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【noteで学ぶ腸内細菌12】ビフィズス菌って何なの?

 こんにちは(o・ω・o)虫圭です。
 noteを見てくださってありがとうございます。
 今回もあなたの人生の役に立つ情報を紹介してまいります。
 
 
 腸内細菌12は、【ビフィズス菌】について調べてみました。
 
 ビフィズス菌(o・ω・o)
 
 あのビフィズス菌です。ヨーグルトに入ってるやつです。ご存知ですよね?
 では、皆が知っているビフィズス菌とはどんな細菌でしょう?
 
 善玉菌。乳酸菌。腸内細菌。整腸効果……。
 
 その他にはどんなイメージがあるでしょうか。
 ぶっちゃけ、私にはありませんでした。上に挙げた4つが私が持つビフィズス菌の知識の全てでした。
 
 あなたはどうですか?
 ビフィズス菌のこと、どれくらい知っていますか?
 
 整腸機能って何でしょうか……?
 
 私と一緒に学んでいきましょう(o・ω・o)

 

ビフィズス菌のこと、
詳しく知って、みませんか?

 
 


■そもそも乳酸菌て何よ?

□乳酸菌とは
 
炭水化物・糖・食物繊維をごはんにして「乳酸」という物質を作る微生物のこと。

乳酸が作られると腸内は酸性に保たれ、悪玉菌の増殖を抑えてくれます。
 
乳酸を作る菌は、ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌だけでなく自然界にも存在し、数千種類以上あると言われています。また、乳酸菌の種類によって特性も異なります。
 
乳酸菌を腸内に増やすには
 
乳酸菌の恩恵を得るには、毎日取り続けることが重要。
 
摂取した乳酸菌は腸内で乳酸を増やしますが、そのまま腸内に定着するのではなく、数日で排出されてしまいます。
そして大量に摂取してもすぐに効果が出るわけではありません。
毎日継続的に取り、腸内に乳酸菌がいる状態を保つことがもっとも重要

 
 乳酸菌=ビフィズス菌
 
 ということではなかったんですね(o・ω・o)
 
 腸内で悪玉菌の増殖を抑える乳酸を作り出す善玉菌のことを【乳酸菌】と呼ぶ。
 
 ビフィズス菌は乳酸菌として有名な代表種。
 って話。
 
 

■ビフィズス菌のこと、ちょっと詳しくなって、みませんか?
 

□ビフィズス菌とは
 
乳酸菌の一種で、主に人間や動物の腸内に存在する代表的な善玉菌。
整腸作用だけではなく、病原菌の感染や腐敗物を生成する菌の増殖を抑える効果があると考えられている。

主に人間や動物の腸内に存在する乳酸菌の仲間で、善玉菌の代表格。
特に乳児の腸内に多く存在しています。
他の乳酸菌と違い酸素を嫌う性質があり、発酵すると乳酸だけではなく酢酸も発生させることから、乳酸菌とは別の種類とされることもあります。

ビフィズス菌は腸内で有害な菌の繁殖を抑え、腸の働きを良くする働きがあります。
ビフィズス菌は酸に弱く、経口摂取によって生きたまま腸まで届けることが難しいため、さまざまな研究がなされています。

腸内に元々存在しているビフィズス菌を増やすためには、その材料となるオリゴ糖などを摂ることが有効とされています。

厚生労働省e-ヘルスネットより

 
 酢酸も生成するんですね、ビフィズス菌(o・ω・o)
 以前紹介した体内共生菌の【バクテロイデス菌】も似た働きをします。

【noteで学ぶ腸内細菌⑩】「痩せ菌」とも呼ばれる人間の腸内にもっとも多く存在するバクテロイデス菌|虫圭

 
 加えて気になるのは、「酸に弱く、経口摂取だと腸まで届けるのが難しい」というところ。
 腸の前に胃酸で死滅しちゃうって話ですね。
 
 プロバイオティクスで多種多様なサプリメントが存在するのはそういう理由からですね。
 
 プロバイオティクスに関しては、後で有益な情報元を紹介します。



■ビフィズス菌のこと、さらに詳しくなって、みませんか?
 

