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【やる気スイッチは”デザイン”するもの】


「やる気スイッチ、僕のはどこにあるんだろう?

見つけてみせるよ。君だけのやる気スイッチ」


CMでよく流れているこのフレーズ、誰もが一度は聞いた事があると思います。

そして、この言葉を受けて

「自分のやる気スイッチはどこにあるんだろう?」

そんな風に真剣に考えた事がある人も多いのではないでしょうか。


そして、ついついやる気が無い時には、「今はやる気スイッチがOFFだ」

なんて言って、簡単に諦めてしまう人も中にはいたんじゃないでしょうか?


今日は、そんな方々に向けて、やる気スイッチの「真実」をお伝えしたいと思います。


やる気スイッチは元々、”無い”


めっちゃやる気に満ち溢れている時と、全くやる気が無い時って、人間ならどちらもありますよね。

だから、「やる気スイッチ」は確かに存在していて、どこかのタイミングで「やる気モード」と「やる気が無いモード」の切替が起こっている。

そんな風に感じている人が、もしかしたら居るかもしれません。


でも、もちろん知ってると思いますが

やる気スイッチなんて「スイッチ」は端から存在しません。


モチベーションというのは、かなり複雑で様々な要素が関与して発露するものです。こちらの記事でも丁寧に説明しました。

そのモチベーション(やる気)が、くっきり「ON」と「OFF」に

明確に切り替えられるなんてことはありません。


ルーティーン(モチベーショントリガー)を作る


ではやる気にスイッチが無いなら、やる気は調整が効かない?

その時々の気分に身を任せる他に手立ては無い?



そんなことはないですよね。

現役時代のイチロー選手を思い返してみてください。

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やる気が無さそうに打席に立っている姿を見たことありますか?

その時々の気分に身を任せて、あれだけ継続して結果残せるんですかね?


恐らく無理でしょうね。


毎回鋭い眼差しで、投手を見つめ、テレビ越しでも伝わる高い集中力で戦っていた。だから、あれだけ圧倒的な結果を出し続けられたんですよね。


じゃあ、イチロー選手はどのように、やる気をコントロールしていたのか?

ズバリ、「ルーティーン」です。



いつも決まった動作を行い、打席に入るイチロー選手。

このユニークなルーティーンが、彼の並大抵じゃないやる気や集中力を高めるのを助けているわけです。

このやる気が漲るきっかけとなるルーティーンを、

「モチベーショントリガー」と言います。



そして、この「モチベーショントリガー」は誰にでも作る事が可能で、これが皆さんにとっての「やる気スイッチ」になるわけです。

だから、「やる気スイッチ」は有るか無いかではなく、作るものという事です。


モチベーショントリガーの習得方法

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[必要なもの]

自分のやる気を導いてくれる「モチベーショントリガー」を作るためには、2つのものが必要になります。

①自分がワクワクしたり、テンションが高まるもの
(好きな音楽やアニメ、好きなアスリートの映像など、何でもOK)

②ユニークなルーティーン動作
(ユニークさが重要。普段無意識にやってしまうような動作は避ける)


[習得方法]

この2つを脳内で結びつける事に成功すると、「ルーティーン」だけでモチベーションをあげる事が可能になります。

方法はとても簡単で、

①によってワクワクしたり、テンションが上がっている状態で、

②の動作を繰り返し行う

だけです。


①によって引き起こされた高揚感を感じながら、②の動作を繰り返す。

②の動作に、高揚感を染み込ませていくイメージ。

これを日々繰り返し行う事で、その動作を「モチベーショントリガー」とする事ができます。

すると、その動作があなたの心をエンハンスする「やる気スイッチ」になるわけです。


自分なりの「やる気スイッチ」


この「モチベーショントリガー」を習得する際に重要なことは、

「ユニークさ」と「同時性」です。

必ずこの2つは守って行ってくださいね!


音楽などで高揚感を感じさせ、同時にルーティーン動作を行い、脳内でそれらを結びつける。

神経科学の大原則である言葉に

「Neurons that fire together wire together」というものがあります。

「同時に発火した神経細胞は結びつく」という意味です。

しっかり覚えておいてくださいね。



これで、「モチベーショントリガー」

つまり自分なりの「やる気スイッチ」の習得の準備は整いました。

説明に従って、自分だけのユニークなルーティーン動作で

「やる気スイッチ」をデザインしてみてください。


きっと皆さんの役に立つはずですよ。




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