることもなく読みますし、時には、一気読みしてしまうときもあります。

このような本に出会えるのは、人生の財産となっていくでしょうね。


❻人生の柱とする本は繰り返す

筆者は20代のときに

「人生の柱となる本に10冊出会え」

という話を教えてもらったことがあります。

「柱となる本」というのは、

「50回でも繰り返して読んでしまう本」

のことです。

そのような本は、経験や気付きの積み重ねがワンランク上になる度に、読み返すと新たな学びがあります。

それだけの重厚な内容と奥深さがあるからこそ、「人生の柱」とも呼べる存在になるのです。

また、人間は、7回同じ情報に触れると、それが脳内にダウンロードされるという性質があります。

7回読み終わる頃には、その情報は

「人から教えてもらった情報」

ではなく、あたかも

「自分が思いついた情報」
「やっていて当たり前の情報」

に変化していくのです。

それぐらい「当たり前」になった情報であれば、毎日の生活の中で自然と行動に移したり、自然と考え方や視点を活用したりするようになります。

そのような意味で「50回読む本」を人生の柱とする。

筆者は、まだ6冊ほどしか出会っていませんが、柱となる本を何度も何度も読み返してきたことによって、

「20代で社会人人生の基盤がつくれた」

と思っています。

まだまだあと4冊。

「いつか出会えるかもしれない」

と思いながら、新たな本たちと出会っていくことを楽しんで日々読書をしています。


読書をすることによって訪れる成長

冒頭に、10年前に比べて明らかに読書の実力が向上してきたということを書きました。

ここからは、具体的にどのように変わったのかを記していきます。


❶本の目利き

前の章でレビューのことを書きました。

レビューがあれば、大抵の本は「当てる」ことができますので、現代は「本の目利き」はそれほど必要ないのかもしれません。

それでも、確信をもって「これはいい本だな」と購入する自信は培われましたし、本を読み始めただけで「この作者はいい」ということが大体分かります。

序章の「書き方」「書きぶり」から、段々と著者の人格が浮かび上がるようになってきているからです。

このような人格の人、このような文章力の人であれば、クオリティの高い内容だろうと見抜けることが多くなってきました。


❷読むスピード

これは、速読になったという話ではありません。

読書を続けていくと、同じような情報に何度も出会うことがあります。

なぜなら、どのような職業だったとしても、その道を極めていけば、大体同じ境地にたどり着くからです。

だから、何度も出会い、既に「自分の体の一部になっている」情報であれば、サッと流して読むことが多くなります。

ですので、初めて触れる情報の割合が少なくなり、読む必要があるページ数が減るので、結果的に読むことが速くなるのです。

シンプルな自己啓発本などは、結構内容も似ているので、20~30分でザっと読んでしまえます。


❸つながりが生まれる

これが、読書を続けていく上で訪れる1番の成長です。

教育であれ、ビジネスであれ、料理であれ、運動であれ、

「その根底には同じ原理原則が流れている」

突然脳がスパークする瞬間が訪れる時があります。

また、教育関係で言えば、

幼児教育や心理学、療育など、これまで「点として学んできたもの」が、ある日突然「点と点が結びつき一本の線になる」ことを何度も経験しました。

そのような

共通点
意外なつながり
人間の不思議

のような閃きが当然訪れてくる瞬間が、今まで読んできた本の数に比例して増えてきている気がします。

よく

「森羅万象全てのことがつながる」

ということを唱えている、読書家の方々がいます。

ですので、筆者は、

「読書を続けていくと最終的にはそのようなステージに行き着くのでは?」

と朧気ながら思っているのです。

そのステージにいつか到達できることを夢見ながら読書を続けるのも、1つの楽しみ方と言えるでしょう。


SNSや電子書籍との役割分担

最後に、SNSや電子書籍との役割分担を述べて終わりにしたいと思います。

文字媒体、映像媒体のSNSは、情報の「きっかけ」を得る場だと思っています。

「それ面白い!」
「そんな発想あるんだ!」

という気付きを得てからの

「よし、もっと調べよう」

本の購入、もしくは別媒体の調査につなげるために使うもの

もちろん、単純な娯楽として使っている部分も大いにあるので、それはそれでOK。

ただ、重要なのは、

「SNS媒体で得た情報で完結させない」

ということだと思います。

電子書籍も「辞書」としてのポジションで使用することが多いです。

必要な情報をサクッと読んで調べることができる。

読書よりも、のめり込み度を一歩浅くして流しながら読むといった感じです。


まとめ

読書は、何歳になっても続けることができる自己投資です。

年齢を重ね、体力が減少してきても、読書は続けることができます。

また、読書をして新しい知恵を探し、身に付けることを習慣化している人にとっては、

若い世代の新しい技術や考え

といった、急速に訪れる世の中の変化に対しても、比較的早く順応していけるのではないかと思っています。

教員時代は、夏休みこそが学びを蓄積できる時でした。

そう思っていた筆者は、夏休みに大量に本を買い込んでいました。

そしてやって来る9月のAmazonの請求。

ある年には、それが15万円を超えている時があり、流石に背中に嫌な汗をかいた記憶があります笑

読書を楽しむことは大事ですが、程度を間違えないように、皆さんも、お気を付けください笑


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「コメント」も残してくださる有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。

いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!

明日の記事は

卒業式前日の学級会。あなたなら何をする?前代未聞の提案内容とは?

です。

世の中の常識にとらわれない傾向のある!?筆者が、卒業前の学級会で奇想天外な提案をした内容をお届けします。

是非、楽しみにしていてください🎵

皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊



📘今週のLIBRARYのラインナップ📗

(2023.11.13~11.19)

【月曜日】
《タイパ・コスパ最強》定価の10倍の価値を生む「読書術」
【火曜日】
卒業式前日の学級会。あなたなら何をする?前代未聞の提案内容とは?
【水曜日】
3日間で25m達成!?平均距離300m伸び ウソのようなホントの水泳指導
【木曜日】
仕事・勉強が楽しい人VSそうではない人 ~知的好奇心が人生に与える影響~
【金曜日】
ADHDなのに「締め切りいつだっけ?」と頼られる究極の手帳・メモ術(一部有料)
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「ワーキングメモリ」のトリセツ。記憶の最大値を伸ばすには


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