ビフィドバクテリウム ビフィダム

ビフィズス菌、ビフィドバクテリウム ビフィダムとは

ビフィズス菌は酸素のあるところでは生育できない偏性嫌気性菌です。
1899年、パスツール研究所のティシェは母乳栄養児の糞便中よりビフィズス菌を発見しましたが、このときの菌が現在のビフィドバクテリウム ビフィダムです。
菌の形状は桿菌ですが、V字やY字に分岐した特徴的な形を示すものが多数見られるため、ラテン語で分岐を意味するbifidから、初めはバチルス ビフィダスと名付けられました。
ビフィズス菌という名称はこれに由来し、その後、様々な変遷を経てビフィドバクテリウム ビフィダムに再分類されました。


現在までに約30種のビフィズス菌が主にヒトや動物の糞便から分離されていますが、このビフィドバクテリウム ビフィダムはビフィズス菌を代表する基準種となっています。

ビフィズス菌の保健効果

ビフィズス菌は善玉菌としてヒトの腸内環境を整えること、腸内でオリゴ糖などを利用して酢酸、乳酸を産生して、腸内のpHを低く保つこと、大腸菌などの日和見感染菌の菌数を抑えることが分かってきました。
さらにビフィドバクテリウム ビフィダムに属する一部の菌株は、胃の健康に寄与することがヤクルト本社中央研究所の研究で見出されています。
近年はゲノム解析により、ビフィズス菌の保健効果を担う遺伝子が同定されるようになり、今後の研究の進展が期待されています。

ヤクルト中央研究所

 

ビフィドバクテリウム・ロンガム 亜種 ロンガム

□ビフィドバクテリウム・ロンガム 亜種 ロンガムとは
 
ヒトの腸内に棲息する多くのビフィズス菌種は、年齢とともに構成比が変化します。
授乳中は、母乳に含まれるヒトミルクオリゴ糖を餌とする「乳児型」が優勢的に存在し、離乳食が始まると、徐々に「成人型」のビフィズス菌が入れ替わるように増えていきます。一方で、ビフィドバクテリウム ロンガム 亜種 ロンガムは、出生後の早い時期から高齢になるまで優勢的に棲息する珍しいタイプのビフィズス菌です。
 
このロンガム種には、感染防御作用や整腸作用、免疫力活性化、コレステロール低下作用などがあることが認められており、赤ちゃんから大人までのさまざまな疾病予防や健康維持に役立っている重要な菌だと考えられています。

□母から子へ受け継がれるビフィズス菌
 
腸内細菌は自然発生するわけではなく、生まれた直後に多くの菌が腸内へ進入・定着することで、腸内細菌叢が形成されます。
この時に定着する細菌の種類によって、その後の免疫機能の構築や感染防御機構に違いを生じ、生涯の健康状態に影響することが報告されています。
なかでも、粘膜免疫の発達や病原性細菌の感染防御において重要な役割を果たすビフィズス菌の定着は、新生児にとって非常に重要なイベントであると考えられています。
これら新生児のビフィズス菌の一部は、母親から受け継がれていることが、ヤクルト本社ヨーロッパ研究所の牧野らによって明らかにされました。
妊娠中の母親の腸内に生息していたビフィドバクテリウム ロンガム 亜種 ロンガムと同一の菌株が出生後の子どもの腸内からも分離されたのです。
 
母親から受け継がれた菌は、生後3ヶ月を過ぎても乳児の腸内に定着しており、乳児期に長期間棲息していることも示されました。
他の種類のビフィズス菌においても同様に、母と子の両者で同一の菌株が見つかっています。
 
病原菌の感染から身を守るビフィズス菌は、母親から乳児への大切な贈り物の一つだと考えられています。
 
ヤクルト中央研究所

 


■ビフィドバクテリウム モンゴリエンセ

□ビフィドバクテリウム モンゴリエンセとは
 
モンゴルの伝統的な発酵乳
何百年にも渡って、モンゴルの遊牧民はウマの乳を発酵させて作る馬乳酒(アイラグ)、ウシ、ヤク、ヤギなどの乳で作るヨーグルト(タラグ)、ラクダの乳で作るホルモグなど、さまざまな種類の発酵乳製品を伝統的な手法で作り続けています。
中でもアイラグは、搾りたてのウマの乳を皮袋や木桶の中で繰り返しかくはんしながら調製されます。
この飲料は、野菜の乏しい彼らの食生活においてビタミンの摂取も兼ねた重要な栄養源になっており、乳酸菌だけでなく乳糖を利用する酵母の力で1%程度のアルコールも含まれています。

これらの発酵乳は古来からモンゴル人の健康に寄与する重要な食品として位置づけられてきましたが、近年ではプロバイオティクスとして強い関心が寄せられています。
しかしながら、どのような乳酸菌や酵母がこれらの発酵乳に関与しているか詳細にわかっていませんでした。

□アイラグから発見された31番目のビフィズス菌
 
ビフィズス菌は、現在では32の菌種と9つの亜種に分類されており、そのほとんどはヒトや動物の腸内に生息している偏性嫌気性の細菌です。

この菌は、2004年にモンゴルのアイラグやタラグなどの伝統的な発酵乳にどのような乳酸菌や酵母がいるのか調査した時に、ゴビ砂漠と、500km以上も離れた森林ステップ地帯で採取したアイラグから発見されました。
乳酸菌を分離するために使用した寒天培地上にごく小さなコロニーを発見し、細心の注意を払って分離したところ既知の菌種には該当しない菌であることがわかりました。
この菌は好気的な条件でもわずかに増殖することができる性質を持っており、かくはんを繰り返して調製されるアイラグの環境にうまく適応していると考えられています。

