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【日記】3月9日〜3月15日

3月9日
日常に生きる
春フェアは終わった。いつもの月曜日。

InKを聴く。「good that you come」の美しさは今時分にピッタリである。

3月10日
日常に生きる
消毒液のセットを全店舗に送る。何でも「アルコールより殺菌力は高いけれど、赤ちゃんが間違えて少量飲んでも大丈夫な消毒液」らしい。カタログを見るとなかなかの値段だったが。

来週水曜日開催予定のThe Broken TVライヴがキャンセルになった、という知らせを受けて29日開催予定のdis-coveredについて思う。
目の前には正解がふたつあって、どちらを選んでも正しい選択。今のところは楽しい方を迷わず選ぶ。けれど、状況によっては苦しい方を選ばなければいけない。どちらにしても責任が生じるのは確かなので、色々なことを考える日々。

3月11日
日常に生きる
東日本大震災から9年。あの日を思い出す時に同時にやって来る何とも言えない感傷的な感覚は一生消えないだろうなと思う。とても個人的なことなのでここには書かない。

医療関係で働いている知人から感染防止対策のアドヴァイスを沢山いただく。対策についてのリストを作っていたらふとアイデアが浮かんできた。

3月12日
日常に生きる
本来なら今日から某駅ビルの10%オフが始まる日。残念ながら中止になってしまったので、いつもの木曜日になる。慌ただしさがない代わりに先の見えない不安が漂う。

スチャダラパーを聴く。気持ちがほぐれる。

3月13日
日常に生きる
春物の新作があまりにも売れないので、セール品を大量に出荷する。夏と年末にしか見ないはずの光景を目の当たりにして再び不安な気持ちになる。
聞くところによると売り上げも作る商品も予定の半分程度らしい。憂鬱な春は続く。

夜、ヒガシノメーコさんと電話で打ち合わせ。

3月14日
雪が舞う寒い日。楽しみにしていたF1も中止になった。娯楽やスポーツもなくなりつつある。そんな中でオリンピックは予定通り開催する、と言い続けるのはやはり無理があるように思う。

大滝詠一「ゴーゴーナイアガラ」の1986年リミックス盤を聴く。80年代らしいミックスが個人的に好き。

3月15日
昼は練馬へ。イナダミホさんのワンマンライヴ。
こういう時だからこそ、より深く響く歌があって、こういう時だからこそ、より力強く響く歌がある。イナダさんのワンマンライヴにかける強い思いや音楽を届けたいと願う気持ちが心をグイグイ揺さぶって来た。ドラムのマーシーさんが叩き出すグルーヴによって増進されたポジティブな音の世界はまさに圧巻。素晴らしいライヴだった。
別れ際にイナダさんから優しい言葉をいただいて嬉しい気持ちで電車に乗り込んだ。

練馬から電車を乗り継いで夕方は千葉へ。
個人的に千葉に行くときには必ず食べる「鷹の羽ラーメン」を久しぶりに食べて相変わらずの美味しさをひたすら礼讃する。
開店直後で他にお客さんもいないので、店主代行で厨房に立っていた店員さんと話し込む。何故かチェーン付きタイヤの重要性や高校生の頃から髭面でギャンブル場に行っていたなど、ディープな話を次々に繰り出す店員さんの巧みな話術を存分に味わう。

ラーメン屋から程近いライヴハウスに入ると、飛び交う言葉は英語ばかり、目の前で熱烈なキスを交わす恋人達、絶え間無く酌み交わされるビールジョッキの数々。もはや日本ではない。ここはアメリカだと思う。
バンドも日本人バンドはカタカナ以外は1組だけ。そんな状況でいつもよりも切れ味の鋭い音を切れ間なく連射してフロアを瞬く間に沸騰させてしまった4人は完全に無敵モードに入っていた。
イナダミホさんやカタカナのみんなに会えるのは3月29日。とにかく無事に開催出来ることを祈るばかり。

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