【日記】9月30日〜10月6日
9月30日
9月最終日。今の持ち場での3ヶ月の作業もひとまず今日で一区切り。と言いつつ今週は移行期間なのであと数日だけお世話になる。半日は肉体労働の部署に行く日々。
肉体労働の部署は比較的静かな状態が続いているようで夕方になってから移動。30分ほどの残業で終わり、そこから今後自分が担当するデータ入力についての研修。来月からの準備は進む。
活動休止中のとあるバンドからギタリストが全員脱退したとの知らせを見る。これでメンバーはほぼ1人きりになったそう。2015年に一度解散した数年後に再結成したのは良かったとして、こうなってしまうとバンドとして一番悲惨な姿を見るようで何だか悲しくなった。やはり解散したままの方が良かったのかもしれない。
10月1日
引き続きいつもの持ち場での作業。数字という目に見えない敵と戦っているような気持ちになる。
11月から最近ヘルプで来ていた他営業所の古株の事務員さんがこちらへ移動になることを知る。かなりキツめなところもあるので覚悟を決めて受け入れるつもり。
夕方になり肉体労働の部署は比較的穏やかな様子。しかしこういう時にダラダラと残業する癖がついているのでそれを回避すべくヘルプに入るようにとの要請。明らかに「何で今日来たのか?」という様子だったのでとりあえずメンバーや配送さんの尻を叩くようにどんどん進めていく。30分弱の残業に留める。
夜、デヴィッド・ボウイ「ムーンエイジ・デイドリーム サウンドトラック」を聴く。
10月2日
肉体労働の部署のメンバーがお休みの日なので1日ヘルプで入る。まさにリハビリ。
久しぶりに早出して朝から作業をひたすらやる。季節外れの暑さにやられつつも昼休憩以外は水分補給以外は休まずに動き回って定時ちょっと過ぎに終わる。
それから帰ってきた配送さんの積み込みを手伝ったりして結局最後までひとり残る。移行期もあと2日。
夜、細野晴臣「フィルハーモニー」を聴く。
10月3日
前日の疲れが残る中で持ち場へ行く。手元のPDAで逐一作業の進捗状況が分かるのでこまめにチェックする。昼になっても肉体労働の部署の作業が全く進んでいないことに訝しがっていると昼休み明けに先輩がやって来た。「データ見た?朝からあいつらは一体何をやっているんだ?」ということで昼過ぎに移動。
「今日は早いんですね」という呑気な言葉を聞きつつやれることをやる。一進一退の攻防のまま残業時間に突入。小一時間の残業で終わる。
10月4日
4月から半年と1週間続いた"勉強期間"の最終日。いつまた呼び出されるか分からない状況で自分がいる間にしか出来ないことをやる。PDAを見ると今日はかなり落ち着いているようで自分の出番は最後までなかった。定時上がりとなって3ヶ月間お世話になった部署の方々にお別れの挨拶。
「終わっちゃったね」
「いなくなっちゃうのかあ」
そう言われると何だか退職するような雰囲気になる。実際3ヶ月単位で部署を移動していたので今年3回転職したみたいな気分ではある。
思い返せばこの半年間はずっとラジオが流れる毎日だった。思いがけず懐かしい歌が流れて来て一緒に口ずさんだり、嫌いな歌を耳にして思わず渋い表情になったり。様々な音楽に触れる日々に身を置いたことで"水曜日のカンパネラ"に出会えた。それは久しぶりに訪れた予期せぬ音楽の贈り物だった。
水曜日のカンパネラのライヴを楽しみにしつつ来週からまた騒乱と混沌の日々に向かう。
夜、阿部義晴「風花雪月」を聴く。
聴きながら自分が初めて見に行ったライヴのことを思い出す。1998年の秋に行われたこのアルバムのリリースライヴが生まれて初めてのライヴ体験だった。当時中学2年生。会場は原宿アストロホール。同時期に奥田民生の"ひとり股旅"ツアーが開催されていたけれどチケットが取れず、「ならば阿部Bだ」と思い立って見に行った。もう断片的にしか覚えていないけれど"開店休業"にいたく感動したことは忘れない。
10月5日
夕方まで家で過ごす完全なるオフ日。たまにはこれくらいダラダラ過ごす休日も必要だ。
夕方、小雨降る中買い物へ行く。何故かオアシス「ファミリアー・トゥ・ミリオンズ」のハイライト盤を買う。
カタカナ「プラスチックティック」を聴く。ちょうど5年前、2019年の今日リリースされた名盤。リリース直後に始まったコロナ禍の影響もあり充分なプロモーションが出来ないままなのが本当に悔しい。もっともっと多くの人々に届けたい作品。
10月6日
半年ぶりにマッサージへ行く。
ここ最近の二刀流のせいで肩凝りが酷いのと腰痛も復活しそうな雰囲気なのでメンテナンスの必要を感じた。やはり「何故坊主にしちゃったんですか?」という質問から始まった。ストレス解消の効果があるオイルを使ったリフレと60分のマッサージで身体が軽くなった。
一度帰宅して昼寝してから先日坊主にしてもらった床屋へ行く。1ヶ月半が経ち、髪の毛がまだらに伸びてきたので整えてもらったらちょっとだけ"お洒落坊主"のような見た目となって良い感じに。小さな床屋なので自分以外にはお客さんがいないため静かなのが心地良い。これからも利用しようかと考え中。
サディスティック・ミカ・バンド「別嬪」を聴く。
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