渡辺らは、この菌が分離されたモンゴルの地名を尊重してビフィドバクテリウム モンゴリエンセと命名し、発酵乳からビフィズス菌が分離された世界最初の事例として2009年に正式発表しました。
 
ヤクルト中央研究所

 
 
 いやー(o・ω・o)めっちゃ面白い。ビフィズス菌。
 
 最初のビフィズス菌発見は122年も昔の話。
 ビフィズス菌はお母さんからの最初のギフト。
 モンゴルだけで独自に進化した酸素化でも生き残るビフィズス菌。

 細菌の進化を辿ると人類の進化が見えてきそう。
 
 以前noteで、「脳は腸から生まれた」という話(研究者による仮説)をしましたが、色んな角度から人間の体に宿る細菌を見ることができて個人的にとても楽しいです(*´ω`*)
 
【腸の科学】何で腸内環境が大事なのか?|虫圭

 
 

■ビフィズス菌はどう活躍するんだぜ?


ビフィズス菌は人の腸管内に生息し、体に良い様々な働きをしています。
 
□まず第一に挙げられるのは整腸作用(腸内環境改善作用)です。
整腸作用とはビフィズス菌により、腸内有害菌が抑制され腸内フローラバランスが改善し、有害菌によって生成する腸内腐敗産物(アンモニア、インドールなど)が減少し、結果として排便状態が改善する作用です。
具体的には下痢の発生を抑制したり便秘の改善を行うなどです。
 
□また腸内フローラの改善を通じて感染防御の効果も発揮します。
さらに重要な作用としては免疫調節作用があります。
これはビフィズス菌が人体最大の免疫器官である腸管を刺激し、免疫力を高め感染防御、発ガン抑制、アレルギー症状の改善(花粉症など)など様々な効果に通じます。
またビフィズス菌を飲用することによる脂質代謝改善効果なども報告されています。
 
公益社団法人 腸内細菌学会/(旧)日本ビフィズス菌センター

 
 

ビフィズス菌、
花粉症を改善するんですよ(o・ω・o)

 
 ヤバくないですか?
 私は花粉症持ちではないのですが、職場の仲間や友人など、毎年花粉に苦しめられているのを見ています。
 
 そんな花粉性アレルギー症状を、ビフィズス菌は改善してくれると言うのです。
 
 これはヤバい(o・ω・o)(語彙力低下)

 
 
 

■ビフィズス菌がちゃんと取れるプロバイオティクスはどれやねん!?

 
 花粉症やその他多くの病気、体内炎症レベルやメンタルにも高い効果を発揮する腸内細菌ですが、ビフィズス菌をヨーグルトなどで摂ってもその多くは胃酸で死滅してしまうことは前述しました。
 
「具体的にどんだけ胃を通過するときに死んでるの?」
とか
「じゃあプロバイオティクスのサプリメントではどれが良いのよ?」
とか。
 
 データとか検証、身体との相性など多角的な情報は私も持ち合わせていないので、今回は信憑性が高い情報元を紹介しておきます。
 
 
 はい(o・ω・o)パレオの兄貴です。
 
 年間5000以上の論文を読み、
『最高の体調』の著者でもあり、
 プロバイオティクスも自身で検証し紹介されています。


市販のプロバイオティクスには目当ての菌が入ってないかもだぞ!という調査のお話
症状別:正しいプロバイオティクスの選び方を考えてみたぞ
本当にメンタルに効くプロバイオティクスはどれだ?
1日に2,000億の腸内細菌がとれるプロバイオティクス「アルティメットフローラ」が良い感じ


 にわか知識に頼ってサプリメントを買うくらいなら、専門知識と自身の身体で人体実験しているパレオさんのデータを参考にした方が賢いかな、と思いますので紹介いたしました(o・ω・o)
 
 気になる方はぜひリンクのブログを読んでみてください。
 それから考えてみても良いかも。
 
 

 
 ということで、今回はここまでです。
 だいぶビフィズス菌のことを知れたのではないでしょうか(o・ω・o)私は、もっと調べてみよう、と好奇心を強めました。
 
 その他の腸内細菌についてもnoteで紹介していく予定です。悪玉菌にはまだ触れていませんしね(o・ω・o)
 
 
 

(*・ω・)ここまで読んでくださって、ありがとうございます♪
 また発信できる価値のある知識を修得、実践していきますので、ぜひフォロー&スキお願いします♪


 それではまた(o・ω・o)ノシ

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